白井晃演出×志尊淳主演 KAAT神奈川芸術劇場『春のめざめ』製作発表会 - 2017年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
『春のめざめ』会見 1 左から、白井晃、大野いと、志尊淳、栗原類

▲ 左から、白井晃、大野いと、志尊淳、栗原類

ギャラリーで見る(全6枚)


志尊淳主演×白井晃演出で、5月にKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで上演される『春のめざめ』の製作発表会が、同劇場にて行われた。

ドイツの劇作家フランク・ヴェデキントが、1891年に発表した本作は、思春期の少年少女たちの性の目覚めや心の葛藤を赤裸々に描いた問題作。トニー賞を獲得したブロードウェイ・ミュージカルや、日本での劇団四季ミュージカルでも知られているが、今回はストレートプレイとして上演される。

特撮ドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」への出演をはじめ、さまざまなドラマや映画へと活躍の幅を広げている志尊だが、舞台での主演はこれが初めて。物語の中心人物となるメルヒオール役として、思春期の少年たちの苦悩を表現する。

志尊は久々の舞台出演に「身を投げ出す覚悟」と気合いを言葉にすると、この姿に白井は「柔らかくナイーブな青年にお見受けしてたんですが、非常の負けず嫌いで、自分に与えられたものを乗り越えないと気が済まないところを持っている。見た目以上に芯が強く、頑固なところがあり、それが僕にとっては彼にやってもらいたいという引き金になりました」と期待を寄せた。

そのほか、会見での主なコメントは以下の通り。

■白井晃 構成・演出
芸術監督として、19世紀後半から20世紀初頭に書かれた近代戯曲を積極的に取り上げてきましたが、今回は大スタジオの空間に見合っていて、前からやってみたかった『春のめざめ』を選びました。3年間はホールでばかりで、スタジオでの上演は初めてです。この濃密な空間を利用した『春のめざめ』を描けないかと思っています。
不思議で難解な部分もありますが、現代のわれわれの視点から見た時に、このギムナジウムの少年少女たちの気持ちが、現代の若者の姿と呼応するのではないかと考えています。いつの時代も少年少女は時代を選ばずに生まれてくるわけですから、その中でどう社会と対峙しながら生きていくのか、今読んでも新鮮さを持っていると感じ、選びました。
ご存知の通りミュージカルでヒットしましたが、もともとはストレートプレイの戯曲で、私にとっては、ミュージカルになったのが意外な感じで、あれをどうミュージカルにするのかと思ったくらいです。むしろ、劇団四季やブロードウェイ版を観ていないので、まったく白紙。自分が戯曲から感じるものをそのままつくっていきたいと思います。
【キャストに向けて】
若い俳優たちとつくることで、私も彼らが何を考えているのか、若い感覚・感性の中でどうやって俳優という作業に取り組んでいるのかということを見つけていけるのではと考えています。正直、技術よりも、−技術はやればついてくるものですから努力はしてもらうけど−、今だからこそ、3人だからこそ出せる精神性を出してもらえたらうれしいです。

■志尊淳 メルヒオール役
決まった時はプレッシャーが大きくてどうなるんだろうという気持ちが強かったんです。今は、白井さんや皆さんと一緒に「何も失うものはないから、全力で何かに向かってつくり上げる」という気持ちになって、楽しみになっています。
誰しもが通る道であり、(作品に対して)人それぞれ、環境それぞれで感じることが変わると思います。同年代の方にも、ほかの年代の方にも、ぜひいろいろ感じてもらい、いろいろ届けたいという思いで務めせていただきたいと思います。
舞台は久しぶりで、舞台に出ていない期間で何を経験してきたか? その経験をどう表現したらいいか? それ相応のものを提示しないといけない、とか考えていたんですが、今はそういった“プライド”を捨てて、白井さんの胸に飛び込む気持ちで、身を投げ出す覚悟で精いっぱいやらせてもらいます。

■大野いと ヴェントラ役
120年前に書かれているのに、こんな作品があるんだと驚きと魅力を感じたので、今回の出演に誇りを持って挑んでいけたらと思います。ヴェントラは14歳の少女ですが、私はもう21歳なので、その間を埋められるかは、不安でもあるし頑張りたいと思うところ。14歳をもう一度生きたいという気持ちです。志尊さん、栗原さんは役がすごくぴったりだと感じて、本当にすてきな舞台になるなと心から感じたので、足を引っ張らないよう頑張ります。
ドイツのお話なので、まずは当時のどういう生活があったのかを、そして、14歳の女の子の葛藤を理解して演じることができれば少女に戻れるのではと考えています。そういったところを理解して深めて自分の中に落とし込めたらと思います。

■栗原類 モーリッツ役
自分の解釈ややっていることが果たして合っているのかといった不安はありましたが、白井さんにお芝居を見てもらうことはなかなかないことですし、オーディションを受けました。2014年に朗読劇に出演していましたが、今回は白井さんの『春のめざめ』をちゃんとキャスト・スタッフの皆さんと一致団結してつくっていきたいと思います。
モーリッツは皆さんに近い、普通の思春期・成長期にぶつかる男の子で、自分にとっても久しぶりの普通の男の子の役です。僕のすべてをこの舞台に捧げて観に来てくださる人たちに、本当に良かったと思ってもらえる舞台にしたいと思います。

この記事の写真

  • 『春のめざめ』会見 1 左から、白井晃、大野いと、志尊淳、栗原類
  • 『春のめざめ』会見 2 白井晃
  • 『春のめざめ』会見 3 志尊淳
  • 『春のめざめ』会見 4 大野いと
  • 『春のめざめ』会見 5 栗原類
  • 『春のめざめ』会見 6 左から、栗原類、志尊淳、大野いと

 

インフォメーション

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
『春のめざめ』

【スタッフ】原作=フランク・ヴェデキント 翻訳=酒寄進一
構成・演出=白井晃
【キャスト】志尊淳/大野いと/栗原類/小川ゲン/中別府葵/北浦愛/あめくみちこ/河内大和/那須佐代子/大鷹明良 ほか

■神奈川公演
2017年5月7日(日)〜23日(火)
*プレビュー公演:5月5日(金・祝)・6日(土)
・会場=KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
・チケット発売中
・全席指定6,500円/U24チケット(24歳以下)3,250円/高校生以下割引1,000円/シルバー割引(満65歳以上)6,000円、プレビュー公演5,000円(各種割引なし)

■京都公演
2017年5月27日(土)・28日(日)
・会場=ロームシアター京都 サウスホール
・チケット発売中
・料金=全席指定S席5,500円/A席(2階席)4,500円/B席(2階席後方)3,500円/ユース(25歳未満)各1,000円引(枚数限定)

■福岡公演
2017年6月4日(日)
・会場=北九州芸術劇場 中劇場
・一般前売=4月2日(日)開始
・料金=全席指定 一般5,800円/ユース(24歳以下)3,000円/高校生チケット1,500円

■兵庫公演
2017年6月10日(土)・11日(日)
・会場=兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
・チケット発売中
・・料金=全席指定A席5,000円/B席3,000円

過去の関連記事

 

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/9090