吉本新喜劇・内場勝則が演劇公演に挑戦 『FILL-IN 娘のバンドに親が出る』記者会見 - 2017年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『FILL-IN』会見 1 左から、後藤ひろひと、池乃めだか、相楽樹、内場勝則、松村沙友理、千菅春香

▲ 左から、後藤ひろひと、池乃めだか、相楽樹、内場勝則、松村沙友理、千菅春香

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吉本新喜劇の座長・内場勝則が演劇公演に初挑戦。7月に紀伊國屋ホールにて上演される『FILL-IN(フィル・イン)〜娘のバンドに親が出る〜』の囲み会見が、都内で行われた。

内場が演じるのは、妻・娘とも別れて一人孤独に暮らす父親・真下幸吉。彼が、不慮の事故から死んでしまった娘の生前の姿を探る中、かつて娘がドラマーとして所属していたガールズバンドのメンバーと出会うというストーリーだ。音楽センスの一切ない仕事一筋のオヤジが、自分のため、娘のために奮闘する人情コメディーが繰り広げられる。

初めての東京での舞台出演に内場は「東京で主役張るのは初めてですし、すばらしい劇場ですから、“内場勝則という役者がおるんだ”と分かってもらえるように名前を刻みたい」と気合は十分だ。さらに、「生まれて初めて」だというドラムへのチャレンジには「最初、(ドラムセットを)見た時は家具やなと思いました(笑)。2カ月くらい練習していて、今はスティックがもう箸くらいに細くなってます」と話す通り、熱心に取り組んでいる様子。また、19歳の娘はバンドをやっていたことがあるそうで、「今現在、練習している自分と、舞台の内容が並行しててリアルですね」と語った。

バンドメンバーを演じるのは、相楽樹、松村沙友理(乃木坂46)、千菅春香の3人。内場とともに、中村中が手掛ける楽曲の生演奏にもトライする。相楽は「ギターは家で趣味程度に弾くくらいで、人前でやるのは初めて」とのことだが、「昨日、初めて4人そろって、少し合わせて練習したので、これからみっちりやろうと思います」と意欲的な姿勢を見せた。

ベースを担当する松村は「重いです。左肩だけ肩こりがすごい(笑)」とメンバーを笑わせ、前日のバンド練習には「内場さんがめっちゃカッコよくて。バンド感はすでにあってレベル高いです。早くお見せしたい」と目を輝かせると、内場はこれに「それは、僕らのハードル低いんちゃうか。あかんあかん(笑)」とツッコミを入れていた。

一方、クラシックピアノを経験しているという千菅は「鍵盤にはなじみがあったけど、キーボードはまた勝手が違います。役は“何でもアリな変人”キャラクターで、アゴで弾いてみたりなんて言われたりして(笑)、どれくらいアグレッシブな動きを入れられるか、今までトライしたことがなかったので、研究しがいがありそう(笑)」と笑った。

作・演出を手掛けるのは、東京では7年ぶりの新作となる後藤ひろひと。池乃めだかには「恐らく関西の人も知らないと思うんですが、めだかさんはドラムできる人で、それがあってのキャスティング。内場さんの影の師匠という役どころなので」と期待を寄せる。

さらに「ストーリー上、二人の先生が付く設定で、一人は汐崎アイル君が演じる映画『セッション』のような厳しい先生。もう一人は奇妙な練習方法で教えてくれる公園に住む謎のおじさんなんです(笑)。言ったら『セッション』と『ベスト・キッド』が一緒になったようなストーリーです(笑)」とその構想を明かしてくれた。

父親が娘のために奮闘する姿を描く本作になぞらえて、「誰かのために何かをしたことは?」という質問が飛び出す場面も。後藤は「親父があまり笑わない人だったので、親父を笑わせようと台本書いてます」と話すと、池乃は「たまたま孫娘が17歳で、ちょっとギターに興味を持ち始めてる。この舞台でさらに興味を増してほしい」と答えた。

相楽は「すごく仲のいい友達が新喜劇を大好きなので、その子のために、めだかさんと一緒に滑って転ぶのをやりたい」と希望すると、後藤は「この舞台ではないなぁ(笑)。普段からいくらでもやってくれると思いますよ(笑)」と笑った。

内場は「同年代にいくつになっても挑戦できる、変われると勇気を与えたい」と気を引き締めると、松村は「ギターは自分のために始めました。モテるかなって(笑)。この舞台やったら、ファンの方にもっと好きになってもらえたら」とメッセージを送った。

千菅は「お婆ちゃんは、今まで自分の仕事にあまりピンとこないことが多かったんですけど、今回の舞台はめっちゃ楽しみにしてるので面白がってくれたら」とうれしそうに話した。

「乃木坂のメンバーは観に来る」という質問には、思わず「ええ!? 来ないんですか?」と質問で返してしまい笑いを誘った松村。「全国ツアーの真っ最中だけど、日程はかぶってないので、メンバーの半分くらいは来てくれると思う。かわいい子がいっぱい客席にいると思うので頑張ってください(笑)」と、内場にエールを送る一幕もあった。

また、肋骨や鎖骨の骨折のケガを負った間寛平についての話が及ぶと、池乃は「大ケガにも関わらず入院中には、見舞い客を笑わせようと、目を三角に描いたりヒゲを描いたりしたメイクして待ち構えていた」というエピソードを披露し報道陣を驚かせていた。

そのほか、キャストたちの挨拶コメントは以下の通り。

■後藤ひろひと
作・演出が一番派手な格好ですみません(会場笑)。大阪を中心にいろいろやってきた中で、内場勝則さんが関西在住で一番上手な俳優さんだと思っているんです。あ、池乃めだかさんも関西住んでらっしゃいますけど(笑)。なんとか内場さんの魅力を全国の人たちのもっと届けたいなという思いからこのストーリーを思いつきました。すべての世代にアピールできるとっても大切な話で、しかも音楽がメインですから、楽しいことは間違いありません。音楽でも盛り上がって、いっぱい泣いて笑っていただけたら。

■内場勝則
東京で初めて主演を務めます。軽く引き受けたらどんどん話が大きくなって、こんなにたくさんの取材が来ていただくことになりまして。吉本新喜劇ではあまり稽古をしませんが、今回はすごく稽古してお届けします。7月にはすごいものに出合えると思います。期待は裏切りませんのでぜひ観に来てください。

■相楽樹
ガールズバンド「スキッドマークス」のリーダー・葉月を演じます。私は関東出身ですが、吉本新喜劇はTVでも拝見していたので、内場さんとご一緒できるのはすごくうれしく思っていますし、後藤さんの作品に出演できるのはとても今から楽しみです。楽器を演奏したりとか、挑戦もありますが、芝居をしっかりつくって、7月に皆さんに楽しんでいただける舞台になればいいなと思います。

■松村沙友理(乃木坂46)
バンドメンバーのベース・くりこを演じます。何よりも私が大阪出身なので、ずっと小さい時から見ていた皆さんとご一緒することはとても感激ですし、とっても緊張しています。偉大な皆さんとご一緒できるのを人生の思い出だと思って、少しでも力添えできるように頑張ります。

■千菅春香
舞台が初めてで、お稽古から本番までどんな日々が過ぎていくのか、今は全然分からなくて、期待半分不安半分ですが、心に来るお話に、音楽が折り重って、皆さんの心に届く時間になるんじゃないかと思います。一生懸命取り組んでいきたいと思います。

■池乃めだか
われわれ吉本新喜劇の稽古は、“セリフを覚えるための稽古”。したがって、セリフを覚えたら終わりで、「何べん稽古してんねん。はい終わり」というもので(会場笑)。でも、よその劇団さんでは、お稽古は“芝居の完成度を高めていくため”のお稽古なんですね。長い間この仕事をやってきて東京での客演はありました。大阪から僕一人だけが来て、友達が誰もおらところから、だんだんと劇団が分かってきて、最後に緞帳が降りる寸前にやって来る感動が、また味わえるのかなと大いに期待してます。イチから新人になったつもりで、原点に返って勉強させていただきます。

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  • 『FILL-IN』会見 1 左から、後藤ひろひと、池乃めだか、相楽樹、内場勝則、松村沙友理、千菅春香
  • 『FILL-IN』会見 2 後藤ひろひと
  • 『FILL-IN』会見 3 内場勝則
  • 『FILL-IN』会見 4 相楽樹
  • 『FILL-IN』会見 5 松村沙友理
  • 『FILL-IN』会見 6 千菅春香
  • 『FILL-IN』会見 7 池乃めだか
  • 『FILL-IN』会見 8 左から、後藤ひろひと、池乃めだか、相楽樹、内場勝則、松村沙友理、千菅春香

インフォメーション

『FILL-IN(フィル・イン)〜娘のバンドに親が出る〜』

【スタッフ】作・演出=後藤ひろひと バンド楽曲提供=中村中 音楽監督=楠瀬拓哉
【キャスト】内場勝則/相楽樹/松村沙友理(乃木坂46)/千菅春香/汐崎アイル/柿丸美智恵/多田野曜平/菊池健一(ギンナナ)/たくませいこ/後藤ひろひと/池乃めだか

2017年7月13日(木)〜7月23日(日)
・会場=紀伊國屋ホール
・一般前売=5月27日(土)開始
・料金=全席指定7,800円

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