小越勇輝、のび太役は「カッコよくならないように」 舞台版『ドラえもん』公開稽古 - 2017年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ドラえもん』稽古 1 左から、鴻上尚史、陳内将、小越勇輝、樋口日奈、皇希、佃井皆美

▲ 左から、鴻上尚史、陳内将、小越勇輝、樋口日奈、皇希、佃井皆美

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『ドラえもん』稽古 17 左から陳内将、小越勇輝、樋口日奈、佃井皆美

▲ 公開稽古の様子。左から陳内将、小越勇輝、樋口日奈、佃井皆美

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鴻上尚史の脚本・演出と、小越勇輝、樋口日奈(乃木坂46)、皇希、陳内将らの出演で上演される舞台版『ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)』。その26日に(日)の開幕に先駆けて、会見と公開稽古が都内の稽古場で行われた。

漫画版の「大長編シリーズ」の同名作品を原作とした本作。動物が人間の言葉を話すアニマル惑星を舞台に、のび太とドラえもんたちが、イヌの少年・チッポとともに繰り広げる冒険を描く。

会見に登壇した小越(のび太)、樋口(しずかちゃん)、皇希(ジャイアン)、陳内(スネ夫)、佃井皆美(チッポ)は、4人とも自分のことを「人見知り」だと言うが、陣内が「撮影や稽古を通して距離が詰まっている」と語る通り、会見は終始和やかなムード。

アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動する樋口は「普段は周りが女の子ばかりで、いつも外の仕事は緊張しちゃって怖かったり不安だったりするけど、『ドラえもん』の稽古場は楽しみに行ける」と笑顔を見せる。佃井が「私もおごたん(小越)も人見知りで2回目の共演なんですけど、だいぶ心が許せるようになりました(笑)」と話すと、小越も「今回は(佃井が)話してくれるし、自分からも話してるし、少しずつ許せるようになってます」と返し、このやりとりに、陳内が「ケンカしてるの?(笑)」とツッコミを入れ、笑い合う場面もあった。

また、小越は「気付いたら、あっという間にみんなの距離が縮まってて、それって『ドラえもん』の力なのかなって思います。芝居のことや現場のことやいろいろなことを話していて、自分でもこんなに思っていることを発していいのかな?って思ってしまうくらい。これからの稽古でも全員で一つの方向を向いてもっと深めていけたら」と意欲を見せた。

公開稽古ではアニメのオープニングテーマでもおなじみの〈夢をかなえてドラえもん〉と、〈これで安心!探検セット〉の2曲を披露。残念ながらドラえもんはお披露目されなかったが、朗らかでエネルギッシュなパフォーマンスを披露してくれた。

そのほか、会見での主なコメントは以下の通り。

■鴻上尚史
初演は「国際児童・青少年演劇フェスティバル」からのお話で、国際的に通じる作品をつくろうと考えたのがスタートでした。今では当たり前の「2.5次元舞台」という名前のない時代でしたし、とにかく再演したいという思いがずっと9年間あったんです。今回は、9年経ったのでフレッシュなキャストにお願いしてみようと。前回、スネ夫をやった小林顕作には、「お前が40(歳)になる前に再演をするから」と言い続けたのですが、彼は40になってしまったし、オフロスキーという当たり役を手に入れたしまあいいかと(笑)。
しずかちゃんもジャイアンもスネ夫もそのまんま。ただ、のび太(小越)には、演出家になって35年だけど「カッコよく踊るな」っていうのは初めて(笑)。今まで「カッコよく見せろ!」って言ってきたんだけど(笑)。
公演はお祭りのようにいろいろできたらいいなと思って、歌を歌ったり、ジャグリングやバルーンアートをやったりとか、劇場全体がお祭りになればすてきだなと思ってます。

■小越勇輝 のび太役
最初にこのお話を聞いた時はすごく驚いて、実感はなかったのですが、撮影や稽古を経てどんどん実感が湧いてきました。絵を見るだけで声が聞こえくるほどに根付いている国民的作品だし、小さい子からは素直な感想をもらえると思うのでプレッシャーはあるけれど、いろいろな年代の方にも観ていただきたいです。僕ら生身の人間でしか出せない、熱や思いを届けていいたいです。
【役づくり・見どころについて】
小学生って、自分の人生の中ですごく(時間を)戻るなって感じていて、演技をしてみたら、鴻上さんから「それは小学生3年生」と言われてしまって。小5と小3の微妙な差がすごく難しくて悩んでいるところです。それに、年齢だけじゃない人間らしさを出していきたいですね。
役としての見どころは“普通っぽさ”かな? 誰もが共感できる人間として存在できたらと思うんですが、それが難しくて。気付いたら「カッコよく動かなくていい」って言われたり(笑)、ふとした時にそうなってしまう自分がちょっと悔しいんです(笑)。

■樋口日奈 しずかちゃん役
最初、このお話を聞いた時は、スタッフさんに呼び出されて「何かやっちゃったかな?」って緊張したんですが(笑)、しずかちゃん役にびっくりしたし信じられませんでした。稽古を重ねていくうちに、しずかちゃんって、正義感が強くて、かわいいだけの軽い存在じゃないと感じるようになりました。「ドラえもん」の中でのしずかちゃんの役割を考えて、私にしかできないしずかちゃんを演じたいと思います。
【役づくり・見どころについて】
しずかちゃんって、急に大人っぽかったり子供っぽかったりすごく難しいんですが、あまり深く考え過ぎないようにしようとも思っています。ランドセルを背負えるんですけど、久しぶりに背負ったらすごくワクワクして、きっとその気持ちなんだなって思ったし(笑)、とにかく楽しみながらできたら役の年ごろになれるかなって思っています。
舞台が決まった時にある人に「しずかちゃんは僕の初恋の人」と言われたんです。その時は、“かわいいしずかちゃん”を演じなきゃって思ったんですけど、意外と「こんなこと思いつくんだ」「ここでこういうこと言うんだ」とか、しずかちゃんの頭の中にしずかちゃんだけの世界が広がっているので、そこを見てほしいと思います。

■皇希 ジャイアン役
僕はジャイアン役に決まった時は、別の作品の稽古中だったんですが、この話を聞いた瞬間から、その稽古のことを何も考えられなくなってしまいました(一同笑)。それくらい、自分の中で沸き起こったことのない感情になったんです。そうさせる「ドラえもん」のデカさ、すごさを感じて、ジャイアンとして関われてありがたいです。
プレッシャーはありますが、稽古が始まってみんなが今一つに向かっている感じがすごく良くて、いいものをつくれていると感じています。ジャイアンの強さだけじゃない、心の弱さとか深い部分まで、3次元の人間がやるからこそ出せるものを見せられたらと思います。
【役づくり・見どころについて】
最初は“小学生を演じよう、小学生に戻ろう”って頑張ったんです。でも、ジャイアンって普通の小学生と違うので、今はその考えを捨てて、ホンがあって、その場の会話・感情があった上で、最終的に小学生になればいいなと思っています。
ジャイアンってワガママ、ガキ大将なイメージが強いけど、映画版とかでは、奥底にある正義感や優しさ、弱さも感じるんです。ジャイアンの一人の人間としてのかわいさや弱さとかも見せれたらと思うし、感じてもらえる作品だと思います。

■陳内将 スネ夫役
“芸能人になると親戚が増える”と言いますが、スネ夫役が発表になった時に、疎遠になったヤツから「スネ夫! ピッタリだな」って連絡が来て(笑)。そういうふうに世間さまに見ていただけてるのかと感じました(笑)。
いざ稽古が始まって、10歳のキャラクターに身を寄せていく中で、こういう感覚で、あのキャラクターたちはページの中にいたんだと思い、藤子先生の世界を身をもって生きていると感じてます。平面から感じた感動を、よりパワーアップさせて届けられたらと思います。
【役づくりについて】
スネ夫の嫌味な感じとかニヒルな感じをちょっと出し過ぎると、鴻上さんからのダメ出しで「たまに“ヤーさん(ヤクザ)”っぽくなる」って言われるんです(笑)。ヤーさんと陳内のバランスがうまく取れたらスネ夫になるかなって思ってます(笑)。
スネ夫としては髪型がどうなるかが見どころですね(笑)。これから3週間くらいの稽古で感じることがそれぞれあると思うので、それを信じて、みんなが全力で板の上で演じきるのが見どころです!

■佃井皆美 チッポ役
最初、私は“メスゴリラ役”って聞いていて、ドラえもんに出てきたっけ?って考えながら、半年くらいメスゴリラ役だと思ってました(笑)。後に、チッポ役と聞いてわぁ! と驚きました。「アニマル惑星」はアニメを子供のころからずっと見ていて、思い入れあるんです。
チッポはドラえもんやのび太たちと一緒に冒険するすてきな役なので、どれだけちゃんとチッポとして生きられるか、すごくワクワクしてます。もっともっと考えてお客さんに楽しんでもらえる作品にします。
【役づくり・見どころについて】
素直で冒険が好きだとか、日常に退屈してるとか、怒られてもめげないとか、大人になって忘れていることが、チッポにはあって、チッポをやることでその感覚を取り戻してるというか……。子供の時は、こういう感覚だったなぁって、自分がすごく年取ったなって思います(一同笑)。あのころキラキラしてたなって(笑)。見どころは、のび太くんとの友情。最後のお別れで、心から「さよなら」って言えるようになりたいですね。

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インフォメーション

舞台版『ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)』

【スタッフ】原作=藤子・F・不二雄 脚本・演出=鴻上尚史 作詞・音楽プロデュース=森雪之丞
【キャスト】小越勇輝/樋口日奈/皇希/陳内将/佃井皆美/嶋村太一/澤田育子 ほか

■東京公演
2017年3月26日(日)〜4月2日(日)
・会場=サンシャイン劇場
・一般前売=2月4日(土)開始
・料金=全席指定7,500円/under12 4,500円

■福岡公演
2017年4月7日(金)〜9日(日)
・会場=キャナルシティ劇場

■愛知公演
2017年4月14日(金)〜16日(日)
・会場=刈谷市総合文化センター 大ホール

■宮城公演
2017年4月21日(金)〜23日(日)
・会場=多賀城市民会館

■大阪公演
2017年4月29日(土)・30日(日)
・会場=森ノ宮ピロティホール

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