麻実れいが大賞を受賞 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 - 2017年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 1 左から、勝柴次朗、藤田俊太郎、新橋耐子、小池徹平、中川晃教、麻実れい

▲ 左から、勝柴次朗、藤田俊太郎、新橋耐子、小池徹平、中川晃教、麻実れい

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「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 9 麻実れい

▲ 麻実れい

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「第42回菊田一夫演劇賞」の授賞式が、22日に行われ、大賞を受賞した麻実れいら受賞者らが登壇した。受賞者の主なコメントは下記の通り。

【大賞】

■麻実れい
(『8月の家族たち August: Osage County』のバイオレット、『炎 アンサンディ』のナワルの役の演技に対して)
演出のケラリーノ・サンドロヴィッチさん、上村聡史さんから豊かなホンをいただいたき、カンパニーに恵まれ、そしてお客さまに支えていただき、この受賞がかないました。
ケラさんと上村さんのつくられる世界はとても深く、仲間たちとともに充実した時間を過ごさせていただきました。みんながいなかったら、きっとこの大きな作品は乗り越えることができなかったと思っています。心から感謝しています。
桜の咲く季節に宝塚で初舞台を踏み、47年目の春を迎えています。この先どうなるか分かりませんが、いただいた勇気を持って、あらためて歩き出したいと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。

【演劇賞】

■中川晃教
(『ジャージー・ボーイズ』のフランキー・ヴァリの役の演技に対して)
『ジャージー・ボーイズ』という作品と出会い、今日ここに立たせていただき、そして、写真のフラッシュを浴びながら、皆さんを前にして、この瞬間を迎えている自分が少し信じられない気持ちです。作品の一つ一つの作品と向き合いながら、積み重ねてきた時間とそこで関わったすべての人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
18歳でデビューし、19歳で『モーツァルト!』に出演させていたただきました。ミュージカルが初めてで、「のれんってなんですか?」というくらいに右も左も分からない僕でしたが、手取り足取り、時には姿勢で示してくださり、そういった瞬間が学びとなって今日に続いています。最近うれしいことに、ミュージカルがたくさんの方に求めていただいている時代に入ってきていると感じているのですが、それはそういった先輩方の力があったからこそだと実感しています。
僕自身が、ミュージカルをさらに盛り上げていける一員になれるように、これから何をやっていくか、学んだこと得たことをどうやって形にしていくか、賞をきっかけに深く考えています。ミュージカルを通してたくさんの方々に感動を届けられることに感謝しながら邁進してきます。

■小池徹平
(『1789〜バスティーユの恋人たち〜』のロナン、『キンキーブーツ』のチャーリー・プライスの役の演技に対して)
演劇の賞に無縁な役者でしたので、こういった素晴らしい賞をいただけたことにまず感謝の気持ちでいっぱいです。作品に出会えたこともそうですが、まずミュージカルというジャンルに出会えました。
難しいとことがたくさんあって、自分自身、どこに進んでいいか悩んだ時期もたくさんありました。それが、近道だったか分かりませんが、歩んできた道が間違ってたわけじゃなかったと、今日の賞で背中を押してもらえたような気がしていて、今後、ミュージカル役者としての励みになる、力になるすごい賞だと感謝しています。
その感謝をたくさんの方に伝えたいという思いがすごくあるんですが、言葉では限界があると思うので、これからの自分の役者としての活動で恩返しをしていけたらと思います。

■新橋耐子
(『食いしん坊万歳!〜正岡子規青春狂詩曲〈ラプソディー〉〜』の八重役の演技に対して)
このたびは素晴らしい賞をありがとうございました。ご連絡があった時は、ジャンルが違うので、ウソじゃないかとずっと信用してませんでしたが、やっぱり、今日ここにきて「イヤだわホントだったのね」と、あらためてびっくりしています(会場笑)。
文学座は今年80周年を迎えました、私は在籍48年になります。今まで先輩たちの胸を借りてのほほんとやってまいりまして、いろいろ教えてもらいました。今は、若い劇団員のしっかりした胸を借りて、ちゃっかり元気をもらってやってます。幸運なことだと思います。
「文学座の良さを失わないように頑張ってね」と皆さんに言われると、「良さとはなんだろう」とつくづく考えております。それを考えつつ、身体に気をつけて次のステップに進みたいと思います。『食いしん坊万歳!』のみんなありがとう。素晴らしい賞をありがとうございました。

■藤田俊太郎
(『ジャージー・ボーイズ』『手紙2017』の演出の成果に対して)
2016年から17年にかけて、たくさんのかけがえのない出会いがありました。『ジャージー・ボーイズ』、1963年の菊田一夫さん演出の『マイ・フェア・レディ』初演から日本のミュージカルをつくり、愛してきた東宝の皆さんと仕事をさせていただき、キャスト・スタッフ、その表現力・演技力の質の高さを実感する日々でした。その中で演出の信念を通しました。“終わらない青春”、客席と舞台上を一体化するミュージカルをつくりたいという思いを伝え、カンパニー一同果敢に挑戦しました。舞台上でフォーシーズンズのハーモニーを奏でたいという一心でした。
『手紙』、こちらはオリジナル・ミュージカルをイチからつくる挑戦で、稽古場はまるで戦場でした。キャスト・スタッフ・制作もそれぞれの役割をかけての戦いでした。日本人だからこそできるオリジナル・ミュージカルをつくりたい。犯罪者の家族がまるで犯罪者のように扱われる日本社会の矛盾と向き合いました。出来た作品は、もしかしたら多少いびつなハーモニーだったかもしれませんが、それこそが愛おしく、僕たちの日常を描いていたと思います。
僕はこれからも、それぞれのカンパニーの色や音をきちんと奏でられる、演出家でいたいと思います。
最後に間もなく一周忌を迎えます師匠・蜷川幸雄さんにメッセージを伝え挨拶を締めさせていただきます。とても素晴らしい賞をいただきました。でもきっと蜷川さんは、きっと「藤田、くれぐれも調子に乗るなよ」と言うと思います。これからまだ僕は遠く及びませんが、蜷川さんの精神を引き継いで頑張っていきたいと思います。

【特別賞】

■勝柴次朗
(永年の舞台照明デザインにおける功績に対して)
ありがとうございます。このような賞に選んでいただいて夢のようです。半世紀近くこの仕事に携わり、この賞で、認めてもらえたのではと自分の人生をうれしく思います。皆さんのように舞台に立つ人間ではないので、うまいことは言えないけどうれしい気持ちでいっぱいです。そして、今まで一緒にやってくれたスタッフ、今日も来てくれましたが、本当にありがとうございます。まだ引退しませんのでこれからもよろしくお願いします(会場笑)。そして、いつも陰ながら支えてくれる妻と娘にこの晴れ姿を見せられてよかったと思います。

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  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 1 左から、勝柴次朗、藤田俊太郎、新橋耐子、小池徹平、中川晃教、麻実れい
  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 2 麻実れい
  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 3 中川晃教
  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 4 小池徹平
  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 5 新橋耐子
  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 6 藤田俊太郎
  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 7 勝柴次朗
  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 8 左から、勝柴次朗、藤田俊太郎、新橋耐子、小池徹平、中川晃教、麻実れい
  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 9 麻実れい
  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 10 中川晃教
  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 11 小池徹平
  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 12 新橋耐子
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  • 「第42回菊田一夫演劇賞」授賞式 14 勝柴次朗

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