吉田大八作・演出『クヒオ大佐の妻』主演に宮沢りえ - 2017年1月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する

映画「紙の月」の宮沢りえ×吉田大八タッグが舞台で実現。吉田作・演出で5・6月に上演される舞台『クヒオ大佐の妻』に宮沢が出演する。

映画「桐島、部活やめるってよ」や「紙の月」など話題作を送り出している吉田。2013年には、本谷有希子の小説「ぬるい毒」の舞台化で初めて演劇作品に取り組んだ。このたび2作目の題材に選んだのは、09年の自身の映画作品としても扱った、実在の結婚詐欺師・クヒオ大佐。“ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐”と自称し、1970年代から90年代にかけて「自分はアメリカ空軍パイロットで、カメハメハ大王やエリザベス女王の親類」と偽り、結婚話を交際女性に持ちかけ、結婚詐欺師を繰り返した男だ。今回、吉田は舞台初の書き下ろしにも挑戦し、新たな視点から物語を描く。

「紙の月」で意気投合し、映画撮影後も交流を続けていた吉田と宮沢。ある時、クヒオ大佐の話題で盛り上がったことが、この企画の始動のきっかけになったという。宮沢はビジュアル撮影時にも「映画を観た時からありえない生き方をしているクヒオ大佐に魅力を感じていたのですが、彼が実在し、しかも奥さんがいるらしいと監督から話を聞いた時に、ものすごく自分の中でいい意味で妄想が膨らみました。そんな詐欺師を彼女はどんなふうに待っていたのかなとか、どんなことを考えながら生きていたのかなとか。彼女も彼女できっと相当な女性なんじゃないのかなと、同じ女性としてすごく興味が湧きました」と意欲的に語っていたとのこと。

タイトルロールを担う宮沢りえのほか、岩井秀人、川面千晶、水澤紳吾が、彼女を取り巻く取り巻く人物として出演する。

宮沢扮するクヒオ大佐の妻は、築45年のとあるアパートの一室で、仕立て直しや丈直し、縫い物など、若いころに身につけた洋裁の腕を頼りにし、生活を成り立たせている女性。その部屋に荷物を定期的に届ける宅配便屋の男(岩井)は、本当は作家志望で、処女作のための取材活動をするうち、彼女の夫がクヒオ大佐だというウワサを耳にする。だが、女が語るクヒオは結婚詐欺師ではなく、あくまでもアメリカ空軍のパイロットであり、世界を股にかけて戦い続けているためになかなか帰宅ができないのだという。彼女が狂気にとらわれてしまっているのか、はたまた単にウソをついているだけなのか? クヒオに騙されすべてを捧げた女、クヒオの部下だったという男など、彼女のもとを訪れる人びとと、ひたすらクヒオを信じて待つ妻との間に生まれる化学反応から、その部屋はさまざまな奇跡で満ちていく……。

■吉田大八
一度は映画で決着つけたはずでした。しかし心の底にくすぶり続けた思いは消えず、こうして8年後、再びクヒオ大佐とあいまみえることになりました。おそらく皆さんは「なぜ、また?」とお思いでしょう。だから僕自身も、この作品を通じてその「なぜ、また?」の答えを探していこうと思います。同じくクヒオに魅せられた宮沢さんが、映画では描かなかった“妻”という位置からクヒオを照らしだす、その瞬間を想像して今から勝手に感極まっています。まあ、どう転んでも見ものなのは間違いないです。

■宮沢りえ
映画「紙の月」でご一緒した吉田大八監督と今度は演劇をつくることになりました。信頼できる、大好きな演出家の方とまたお仕事ができることはうれしいですし、クヒオという人の妻を演じることには興奮ととまどいを感じ、いろいろな気持ちの振り子が揺れているところです。特に今回は密度の高い劇場空間の中ですから、役者さんたちだけで生まれるものではなく、お客さまとも一緒に何かを生み出せるはずだと思うと今から楽しみです。どうぞ、皆さんもぜひ私たちの共犯者になってください!

この記事の写真

  • 『クヒオ大佐の妻』宮沢りえ
  • 吉田大八
  • 岩井秀人

インフォメーション

『クヒオ大佐の妻』

【スタッフ】作・演出=吉田大八
【キャスト】宮沢りえ/岩井秀人/川面千晶/水澤紳吾

2017年5月19日(金)〜6月11日(日)
・会場=東京芸術劇場シアターウエスト
・一般前売=3月25日(土)開始
・料金=全席指定 前売7,600円/当日8,000円

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/9027