斉藤由貴、瀧山久志、生田絵梨花らが「第8回岩谷時子賞」を受賞 - 2017年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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「第8回岩谷時子賞」後列左から、服部百音、瀧山久志、前列左から、生田絵梨花、斉藤由貴、加山雄三、野田あすか

▲ 後列左から、服部百音、瀧山久志、前列左から、生田絵梨花、斉藤由貴、加山雄三、野田あすか

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音楽・演劇界の明日を担う人材や、その向上・発展に功労のあった人物・団体に贈られる「第8回岩谷時子賞」の授賞式が、12日に都内で行われた。

岩谷時子賞を受賞したのは俳優・歌手の加山雄三。そのほか、特別賞が女優・歌手の斉藤由貴に、奨励賞が劇団四季の俳優・瀧山久志、発達障害を乗り越えて活躍するピアニスト・野田あすか、乃木坂46・生田絵梨花に贈られた。また、人材育成を目的とした「岩谷時子 Foundation for Youth」にはバイオリニストの服部百音が選ばれた。

授賞式では、加山は〈君といつまでも〉を歌唱披露。間奏では「幸せだなあ。岩谷さんとお会いしなかったら、今の僕はありません。本当に心から感謝しています。これからも岩谷さんのために、そして、皆さんのために、一生懸命歌っていきます。いいですよね?」というメッセージでアレンジを加え、会場を盛り上げた。

また、囲み会見では、現在、帝国劇場で上演中のミュージカル『レ・ミゼラブル』でコゼット役として出演中の生田と、同作の日本初演でコゼットを演じた斉藤が並んだ。生田は「(役づくりに)どう考えたらいんだろうと相談したら、(斎藤も)30年前に同じような悩みを抱えてらしたりして、アドバイスをいただいて気持ちが楽になって、背中を押してもらいました」と明かすと、斉藤からは、生田に「コゼットには、技術力はもちろん、存在として圧倒的な清冽さ、透明感が絶対的に必要。そういうものを放っている。コゼットはすごく難しい役で、その苦しみに必ずぶち当たるんですが、すごくすてきな存在感を持っているから、そのまま疑わずにコゼットをやっていただきたい」とエールを送った。

そのほか、授賞式での主なコメントは以下の通り。

【岩谷時子賞】

■加山雄三
前回(第1回)は特別賞をいただいて、今回は大賞で“若大将が大賞”を獲って非常にうれしい(笑)。岩谷さんとの出会いが、私の人生を決めたと言っても間違いないので、その方の賞をいただけたのは大変にうれしいことです。80歳まで生きていてよかった。
【岩谷時子との思い出】
非常に謙虚でしとやかで、作品が出来上がるのがとても早く、すごくお仕事が早い。曲をお渡ししてから翌日には詞ができているということもありました。それに想像を絶する良いものがどんどん出てくるんです。
【80歳を越えても活躍する秘訣は】
よく分からないんですね(笑)。よく聞かれるんですが、初めての80ですから(笑)。ただ、60歳を過ぎてからは、食べ物とか身体のことをいろいろと気をつけるようになりましたね。身体が資本ですから。それ以前はまったく考えないで、無茶なことばかり平気でやってきましたけど。お袋は、にんじんジュースだとかはちみつレモンだとか、すごく食べ物に気を使っていたんですが、52歳でガンで亡くなったんです。それ以来、何をやろうが人間の寿命は同じなんだと、だったら、好きなものをやって好きなものを食って死んでいけばいいやと考えていたんですが、自分が60歳を越えたくらいから、やっぱりにんじんジュースがいいのかなと(笑)。
でも、考えてみたら、指を使うとボケが遅くなるとか、身体によいことばかりをやっていたんですね。ギターやピアノを弾いて、陶芸をやって、絵を描く、全部いいみたいなんです。そういう意味では若さの理由なのかもしれません。

【特別賞】

斉藤由貴
私にとって岩谷先生は本当に尊敬する大切な恩人です。ですので、岩谷先生の名前の賞をいただけたことは、私には何にも代えがたい女優人生の素晴らしいご褒美になったと考えております。『Chanson de 越路吹雪 ラストダンス』で岩谷先生の役を演じた時、女優として岩谷先生のお宅をご訪問して会わせていただいたのはたぶん私が最後の人間になるのではないのでしょうか。本当優しくて、柔らかなほほえみで包んでくださる感じが、なんとも言えない幸せなひとときでした。
岩谷先生とパーティーでお会いした時、軽い気持ちで「お一人ですか?」と聞いたら、岩谷先生は、にっこり笑われて「そうよ、私はいつも一人」って言ったんです。その感じがあまりにも素晴らしくて、たった一言のセリフなのに衝撃を受けて、「ああ、この感じが岩谷先生の美しさなんだ」と、ものすごく深く印象に残ったんです。私たちは、たくさんのスタッフに囲まれて活動していますが、真髄は自分に向き合うことがすごく大事だと思うんです。そういう意味では、岩谷先生の遺志を汲んで、自分と見つめ合いながら、今後も活動を続けていけたらと思います。

【奨励賞】

■瀧山久志
今日は大変ありがたい賞をいただきまして、喜びと驚きと身の引き締まる思いで胸がいっぱいです。私は、山口県萩市見島という島で生まれ育ちました。本土から船で1時間以上かかります。コンビニもなければ信号機もありません。田舎自慢ではいまだに負けたことがありません。不便です(笑)。そこで走り回っていた時には、まさかこんな日が来るとは夢にも思っていませんでした。今、あきらめなくてよかった、続けてきてよかったという思いを存分に噛みしめることができて本当に幸せです。ありがとうございました。劇団四季の理念に「作品の感動を丁寧に客席に届ける」というのがあります。舞台俳優として、これからもいろいろな作品に携わって、理念としっかり向き合って精進していきたいと思います。

■野田あすか
今日は、岩谷時子賞奨励賞をもらって、すっごくうれしいです。私はプロのピアニストとしてまだスタートしたばかりです。もしかしたら岩谷時子先生が、私に「あなたは周りに幸せをたくさんもらったぶん、これからはたくさんの人が、生きていて“幸せだな”と思ってもらえるような、音楽を伝えていってね」と、こんなに立派な賞をくれたのかなと思います。これからも聴いている人の心がホッとするような曲をつくったり、ピアノがじょうずになるように頑張っていこうと思うので、見守ってください。今日はありがとうございました。
【楽曲披露にあたって】
私がつくった曲の中から〈哀しみの向こう〉という曲を弾かせてください。この曲は少し気持ちが落ち込んだ日につくりました。でも何回もそうなってきたから、私は知っています。ちゃんと希望を持てる日が来ることをです。悲しみの向こうには、絶対に優しさや明るさが待っています。どんな人もずっと毎日楽しくて、ルンルンの人はいないと思います。悲しいことがあった時にそれを乗り越えようと頑張ることも大切かもしれないけど、その悲しみにどっぷり浸かっていても、いつか光は見えてくる。そんな希望を込めた曲です。

■生田絵梨花
まさか自分がこんな賞をいただけるとは思っていなかったので、本当に光栄です。私は普段アイドルとして活動していて、舞台の世界に足を踏み入れていますが、(舞台を)今まで観たことがないという方が、興味を持ってくださったり、また観たいと思ってくださったり、そういう声を聞くと、「あぁ、うれしいな」とやりがいを感じますので、これからも一人でも多くの方に魅力が伝わるように頑張っていけたらと思います。でも、私の力はまだまだだと分かっているので、これからも長くコツコツとやっていけるように努力を重ねていきたいと思います。今日はこんなにすてきな賞をありがとうございます。

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  • 「第8回岩谷時子賞」2 加山雄三
  • 「第8回岩谷時子賞」3 斉藤由貴
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  • 「第8回岩谷時子賞」19 後列左から、生田絵梨花、瀧山久志、前列左から、市村正親、斉藤由貴、加山雄三、野田あすか

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