地下空港・伊藤靖朗脚本・演出 人工知能をテーマに描く“移動参加型演劇”『サファリング・ザ・ナイト』が開催 - 2016年12月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『サファリング・ザ・ナイト』上段左から、原嶋元久、鈴木勝大、山下聖菜、逢沢凛、下段左から、野田孝之輔、奈良坂潤紀、荒木秀行、林貴子

▲ 上段左から、原嶋元久、鈴木勝大、山下聖菜、逢沢凛、下段左から、野田孝之輔、奈良坂潤紀、荒木秀行、林貴子

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「舞台芸術集団 地下空港」主宰・伊藤靖朗の脚本・演出による『SAFARING THE NIGHT/サファリング・ザ・ナイト』が、3月にすみだパークスタジオにて開催される。

スタッフには、LADY GAGAのグラミー賞フェイス・プロジェクションマッピング・パフォーマンスなどを手掛けた「WOW」の浅井宣通が参加。シェイクスピアの『夏の夜の夢』をベースに、近年、猛スピードで発展しつつある人工知能と未来をテーマに盛り込みながら、すみだパークスタジオの特設会場に“パフォーミングアーツ・サファリ・パーク”を立ち上げる。また、観客は着席するのではなく会場を移動しながら観劇する“移動参加型演劇”になるという。

キャストには、ライサンダー役の原嶋元久、ディミトリアス役の鈴木勝大、ハーミア役の山下聖菜、ヘレナ役の逢沢凛のほか、野田孝之輔、荒木秀行、奈良坂潤紀、林貴子(演劇集団キャラメルボックス)ら多彩なメンバーを中心とした総勢40名が集結する。

■伊藤靖朗(舞台芸術集団 地下空港)
人工知能のニュースで花盛りの昨今である。車の自動運転とか、囲碁で人間に勝ったとか、ディープラーニングとか、ガンの診断をしたとか、だんだんと進化を遂げている様子が逐一伝わってきている最中だ。そして2045年ごろ(あるいはもっと早く?)人工知能は人間を追い越すと言われている。追い越したあとも、加速度的に進化を続けるであろう人工知能は、へたをすると、人間が植物を見つめるくらいに、思考の速度が人間より圧倒的に早くなるそうだ。そうなった時、私たちは長らくこの地球の生命の頂点にふんぞり返って座っていたその王座を開け放ち、主役が交代する。やってくるのは、どんな時代だろうか。マトリックスのような機械文明との相克? 共存? それとも現在の延長線上で平和に暮らしている? 一体どうなるのだろう。人工知能がすべての科学技術を想像を絶するスピードで進化・発展させてゆき、人びとを導くのであれば、まるでそれは神のようでもある。圧倒的な支配と被支配の関係が予想できてしまう(そしてそれはもうすでに始まっているとも言える)。それはまるで、自主自立を失った植民地のような状況だろうか。それとも妖精たちの媚薬に浮かれた恋人たちのようであろうか。さて、そんなことを見つめながら、私たちは、舞台芸術を繰り出すのである。一つ、確実に言えることは、俳優も、表現者も、お客さまも、その椅子=立場に座っているわけにはいかなくなるだろう。まるで“声”に突き動かされ戦場に躍り出たジャンヌ・ダルクの如く、私たちはその夜へと駈け出さなくてはならないのだ。予測不能なサファリにて、私たちは車に乗った旅行客か、あるいは猛獣か。答えはもちろん、飛び込まなければわからない。

インフォメーション

『SAFARING THE NIGHT/サファリング・ザ・ナイト』

【スタッフ】原作=W.シェイクスピア『夏の夜の夢』 脚本・演出=伊藤靖朗
【キャスト】原嶋元久/鈴木勝大/山下聖菜/逢沢凛/野田孝之輔/奈良坂潤紀/荒木秀行/林貴子(演劇集団キャラメルボックス) ほか

2017年3月2日(木)〜12日(日)
・会場=すみだパークスタジオ特設会場
・一般前売=2月4日(土)開始
・料金=オベロンゲート(特典付プレミア)7,800円/タイタニアゲート(特典付プレミア)7,800円/オベロンゲート5,500円/タイタニアゲート通常 5,500円

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