中村勘九郎・七之助、蓬莱竜太らが「赤坂大歌舞伎」成功を祈願 - 2017年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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「赤坂大歌舞伎」成功祈願 1 後列左から、中村いてう、市川猿弥、中村亀鶴、中村鶴松、前列左から、片岡亀蔵、中村勘九郎、蓬莱竜太、中村七之助

▲ 後列左から、中村いてう、市川猿弥、中村亀鶴、中村鶴松、前列左から、片岡亀蔵、中村勘九郎、蓬莱竜太、中村七之助

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中村勘九郎、七之助、蓬莱竜太らが、4月開催の「赤坂歌舞伎」に向けて公演の成功祈願を、赤坂氷川神社にて行った。

中村勘三郎が2008年に立ち上げ、父の死後も勘九郎&七之助が、その遺志を継ぎ公演を続け、好評を博してきた「赤坂歌舞伎」。5回目となる今回は、蓬莱を作・演出に迎える新作歌舞伎『夢幻恋双紙(ゆめまぼろしかこいぞうし) 赤目の転生』を上演する。

成功祈願を終えて、勘九郎、七之助、蓬莱のほか、市川猿弥、中村鶴松、中村いてう、中村亀鶴、片岡亀蔵が囲み会見に登壇。それぞれに「身の引き締まる思い」「うれしさを噛み締めてます」と感想を述べた。

初めての歌舞伎演出に取り組む蓬莱。女方には「女優としてダメ出しするか、俳優としてダメ出しするか妙な気持ち」とこぼしたが、「(現代劇と歌舞伎で)あまり違うことを意識しなくていい、自由に発想していい環境をつくってくださってる。劇団のようにみんなが一緒につくっていく感覚で、ホームにいるように充実している」と手応えを感じている様子。今後に向けても「台本に書かれている以外の情報が肉体的に出てくるか、僕の意図しないところがどれだけ出てくるか楽しみ」と期待を寄せた。

勘九郎は「面白いホンなので、これを僕たちの肉体を通してお伝えするためにこれからも濃厚な稽古をしていきたい」と意欲的。稽古場についても「いい空気のカンパニーで楽しい」と話し、「雨の降るシーンがキーなんですが、そのシーンの稽古では亀蔵さんがパタパタと音を出してくれて通称“亀蔵レイン”と呼んでいます(笑)」と笑うと、七之助も「蓬莱さんは何とも言えない安心感がある」うなずき、会見の場でもカンパニーの和やかさが感じられた。

『夢幻恋双紙』は、惚れていた女性・歌(七之助)と夫婦となるも、彼女を幸せにできず死んでしまった主人公・太郎(勘九郎)が、結婚前の時間に転生して人生をやり直すという物語だ。さまざまな“恋愛あるある”も織り込まれているとのことで、七之助は「世の男性であれば少なからず体験してるだろうことが散りばめられている」と紹介。しかし、「だからこそ表面上でやってしまっては、“あるある”だけで終わってペラペラになってしまう危険性があり、台本を台無しにしてしまう。個人個人が掘り下げるように稽古しています」と気を引き締めた。

転生を繰り返す太郎を演じる勘九郎は「普遍的・日常的な会話の中で、何回もいろいろと厳しい言葉を浴びせられるとまあ疲れますね。歌舞伎にある突拍子もない状況での苦しさとは違って、日常にあることを言われ続けるのは意外と堪えるものがありますね」と苦労をのぞかせた。

一方、七之助は「男なので推測でしかないけど、女性はこうだろうか想像して演じてます」と述べると、勘九郎は「やはり経験があって、七之助の発言はとても役に立つね」とニヤリ。これに七之助は「反論はしませんけど、まあ、いい恋愛をしてきたんではないでしょうか(笑)」と切り返して笑わせる一幕もあった。

また、赤坂氷川神社は縁結びの神社でもあることを聞いた七之助は「女性に限らず、こういう素晴らしい作品に出会えたり、普段の歌舞伎ならあまり一緒にならない顔合わせがそろうのも縁。大切にいきたいですね」と語った。

市川海老蔵の「六本木歌舞伎」など、さまざまなスタイルの歌舞伎が上演されることについても問われると、勘九郎は「歌舞伎のことを考えて、新しいものに挑戦して、古典も大切にする精神は変わらない。発信してくれるのは自分たちも刺激になるし、僕らも刺激を与えなければいけない」と気合を入れながら、「ただ、歌舞伎は休演日がないので、観に行けないのが歯がゆいですね。なので休みをください」とぼやいて笑いを誘っていた。

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