横山裕×倉持裕×手塚治虫 妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』製作発表会 - 2017年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『上を下へのジレッタ』会見 1 後列左から、小林タカ鹿、馬場徹、竹中直人、玉置孝匡、前列左から、倉持裕、中川翔子、浜野謙太、本仮屋ユイカ

▲ 後列左から、小林タカ鹿、馬場徹、竹中直人、玉置孝匡、前列左から、倉持裕、中川翔子、浜野謙太、本仮屋ユイカ

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関ジャニ∞・横山裕主演×倉持裕演出のタッグで手塚治虫の異色作を舞台化。妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』の製作発表会が都内で行われた。

マスコミ社会を舞台に、野心に満ちたエゴイストのダークヒーロー・門前市郎が、己の欲望に飲み込まれて破滅していく姿を描く本作。人間の欲望を風刺しているほか、現代における“ヴァーチャル・リアリティー”とも言える、妄想世界「ジレッタ」という独自の世界観を盛り込み、手塚作品ならではの文明批判と先見性がつづられる異色作だ。

会見では、作品のテーマである“妄想”にちなみ「妄想はしている?」という質問も飛び出した。「原作で一番共感したのは妄想。私も妄想が大好き」という中川翔子は「一人でずっと一日中妄想していて、エア妊娠、エア出産、エア孫までいます」というほど。竹中は「最近は契約書を交わすと死んだ人に会えるっていう妄想をします。氷河に白い宇宙服で死んだ人がうつ伏せでいて、とても懐かしい人が真っ青な顔で宇宙服の中にいるんです。でも僕が抱き起こすと、その人はものすごくきれいな肌色になって、赤ちゃんのような顔で、“おお! 竹中!”って言ってくれるんです」と独特な妄想世界の一端を披露してくれた。

そのほか会見での主なコメントは以下の通り。

■倉持裕(脚本・演出)
原作を読んだのは10歳くらいの時。「ジレッタ」のナンセンスな妄想世界は去ることながら、一番強く印象に残ったのは、主人公・門前市郎のカッコよさでした。高度成長期日本のバイタリティーに溢れる男で、彼が類まれなる行動力で縦横無尽に駆け回ることで、物語が目まぐるしく展開してく。主人公の中の主人公といった感じの男で、30年以上経って読み返してみても魅力を感じます。
現在、稽古が始まって1週間くらい。原作の勢いを損なうまいとハイテンション、ハイスピードを心掛けて演出しています。まさに漫画のページをめくるように場面がどんどん転換していくスピード感溢れる芝居になると思います。
【妄想世界「ジレッタ」の表現について】
「ジレッタ」は原作ではちょっとエロスの描写が多いのですが、舞台ではやりにくいのでそこは抑えようかと。ただ現実との差は出さないといけないので、主に音楽で変えていきます。現実世界はジャジーですが、妄想ではカントリーや昭和アイドル、歌謡曲とか、ファンク、テクノっぽいものまで、いろいろなジャンルの音楽が流れるという変化をつけて、ナンセンスな世界を表現しようとしています。

■横山裕 門前一郎役(野心に溢れる自称・天才TVディレクター)
歌ありの演劇で初めてづくしの挑戦。本当に稽古場が毎日ハイテンションで進んでいます。宮川(彬良)さんの音楽が本当にすてきで、そこに倉持さんの世界観が入ってきて、さらに演者のパワーやアンサンブルの声も重なって、すごい化学反応が稽古場で行われていて、すごく毎日が刺激的です。本当に自信を持っておすすめできる作品です。
【役づくりについて】
“野心家”でパッとイメージするのは村上(信五)ですかね。お金好きですから(笑)。参考にはしないですけど(笑)。門前一郎は野心に溢れてて、近くいたら被害を被りそうなんですが、俯瞰で見た時は「カッコいい」「こうありたい」という男性。稽古場でちょっとでもモノにできるように、カッコいい門前を見せられるようにします。

■中川翔子 小百合チエ役(歌はうまいが不細工な覆面歌手。空腹になると絶世の美女に変身する)
私にとって漫画原作の作品を演じることは念願でした。現在でこそVRなどが進化している世界になりましたが、その何十年も前から、人間の妄想の強さや面白さがいかに素晴らしいかを予言していたかのような原作で、演じるのも歌うのも楽しく、毎日冒険のような日々です。門前一郎の持つパワーやカリスマ性を横山さんが持ってらっしゃるので、みんなそれに付いていきます! と現場の士気も高くおります。ご期待ください!
変身については、今、試しながら制作中です。すごいブサイクで、みんなギョッとするくらいですよ(会場笑)。その違いが面白く、舞台だからこそこの変身で、いい具合にアナログと技術がミックスされると思います。

■浜野謙太 山辺音彦役(晴海の同郷の恋人で売れない漫画家)
僕は倉持さんのお芝居に5年前に出させてもらっていて、尊敬しているので、その倉持さんが手掛ける音楽劇に出させてもらうことに、ぶったまげながらもうれしく思います。無茶苦茶面白いし新しい劇になってますので楽しみにしてください。

■本仮屋ユイカ 間リエ役(門前の元妻)
シアターコクーンは演劇を見る私にはとても特別で、そこにまさか自分が立てるなんて想像もしていなかったのでとっても光栄です。原作を読んで「これを一体どうやって舞台にするんだろう?」と、期待と興味で大変面白く台本を読みました。舞台で初めて歌を歌うんですが、本当に楽しいです。演技することと歌うことのテンションがちょっと違うので、自分の中でそれをどうつなげようかと、戸惑いがあったんですが、昨日あたりからちょっとずつ「あぁ、これが芯になっていくんだろうな」というものを見つけられたので、それを太くしながら演じていきたいと思います。
門前は、こんな男性見たことないってくらいにハイテンションだし、コロコロ気持ちが変わるけど、でもやっぱり男性として「何か一発当ててやるぞ!」という気概は女性からしても魅力的だなと思うので、元妻として支えていけたらいいなと思います(笑)。

■小林タカ鹿
僕はいろいろな役をやらせてもらうので、まずはそれを楽しみます。不慣れではありますが、歌とダンスで、この妄想歌謡劇を盛り上げていきたいと思います。皆さんおっしゃるとおり楽曲が素晴らしいし、キャストの皆さんが魅力的、アンサンブルの士気も高いので絶対に面白くなると思います。

■玉置孝匡
僕は10役くらいを担当して、まだ全部を把握できてないくらいですが、まずはとにかく楽しんでやっていけたら。僕は音楽や歌とか踊りがある舞台はそんなにやる方ではないので、楽しんで、全力で皆さんと一緒に楽しくすてきな作品をつくっていきます。

■馬場徹 ジミー・アンドリュウス役(アメリカの世界的ミュージカル俳優)
本当に音楽がすてきで、でもとても難しくて、それを伝えることができたら、作品がさらにさらにステップアップしていくんじゃないかと思います。個人的に公演中に誕生日がありまして……(会場笑)、今のうちにお祝いしていただけるようにここで宣伝しておこうかなと思います(笑)。

■竹中直人 有木足役(ありきたり:ジレッタのスポンサーになる肥料会社社長)
僕は倉持裕さんの大ファンでずっとずっと好きだったので、5年間連続で倉持さんと一緒に舞台をやっているのはちょっと俺の自慢なんだよね!(会場笑) 稽古場では若い人のエネルギーに押されながら、ワシも年老いたなって感じでね、踊りのシーンが一つでも少ないといいなって思いながらドキドキしてます(笑)。でも、とても勉強になる現場なので毎日楽しいです。

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  • 『上を下へのジレッタ』会見 1 後列左から、小林タカ鹿、馬場徹、竹中直人、玉置孝匡、前列左から、倉持裕、中川翔子、浜野謙太、本仮屋ユイカ
  • 『上を下へのジレッタ』会見 2 倉持裕
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  • 『上を下へのジレッタ』会見 9 竹中直人

インフォメーション

妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』

【スタッフ】原作=手塚治虫 脚本・演出=倉持裕 音楽=宮川彬良
【キャスト】横山裕/中川翔子/浜野謙太/本仮屋ユイカ/小林タカ鹿/玉置孝匡/馬場徹/銀粉蝶/竹中直人 ほか

■東京公演
2017年5月7日(日)〜6月4日(日)
・会場=Bunkamuraシアターコクーン
・料金=全席指定S席11,500円/A席9,000円/コクーンシート6,000円

■大阪公演
2017年6月10日(土)〜19日(月)
・会場=森ノ宮ピロティホール
・料金=全席指定S席11,500円

*記事中、手塚治虫の塚は正しくは旧字体

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