吉田鋼太郎、熱弁「ものすごいものをつくっている」 『ビリー・エリオット』の力強いパフォーマンスが公開 - 2017年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ビリー・エリオット』レッスン 1 左から、柚希礼音、加藤航世、吉田鋼太郎

▲ 公開レッスン「ソリダリティ」より。左から、柚希礼音、加藤航世、吉田鋼太郎

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『ビリー・エリオット』レッスン 5 後列左から、吉田鋼太郎、柚希礼音、前列左から、加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹、山城力

▲ 後列左から、吉田鋼太郎、柚希礼音、前列左から、加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹、山城力

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今夏、日本初演されるミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』レッスンの様子が、7月19日(水)の開幕に先駆けて都内の稽古場で公開された。

2000年公開のスティーブン・ダルドリーの同名映画を舞台化した本作。ストライキに揺れる、1984年のイギリス北部の炭鉱町ダーラムを舞台に、偏見と闘いながらも、バレエダンサーの夢に向かってひたむきに進む少年と、それを支える家族の姿を描いたものだ。映画を手掛けたダルドリー(監督)とリー・ホール(脚本)のタッグ、そして、エルトン・ジョンの楽曲により、05年にロンドンで開幕し、10年以上もロングランが続くヒット作が、いよいよ日本版として初演される。

この日、最初に公開されたのは、主人公ビリーが、ボクシングの練習終わりに、ひょんなことからバレエのレッスンに紛れ込んでしまうシーン「シャイン(Shine)」。ウィルキンソン先生を担う柚希礼音と、個性豊かなバレエガールズが、エネルギッシュに歌い踊る。また、彼女らに翻弄されるビリーがコミカルだ。

2つ目は、ストを掲げる炭鉱夫と警官が衝突する一方で、着実にバレエの才能を開花させていくビリーの姿が交錯していく「ソリダリティ(Solidarity)」がお披露目。トニー役の中河内雅貴ら大勢のキャストたちが織り成す、迫力のパフォーマンスが繰り広げられると、そのまま、吉田鋼太郎扮する父親が怒鳴り込んでくる「父さんにバレる」のシーンへ。吉田は、「バレエはオカマがやることだ!」と九州なまりのせりふでまくし立てる、頑固な性格を感じさせる父親像の熱演で、柚希とぶつかり合う。

最後は、バレエオーディションへの挑戦に悩むビリーに、親友マイケルが“自分を貫くことの大事さ”を、歌と軽快なタップダンスで伝える「エクスプレッシング ユアセルフ(Expressing Yourself)」。今回は、本番では見られない5人のビリー役と、4人のマイケル役が全員そろっての特別パフォーマンスに。みずみずしい輝きを放つ少年たちのダンスに本番への期待が高まる。

公開レッスンを終えて、吉田と柚希の二人が囲み会見に登壇。ビリーたちの現段階での仕上がりを問われた吉田は、「まだまだ発展途上。ものすごく厳しいレッスンを続けてきて、徐々に形になりつつあるという段階。もっとお芝居の稽古が必要。踊りや歌はある程度時間はかけたら、あるところにいけるけど、芝居はそれぞれのセンスもあるし、彼らもどこまでやっていいのか、まだ、実感としては分かっていないよう。お父さんに対して『分からずや!』と言ってしまうシーンも、まだ本当に心からはできてないので、これが出来た時に、踊りと歌と演技が三位一体になると思う」と厳しく分析しながらも期待を寄せる。しかし、「彼らの真っ直ぐな取り組み方は、ちっとも弱音を吐かない。大変なはずなのに喜々としてやっている姿には心打たれます」と語った。

柚希は「子供たちだけど、プロだなと感じることが多くて、前向きに、どんどん芝居・歌・ダンスと毎日のスケジュールが厳しくても予習復習がちゃんとできていて尊敬します」と気を引き締める。子役たちには「カワイコぶりっこしてないところが最高に好き(笑)。一人ひとりすごい表情をしていて、良い面も悪い面も全部出すから感動する、作品自体がそういう演出。子供たち一人ひとりに個性があって細かいところまで見ていただけたら、楽しいのでは」とアピールした。

海外クリエーターとの創作には、吉田は「本当にプロ」と即答。「『ちょっと今日は……、ここまでにしません?』とかは、一切通用しない。その日に、決められた課題は必ずやりきる! なので大変。だけど着実にやっていることが身になって、次の段階へ進める」と語る。厳しさについては「笑いながら厳しい(笑)」と笑い、「何かが飛んできたりとかは?」という質問には「それはない。そのやり方がちょっと懐かしいところもありますが(笑)」と返していた。柚希は「世界各国で『ビリー・エリオット』をやってきたので、“持っていき方”を、細かいところまで全部ご存知」とクリエーターたちの力量をうかがわせた。

今回が初共演となる二人。吉田は「舞台を拝見していて、かわいくて華があって、人気があるのもうなずける。とっても性格もオープンで、初めてお会いした時から、10年来の友達のような気にさせてくれる」と笑顔を見せると、一方、柚希は「これが“ウワサの吉田鋼太郎さん”だと。とても親しみやすく話せてもらっていますが、初めて芝居を合わせた時は、ものすごく圧倒されて何もできませんでした」と告白。「演出からも、『ビビらないで』『圧倒されるな』と言われるくらい、あまりの迫力とあまりのお芝居に、何もできずに終わって反省しました」と振り返り、この日のレッスンにも「今日は負けずにやるぞと心に決めてきました」と姿勢を正していた。

最後に、吉田は「稽古していて、子供たちの情熱に周りにも触発されながら、ものすごいものをつくっているんだと実感しながら稽古をしています。子供も大人も主張を持っていて、高いテンションでぶつけ合い、それがいつの間にか歌になり踊りになり、劇場中がその熱に満たされ、そして最終的にはビリーが未来に向かって飛び出していく。お父さんたちも周りの人間もビリーと一緒に成長して、自分たちも彼らも成長が残る。本当に見終わった後には『明日から俺も頑張ろう!』という気になる芝居だと思います。ぜひそれを確かめに劇場に来てください。本当に、ミュージカル嫌いな僕がオススメする、絶対!俺も観る! というミュージカルです」と熱い思いを伝えると、柚希は「本当に日本で『ビリー・エリオット』ができるのは、とてもすごいこと。ビリーが5人のそれぞれの良さがありますので、どのビリーも絶対に観ていただきたいので、5回以上は見ないといけないかな(笑)。皆さまぜひ楽しみにいらしてください」とメッセージを送り会見を締めくくった。

この記事の写真

  • 『ビリー・エリオット』レッスン 1 左から、柚希礼音、加藤航世、吉田鋼太郎
  • 『ビリー・エリオット』レッスン 2 中央は柚希礼音
  • 『ビリー・エリオット』レッスン 3 吉田鋼太郎(左)と加藤航世
  • 『ビリー・エリオット』レッスン 4
  • 『ビリー・エリオット』レッスン 5 後列左から、吉田鋼太郎、柚希礼音、前列左から、加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹、山城力
  • 『ビリー・エリオット』レッスン 6 吉田鋼太郎
  • 『ビリー・エリオット』レッスン 7 柚希礼音

 

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