村井良大、中川晃教らが躍動 ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』公開稽古 - 2017年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』公開稽古 1 左から、古田一紀、田野優花、中川晃教、村井良大、高垣彩陽、東山光明

▲ 左から、古田一紀、田野優花、中川晃教、村井良大、高垣彩陽、東山光明

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『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』公開稽古 6

▲ 〈きみはいい人、チャーリー・ブラウン〉披露の様子

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スヌーピーでおなじみのチャールズ・M・シュルツのコミック「ピーナッツ」を原作にしたブロードウェイ・ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』が、村井良大、中川晃教らの出演で上演。その4月の開幕に先駆けて、稽古場の様子が公開された。

アメリカのとある町に住んでいる、何のとりえもない小学生チャーリー・ブラウンと、その飼い犬スヌーピーをはじめとする、個性豊かな仲間たちの日常を描いた「ピーナッツ」。かわいらしくほのぼのとしたテイストながら、シニカルで哲学的な側面も織り込まれた本作は、1950年の連載開始から世界中で読み継がれてきた。ミュージカル版は1967年にオフ・ブロードウェイで初演。日本では、77年に坂本九の出演で初演され、2000年には小堺一機&市村正親出演でも上演された。

公開稽古は一般オーディエンスも参加。シーン公開の前に、今回の訳詞・演出を務める小林香は「本作は、『ピーナッツ』の4コマ漫画をつなげたもので、一つの大きなストーリーはなく、子供っぽいミュージカルかと思われるのですが、大人になればなるほど、奥深さに気付くミュージカル」と紹介した。また、先ごろ発刊された復刻版の最終巻に、オバマ前大統領が「『ピーナッツ』はアメリカの安心毛布(ライナスの毛布)である。この漫画とともに私たちは成長してきた」とメッセージを寄せたことに触れ「(オバマのように)社会を前に進める人物、または子供を導く親御さん、生徒を教える先生、もしくは、それらに当てはらない私のような人とっても、家族や友人といった愛する人との生活を築くのにちょっとしたヒントがいっぱい詰め込まれている」と語った。

この日は、ミュージカルのタイトルでもあり、小林が「ミュージカルの後半に気付かされる深いテーマが隠されている」と解説したダンス・ナンバー〈きみはいい人、チャーリー・ブラウン〉と、敬愛するベートベンの誕生日を祝福しようとシュローダーが力強く歌い上げる〈ベートベン・デイ〉、スヌーピーの一番の楽しみである夕ご飯を歌う〈サパータイム〉が披露された。なお、〈サパー・タイム〉は、本来、華やかに歌い踊るビッグ・ナンバーだが、シーンはまだ鋭意制作中の段階とのことで、この日はハンドマイクによる歌唱という特別バージョンでの披露となった。

躍動的なダンスとともにパフォーマンスを繰り広げたメンバーたち。チャーリー・ブラウン役の村井は「チャーリー・ブラウンは“普通の代表”というキャラクターだけど、人によって“普通”は違うからそのさじ加減が難しい。一回、チャーリー・ブラウンの絵を描いてみたけど、全然あのタッチがでないんです。すごくシンプルな絵なのに、なんて難しい曲線なんだろうと。これがまさにチャーリー・ブラウンの役づくり、シンプルゆえに難しいと感じました。少しずつ輪郭を感じながら、みんなとコミュニケーションを取りながらつくってるところ。本番までにはすてきなチャーリー・ブラウンと仲間たちで一つの作品にしたい」と創作過程を明かした。

スヌーピー役を担う中川は「スヌーピーは、食べることが大好きでそれ以外はダラダラ。チャーリー・ブラウンをシニカルに見てるけど、それを言葉ではなく感情や行動で示して、ただの犬ではなくどこか人間味を感じます」と語ると、口うるさいガミガミ屋のルーシーを演じる高垣彩陽は「子供とはなんぞや、キャラクターの魅力はなんぞやと模索して固めているところ。ルーシーはガミガミ怒ったりするけど、弱い部分があったりいろいろな面があるなと感じています。愛するシュローダーに相手にされなくても前進していく彼女の前向きさを見習っていきたいですね」と役づくりに奮闘している様子だ。

ちゃっかり屋のサリーを演じる田野優花(AKB48)は「サリーは全力で喜怒哀楽が激しいんですが、いつの間にか私が落ち着いてしまったりして演じるのが難しい。でもうまくハマったら皆さんに届くような、すてきな6歳を演じられると思います」と気合を入れる。また、メンバーたちは田野のダンススキルを信頼しているようで、パフォーマンス披露の直前まで、田野を中心に確認しあっていたそうだ。

いつも青い毛布を手放さないライナスを演じる古田一紀は「ライナスって知識があって哲学的なキャラだけど、子供な部分が出る時は、誰よりも子供っぽいんです。そのあたりのかわいらしさがライナスの魅力」とキャラクターを分析すると、ベートベンを敬愛するシュローダーを演じる東山光明は「みんなより落ち着いてるけど、ベートーベンに関しては急に情熱的になる。先ほど見てもらったものよりもっともっと熱いものを見せたいと思います」と意気込んだ。

もちろん本番ではこのほかにも多彩な楽曲が用意されている。高垣が「それぞれにかわいらしいナンバーがあります。せりふの部分に加えられた音楽がうまくリンクしていて、音楽の仕掛けがいっぱいある、IQの高いミュージカル。これが50年前につくられたことに驚きです」と述べると、村井は「6人しかいないミュージカルなので、この6人のパワーが現れる。キャラクターの性格がバラバラで、それに合ったナンバーがたくさんあって、音楽もストーリーも楽しいし、『ピーナッツ』の世界が存分に味わえる。これを観たら確実に『ピーナッツ』の世界をもっとよく知りたくなるし、すてきな世界があったんだと気付いて、明日また頑張ろうと生きる喜びやパワーがもらえる」と力説した。

また、田野の20歳の誕生日は稽古場でお祝いをしたそうで、中川が田野のためにバースデー・ソングを歌ったというエピソードも。田野は「皆さんがプレゼントしてくれたお酒を開けました。(中川が歌った)動画は宝物。すごく感動して今までで一番の誕生日でした」と喜び、稽古場の和気あいあいとした関係性を感じさせた。

まだ、メンバーでの食事は行っていないということだったが、村井から「じゃあ今度は(座長の)僕のおごりで(笑)」と提案があると、中川は「この6人はそれぞれのキャラクターのまんま。ドンピシャのキャスティングだから、このキャラクターたちがご飯を食べに行ったらどうなるんだろうって思うと楽しみ」とうれしそうだった。

中川が話す通り個性豊かな6人の間には、終始、にぎやかな掛け合いが飛び交う。中川は「いい感じのカオスでしょ(笑)」と笑ったが、「子供たちの日常を描いているからなのかな。でも、大人が観ても、こういうことあったなあとか、自分の人生と照らし合わせられる上質なミュージカル。そういったものが、僕たちのチームワークや作品の普遍性とカチッとハマった瞬間はきっと最高の時間になると思います」とこれからの稽古に期待を寄せた。

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インフォメーション

ブロードウェイ・ミュージカル
『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』

【スタッフ】原作=チャールズ・M・シュルツ著コミック「ピーナッツ」より 脚本・音楽・詞=クラーク・ゲスナー 追加脚本=マイケル・メイヤー 追加音楽・詞=アンドリュー・リッパ 訳詞・演出=小林香
【キャスト】村井良大/高垣彩陽/田野優花(AKB48)/古田一紀/東山光明/中川晃教

■東京公演
2017年4月9日(日)〜25日(日)
・会場=シアタークリエ
・チケット発売中
・料金=全席指定10,800円

■福岡公演
2017年4月29日(土)
・会場=キャナルシティ劇場

■大阪公演
2017年5月6日(土)・7日(日)
・会場=サンケイホールブリーゼ

■愛知公演
2017年5月9日(火)・10日(水)
・会場=日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

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