来シーズンで開場20周年 新国立劇場2017/2018シーズンのラインアップが発表に - 2017年1月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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新国立劇場2017/2018シーズンラインアップ会見 1 左から宮田慶子、飯守泰次郎、大原永子

▲ 左から宮田慶子(演劇芸術監督)、飯守泰次郎(オペラ芸術監督)、大原永子(舞踊芸術監督)

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新国立劇場は、12日、2017/2018シーズンのラインアップを発表。同劇場内で記者会見を行った。

開場20周年という節目の年を迎える来シーズン。演劇芸術監督の宮田慶子にとって、来シーズンが8年間の就任期間最後の年になる。宮田が「ぜいたくで冒険的」と胸を張ったラインアップ。幕開けは、宮田の念願だったというジャン・ジロドゥ作『トロイ戦争は起こらない』を、栗山民也の演出と、鈴木亮平、一路真輝、鈴木杏らの出演で送る。

また、近年に続き現代欧米戯曲の日本初演にも取り組む。来シーズンは、2015年のピュリツァー賞候補にもなった『プライムたちの夜』と、2014年のローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされた『1984』を取り上げる。『プライム〜』は家庭にサイボーグが存在する近未来を舞台に“老い”というテーマを浮かび上がらせるというもの。演出は宮田が手掛け、同劇場初登場の浅丘ルリ子をキャストに迎える。ジョージ・オーウェルの傑作小説を舞台化し現代社会への警鐘を鳴らした『1984』は、次期芸術監督に決まった小川絵梨子の演出と井上芳雄の出演で上演される。

そして、同劇場での『焼肉ドラゴン』『たとえば野に咲く花のように』『パーマ屋スミレ』の三部作で好評を博してきた鄭義信作・演出『赤道の下のマクベス』も日本初演。同作は、10年にソウルで初演された作品だが、今回の上演にあたり大幅に改訂されるという。

鵜山仁、浦井健治、岡本健一らの顔合わせによるシェイクスピアの歴史劇シリーズ『ヘンリー五世』も決定。再演は、井上ひさしの東京裁判三部作の1作目『夢の裂け目』(栗山民也演出)、長塚圭史、近藤良平、首藤康之、松たか子の『かがみのかなたはたなかのなかに』が決まった。

任期最後は、宮田が「今、最も脂の乗った劇作家」と信頼する蓬莱竜太の新作を、宮田自らの演出で上演。宮田は、蓬莱のことを「現代の悲しみやもどかしさを的確かつ自然体なせりふで書き上げ、しっかりとした演劇的企みを持ち込んでくださる」と話し、「打ち合わせと執筆準備をしているところ。最後に大冒険をしながら新作で締めくくるのはいいんじゃないかなと」と意欲を見せた。

続けて、ラストシーズンに向けて「(これまでのラインアップは)どれも本当に思い出深い。次代を担う演出家にも登場してもらうこともできて、何かしらの少しずつ積み上げができたかなと思っています。最後まで気を抜かずにいい作品をお届けしたい」と意気込んだ。

オペラ芸術監督・飯守泰次郎も宮田と同じく来シーズンが任期最後の年。飯守は「来シーズンは、今シーズンで取り上げられなかった日本人作品が上演できる。ベテランとともに次代を担う若手を登用しました」と話す。ラインアップには「ニーベルングの指環」四部作を締めくくる『神々の黄昏』新制作や、飯守が強く望んできたという細川俊夫の『松風』日本初演などが並ぶ。

舞踊芸術監督・大原永子は「ダンサーに理解力と表現が備わり成長を感じられる」と述べた。来シーズンは、バレエでは『くるみ割り人形』が新制作として上演。ダンスでは、世界的に高い評価を受け、日本の現代舞踏で重要な位置を占める山海塾、大駱駝艦が登場する。

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インフォメーション

【新国立劇場 2017/2018シーズン ラインアップ】

■演劇

『トロイ戦争は起こらない』[新訳上演]

【スタッフ】作=ジャン・ジロドゥ 翻訳=岩切正一郎 演出=栗山民也
【キャスト】鈴木亮平/一路真輝/鈴木杏/谷田歩/川久保拓司/金子由之/大鷹明良/三田和代 ほか

2017年10月
・会場=新国立劇場 中劇場

『プライムたちの夜』[日本初演]

【スタッフ】作=ジョーダン・ハリソン 翻訳=常田景子 演出=宮田慶子
【キャスト】浅丘ルリ子/香寿たつき/佐川和正/相島一之

2017年11月
・会場=新国立劇場 小劇場

『かがみのかなたはたなかのなかに』[再演]

【スタッフ】作・演出=長塚圭史 振付・音楽=近藤良平
【キャスト】近藤良平/首藤康之/長塚圭史/松たか子

2017年12月
・会場=新国立劇場 小劇場

『赤道の下のマクベス』[日本初演]

【スタッフ】作・演出=鄭義信
【キャスト】池内博之/浅野雅博 ほか

2018年3月
・会場=新国立劇場 小劇場

『1984』[日本初演]

【スタッフ】原作=ジョージ・オーウェル 作=ロバート・アイク/ダンカン・マクミラン 翻訳=平川大作 演出=小川絵梨子
【キャスト】井上芳雄 ほか

2018年4・5月
・会場=新国立劇場 小劇場

『ヘンリー五世』

【スタッフ】作=W.シェイクスピア 翻訳=小田島雄志 演出=鵜山仁
【キャスト】浦井健治/岡本健一/中嶋朋子/中嶋しゅう ほか

2018年5・6月
・会場=新国立劇場 中劇場

『夢の裂け目』[再演]

【スタッフ】作=井上ひさし 演出=栗山民也
【キャスト】段田安則/木場勝己 ほか

2018年6月
・会場=新国立劇場 小劇場

『蓬莱竜太新作』[新作]

【スタッフ】作=蓬莱竜太 演出=宮田慶子

2018年7月
・新国立劇場 小劇場


■オペラ

楽劇「ニーベルングの指環」第3日
『神々の黄昏』
[新制作]
2017年10月

『椿姫』
2017年11月

『ばらの騎士』
2017年11・12月

『こうもり』
2018年1月

『松風』[新制作・日本初演]
2018年2月

『ホフマン物語』
2018年2・3月

『愛の妙薬』
2018年3月

新国立劇場 開場20周年記念特別公演
『アイーダ』

2018年4月

新国立劇場 開場20周年記念特別公演
『フィデリオ』
[新制作]
2018年5・6月

『トスカ』
2018年7月


■バレエ&ダンス

『くるみ割り人形』[新制作]
2017年10・11月

『シンデレラ』
2017年12月

新国立劇場 開場20周年記念特別公演
『ニューイヤー・バレエ』

2018年1月

『ホフマン物語』
2018年2月

『白鳥の湖』
2018年4・5月

『眠れる森の美女』
2018年6月

舞踏の今 その1
山海塾『海の賑わい 陸の静寂−めぐり』

2017年11月
・会場=新国立劇場 中劇場

高谷史郎(ダムタイプ)『ST/LL』
2018年2月
・会場=新国立劇場 中劇場

舞踏の今 その2
大駱駝艦・天賦典式『罪と罰』

2018年3月
・会場=新国立劇場 中劇場

森山開次『サーカス』
2018年5月
・会場=新国立劇場 小劇場

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