大原櫻子が美声を披露 『Little Voice』製作発表会 - 2017年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『Little Voice』会見 2 後列左から、鳥山昌克、池谷のぶえ、日澤雄介、前列左から、高橋和也、安蘭けい、大原櫻子、山本涼介

▲ 後列左から、鳥山昌克、池谷のぶえ、日澤雄介、前列左から、高橋和也、安蘭けい、大原櫻子、山本涼介

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大原櫻子の初主演舞台『Little Voice(リトル・ヴォイス)』の製作発表会が都内で開催。大原がマリリン・モンロー、ジュディー・ガーランドの楽曲を歌い上げた。

1992年にロンドン・ナショナル・シアターにて、サム・メンデス演出により初演され好評を博した本作。自分の殻に閉じこもり、消え入りそうな小声でしか話さないために“リトル・ヴォイス”(LV)と呼ばれる少女が、往年の有名歌手たちをそっくりモノマネする歌声を発揮し、歌の力で人生を切り拓いていく感動作だ。マーク・ハーマン監督が手掛けた映画版も、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞やアカデミー賞助演女優賞ノミネートなどで話題を集めた。

会見では、大原は「最初に歌手の一覧を見た時に“ええー! 歌ったことない!”と、大きい壁だなと思ったし、今も絶賛稽古中で難しいんですが、その方たちの気持ちをマネできたら。尊敬と愛をもって臨みたいと思います。老若男女に愛される作品なので、幅広い方に楽しんでいただけるように皆さんと作品をつくりたい」と意気込んだ。

安蘭演じる母親マリー・ホフは、酒と男が好きで娘のことを考えない自分勝手な女性というキャラクターに「数多くの舞台をやってきましたが、ここまで品のない女性は初めて。心を鬼にして、どこまでこんなかわいい櫻子ちゃんをいじめられるかが課題(笑)」とコメント。出ずっぱりでセリフ量は膨大なものだそうで、安蘭は「LVが本当に無口なので彼女の代わりに喋るようで(笑)。台本を読んでちょっと引きました(笑)。皆さんにご迷惑をおかけするかと思いますが温かい目でよろしくお願いします」とジョークを交えながら気合を入れた。

マリーの恋人で、LVの才能を見抜く芸能プロモーター、レイ・セイを演じる高橋和也は、安蘭の背中が大きく開いたドレスに「とっても眩しくて……(笑)、これから舞台の上で、ラブシーンに近いこともかなりあるので、大変だなと……。でも非常に楽しみにしています」と照れながら挨拶。作品については「人間の内面にせまる影の部分も描かれていて、物語として深いと思うので、演劇ファンにもしっかりと見ていただける作品です」とアピールした。

高橋はアメリカに滞在時に公開されたばかりの映画を見たそうで「次から次へとディーバたちのモノマネをすると映画館で喝采が起こるほどでした。日本であの役は誰がやるんだろう? と思っていたら、(大原の)武道館ライブの映像を見たんです。たったで一人で1万5千人の前でやるステージ度胸と歌唱力の確かさ、それに、ギターやピアノを弾いて踊りもやる。彼女の音楽的才能を見て、この人だったらやれるかもしれないと、お話を受けました」と大原に大きな期待を寄せた。

LVに恋をするビリーを演じる山本涼介は「ビリーはすごく不器用で口下手なんですが、まっすぐで行動力のある青年。皆さんの胸を借りて頑張っていきたいです。キャラクターの濃い役がそろうので、ビリーも負けないように個性を出して、ユアン・マクレガーさんとは違う僕らしいビリーを演じられたら」と真摯に語った。

マリーの友人・セイディを演じる池谷のぶえは「マリーの友人なんですが、マリーから荒々しい扱いを受け続けて、よく友達でいられるなと思います(笑)。映画ではLVとマリーを温かく見守るけど、舞台版は最後にちょっとピリッとする箇所があるので、それがどうなるか楽しみです」と自身の見どころを明かした。

クラブのオーナーのミスター・ブーと電話会社職員の二役を担う鳥山昌克は「ミスターブーは唯一の汚れ役といいますか、“底”を担うことになると思うので、作品をうまく引き上げられたらいいなと思います」と意欲的だ。

演出を務めるのは、劇団チョコレートケーキの日澤雄介。今回の起用に「ホリプロさんから話をいただいた時は、思い切ったことをするなと正直思いましたが(笑)」と笑わせながら、「LVとマリーの親子関係ですとか、映画版より人間模様が色濃く出てると思います。ショーに目が行きがちですが、そのあたりをお客さんに届けられたらと思います」と述べた。

主人公LVは、家に引きこもり、人と会うこともない生活を送る中、父親の形見の古いレコードを聴くことが唯一の楽しみであるというキャラクター。この役にちなみ「思い出深い1曲はある?」という質問が飛ぶと、大原は「歌を歌いたいと興味を持ったきっかけが、ミュージカルの『アニー』。こんなに広がるような歌声で歌えたらと思って練習し始めたんです。だから〈Tomorrow〉が人生を変えた1曲ですね。それと、デビュー映画のオーディションで歌ったのが、美空ひばりさんの〈愛燦燦〉。今日は舞台裏に、美空ひばりさんの人形が置いてあって元気をもらいました」と自身の思い出を話すと、安蘭も同じく「私もミュージカルの『キャッツ』ですね」と続いた。

高橋は、LVのように父親が残してくれたカントリーミュージックのレコードコレクションがあるとのことで、「LVの気持ちが分かりますね。俺がわかってもしょうがないけど(笑)」と笑うと、山本は、自身の上京時とシンクロしたというエピソードから、ケツメイシ〈東京〉を挙げた。

池谷は「1曲にしぼるのは難しい。その時時で、ヘビーローテーションをするテーマになる曲があるので、今回のお芝居ではどんな曲がそれになるのか楽しみです」と笑顔を見せ、鳥山は『サウンド・オブ・ミュージック』の〈もうすぐ17才〉を紹介。「とあるアングラ劇団にいて、表現に行き詰まっていた時に、なんでもやっていいんだと、背中を押されたんです。それからことあるごとに見て楽しんでいる作品ですね」と話すと、日澤は「子供のころに嫌なことがあった時に、生きてていいんだと思わせてくれたのは坂本九さんの〈上を向いて歩こう〉」と明かした。

会見の会場となったのは、麻布十番にあるものまねエンターテイメントライブレストラン「CROKET MIMIC TOKYO」。会見で大原は、マリリン・モンローの〈I Wanna Be Loved By You〉、ジュディー・ガーランドの〈Over The Rainbow〉をメドレーで披露し、見事な歌声を響かせた。

歌唱披露を終えた大原は「この会場でなんて贅沢をさせてもらったんだろうって思います。本番までに極めようと思います」と気を引き締めると、安蘭は「さすが私の娘! すごく贅沢な時間でしたし、これからの稽古も楽しみになりましたね」と絶賛。高橋も「ジュディー・ガーランドの声が似てましたね。やっぱり櫻子ちゃんはうまいな」と評価すると、これに大原は「マリリン・モンローもジュディー・ガーランドもビブラートが特徴的なので、緊張でビブラートがいい感じにかかったらいいなって思いました(笑)」と笑いを取った。また、大原は自身とLVと重ねて「とんでもなく落ち込んでてもよく歌うことろは同じ。日常で呼吸するように、歌うということが側にあるので、音楽に対する姿勢、好きな思いは一緒です」と話していた。

「得意なモノマネはある?」という質問が飛び出すと、大原は「じゃあ、テーマパークのお姉さんのモノマネを……(笑)」と、独特な口調と表情でテーマパークの案内係のモノマネを披露して見せる一幕もあった。

この記事の写真

  • 『Little Voice』会見 1 大原櫻子
  • 『Little Voice』会見 2 後列左から、鳥山昌克、池谷のぶえ、日澤雄介、前列左から、高橋和也、安蘭けい、大原櫻子、山本涼介
  • 『Little Voice』会見 3 左から、高橋和也、安蘭けい、大原櫻子、山本涼介
  • 『Little Voice』会見 4 大原櫻子
  • 『Little Voice』会見 5 安蘭けい
  • 『Little Voice』会見 6 高橋和也
  • 『Little Voice』会見 7 山本涼介
  • 『Little Voice』会見 8 池谷のぶえ
  • 『Little Voice』会見 9 鳥山昌克
  • 『Little Voice』会見 10 日澤雄介
  • 『Little Voice』会見 11 大原櫻子
  • 『Little Voice』会見 12 大原櫻子
  • 『Little Voice』会見 13 大原櫻子
  • 『Little Voice』会見 14 大原櫻子

インフォメーション

『Little Voice(リトル・ヴォイス)』

【スタッフ】作=ジム・カートライト 翻訳=谷賢一 演出=日澤雄介(劇団チョコレートケーキ) 音楽監督=扇谷研人
【キャスト】大原櫻子/安蘭けい/山本涼介/池谷のぶえ/鳥山昌克/高橋和也 ほか

■東京公演
2017年5月15日(月)〜28日(日)
・会場=天王洲 銀河劇場
・チケット発売中
・料金=全席指定10,800円

■富山公演
2017年6月3日(土)・4日(日)
・会場=富山県民会館 大ホール

■福岡公演
2017年6月24日(土)
・会場=北九州ソレイユホール

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