森山未來×シディ・ラルビ・シェルカウイ『プルートゥ』が再び登場 土屋太鳳が初舞台挑戦 - 2017年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『プルートゥ』2018 上段左から、大東駿介、森山未來、土屋太鳳、下段左から、吉見一豊、柄本明、吹越満

▲ 上段左から、大東駿介、森山未來、土屋太鳳、下段左から、吉見一豊、柄本明、吹越満


森山未來×シディ・ラルビ・シェルカウイにより、2015年に上演された舞台『プルートゥ PLUTO』が再び登場。18年1月のBunkamuraシアターコクーンでの上演に加え、海外ツアーも実施される。

手塚治虫作「鉄腕アトム」のエピソード「地上最大のロボット」を、人気漫画家・浦沢直樹らがリメイクした「PLUTO」を舞台化した本作。人間とロボットが共存する時代を舞台に、世界最強と呼ばれる7体のロボットたちが次々と破壊される事件を追うことになった刑事ロボット・ゲジヒトとアトムのドラマが描かれる。

手塚×浦沢のコラボレーションで話題作となった原作漫画が、15年にダンス、音楽、映像、パペットなど演劇の枠を超えた、多彩な表現方法を駆使して、世界初の舞台化が実現。同作が、3年の時を経て構成・演出などを新たに構築しての上演が決定した。

アトム役で再び主演を担うのは森山。そして、アトムの妹で不思議な能力を持つウランと、ゲジヒトの妻ヘレナの二役は、これが初舞台となる土屋太鳳が担う。映像での活躍の一方で、大学では舞踏学を専攻し身体能力の高さも披露している土屋が、どんな躍動を見せるのか注目だ。

さらに、物語の謎を追う刑事であり、高性能ロボットでありながら自身のアイデンティティを追い求めるゲジヒトに大東駿介、大きな包容力でアトムとウランを見守り続けるお茶の水博士に吉見一豊、物語のキーパーソン・天才科学者アブラーに吹越満、アトムの生みの親であり、ロボットに複雑な想いを抱く天馬博士に柄本明と、新メンバーも参戦する個性豊かなメンバーがそろう。

■森山未來
2012年にシディ・ラルビ・シェルカウイ氏によるダンス作品『TeZu kA』に関わらせていただき、それに続きまたしても自身が敬愛する手塚治虫さんの作品(もちろん浦沢直樹さんの作品でもありますが)で彼と仕事をさせていただけることに縁を感じていました。
ダンス、芝居、映像など様々な要素をラルビの感性によって有機的に絡み合わせ、それを演劇作品として打ち出せたことが新たな視点を生み出すことになったのではないでしょうか。個人的には、文化交流使としてイスラエルに1年間派遣されていた状態から日本に戻ってすぐの公演だったので、日本の商業舞台の構造をあらためて客観的に見ることができるタイミングでもありました。一度生まれた作品が一度限りで終わることなく、また関わることができることの喜びを最近は感じるようになりました。できる限り新鮮な気持ちで、ブラッシュアップを重ねて作品がより豊かになるよう精進できればと思っています。
土屋太鳳さんとはいつか関わることができればと思っていたので、一緒に作品づくりができるのを今から楽しみにしています。アトムとウランのデュオができたりしたら面白いですよね。

■土屋太鳳
演技に心を奪われてから12年、“舞台”という場所に憧れ続けてきました。役を生きる役者さん方は、動く太陽のように輝いたり、全てが消えてしまいそうなほど胸に迫ったり……素晴らしい演技をたくさん拝見してきました。だからこそ、舞台という場所を目の前にした今、畏れを強く感じています。この畏れを、表現者の方々や時間との出会いによって作品にふさわしい何かに替え、舞台の上で、ウランとヘレナとして生きたいと思います。
(2015年の作品は)お正月に放送された映像を拝見しました。鳥肌が立ち、作品というより預言に近い世界観に驚きましたが、深く膨大なメッセージの中に、人が人に伝えるべき大切なものが含まれる物語だと思いました。森山未來さんは、ドキュメンタリー番組を拝見して以来、素晴らしい表現者として心の中にいつも存在している方です。森山さんを中心にキャストの方々が表現する世界は壮絶だけれど美しく温かく……、自分が将来もし子どもを育てる立場になったら、一緒に観たい作品だと思いました。

■大東駿介
子供のころから手塚作品に魅了され続け、その中でも「鉄腕アトム」は、数々のエンディング含め、大人になった今だからこそ心打たれる僕にとって大切な作品です。「PLUTO」ももちろん読んでいました。地上最大のロボットが浦沢さんの解釈で新しく壮大に、繊細に描かれる世界にワクワクしながらのめり込みました。まさかそれを舞台でやるとは……! と興奮と悔しさ半分で観劇した前回の公演。浦沢さんの「PLUTO」の繊細な心の描写が圧倒的な身体表現で見事に表現されていたのが印象的でした。そんな勝手に思い入れのある作品にまさか参加できるなんて……。とても楽しみです。

■吉見一豊
ダンス観賞好きの私にとって、ダンサーの皆さんと一緒の現場にいられたあの時間は、本当に胸踊るものでした。今回もっともっと彼らのエネルギーと混じり合えるようイメージをもって臨みたいと思います。皆さんよろしくお願いします。

■吹越満
森山さんとは、かねてより、いつかご一緒できたらよいですね、と言い合っておりましたので、今回の参加、大変うれしく思っています。ラルビさんとのコミュニケーションはやはり日本語ではないでしょう……。外国語がまったくダメな私は、この機会に少しでも英語が身に付いたらいいな、なんて呑気なことを考えつつ、絶対、足を引っ張っちゃいけない! と緊張もしているのです!!

■柄本明
ラルビは稽古場で毎日新しい問題を起こす。それをやるためにはどうすればいいのか……。それをみんなで考える。そんな真っ当な稽古場でした。幾何学模様が動くたび世界は変わる。あるいは変わってしまう……ということを通しておそらく観ている人の潜在意識にタッチしていったのだと思います。今度はどんな稽古場になるのか?楽しみであります。

インフォメーション

シアターコクーン・オンレパートリー2018
手塚治虫 生誕90周年記念
『プルートゥ PLUTO』

【スタッフ】演出・振付=シディ・ラルビ・シェルカウイ
【キャスト】森山未來/土屋太鳳/大東駿介/吉見一豊/吹越満/柄本明/上月一臣/大植真太郎/池島優/大宮大奨/渋谷亘宏/AYUMI/湯浅永麻/森井淳/笹本龍史

■東京公演
2018年1月7日(日)〜28日(日)予定
・会場=Bunkamuraシアターコクーン
・一般前売=10月予定

■大阪公演
2018年3月上旬予定
・会場=森ノ宮ピロティホール

2018年2月に海外公演(イギリス・オランダ・ベルギー)予定

*記事中、手塚治虫の塚は正しくは旧字体

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