風間俊介&松井玲奈&中村中&片桐仁で再演 鴻上尚史作・演出『ベター・ハーフ』開幕 - 2017年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ベター・ハーフ』開幕 1 左から、松井玲奈、中村中、片桐仁

▲ 左から、松井玲奈、中村中、片桐仁

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『ベター・ハーフ』開幕 10 左から、鴻上尚史、片桐仁、松井玲奈、中村中

▲ 左から、鴻上尚史、片桐仁、松井玲奈、中村中

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鴻上尚史の作・演出で2015年に初演された舞台『ベター・ハーフ』が再演。その本多劇場での25日の開幕を前に、一部シーン公開と囲み会見が行われた。

タイトルの“ベター・ハーフ”とは、自分が必要とするもう一人の存在のこと。天国で一つだった魂が、この世に生れる落ちる時に男性と女性に分けれるために、現世でもう片方の自分に出会うと、身も心もピタリと相性が合うという考えに由来する言葉だ。本作では、若い男女と中年の男性、トランスジェンダーの女性という4人が密接に絡み合いながら、それぞれのベター・ハーフを探し求めるドラマがつづられる。

今回は、初演から続投の風間俊介、中村中、片桐仁と、新たに参加する松井玲奈の4人が出演。風間は2年ぶりの再演には、「前回はありがたことにものすごく評判良くて、当日券を求める列ができたのは初めてだったので、正直(再演は)あるかなと思ってた」と自信たっぷり。片桐も「初演のホン読みの時から『再演決定ですね!』と。それくらいホンが素晴らしくて、鴻上尚史は才能あるなあって思いました(笑)」とメンバーを笑わせた。

中村は、今回は初演の好評に応えて公演タイトルと同名の劇中曲のCDを制作。「恋に不器用であるがゆえに、真剣に恋する人にはおすすめの一枚になりました」とアピールした。

一方、再演から参戦の松井は「プレッシャーは、感じてるんですが……」とこぼすと、片桐は「選挙とかないしいいじゃない! 結婚宣言しちゃう?」と、先だってのAKB総選挙での須藤凜々花になぞらえて発言すると、メンバーは総ツッコミしながら笑い合った。

報道陣からは「総選挙よりプレッシャーはある?」と質問が飛ぶと、松井は「全然あります!」と即答。稽古を振り返り「アイドルを目指す女の子なので、夢を追いかけるところは自分と似ているけど、考え方が180度真逆なところにたどり着くので、そこを自分に近づけて、どうお客さんに伝えるかは苦戦しました。遥香というキャラクターが心に刺さされば。初演を観た方にも私が入ったことで、別の側面がある『ベター・ハーフ』を楽しんでいただけたら」と意気込んだ。

新メンバーを迎えた、風間は「キャストは、4人しかいないので、一人が新しい風を吹かせてくれると、どんどん発見がある。再演って、違った角度でのアプローチを求められることが多いんですけど、今回は、鴻上さんが『前回、ものすごく受け入れてもらえたから、もう一回、同じコースに同じ直球を投げる』と、奇をてらったことはしてないんです。もし(印象が)変わっていたというなら、玲奈ちゃんの力と、2年間での僕らのほんのちょっとの成長かな」と語った。

鴻上は「玲奈ちゃんはよくやってる。この参戦の仕方は、本当にたくましいいい女優になる。3人は2年前に出来上がってますから。そこに入ることは本当に大変なんだけど、よく今日まできたなと大したものです」と、松井の奮闘ぶりに太鼓判を推した。

本作の物語は、風間演じる諏訪が、上司からプロフィールを偽ってネットで知り合った女性と代わりに会ってほしいと、頼まれるところから始まる。このストーリーに絡めて、「誰かの代わりになったことは?」という質問が飛び出した。

風間は「ドラマの撮影スタジオからタクシーに乗った時に、運転手から『お兄ちゃん、照明?音声?』とスタッフさんだと思われて。『照明です』って答えて、ずっと照明さんのトークをしたことがありました」とエピソードを披露すると、メンバーは「何にでもなれちゃうな」(片桐)、「役者だね」(中村)と驚きの声が上がった。

中村は「『ベター・ハーフ』でいつも思い出すことが。逆身代わりというか、私は役と同じで、男性として生まれて、女性として生きているんですが、お付き合いした人に内緒にされて、友達や親に紹介してもらえない。別の名前で携帯に登録されていたこともありました」と話す。さらに「タレントの熱愛発覚でも、トランスジェンダーと付き合ってる人とか出ないか楽しみに待ってます。多様性と言われつつあるけど、そうなったら日本も明るくなるんじゃないかなって」と彼女ならではの切り口で語った。

また、片桐は「僕は、オファーが来るたびに、本当は相方(小林賢太郎)に頼みたかったんじゃないかなって毎回思う。あと、ファンですって言われると、相方でしょ?って毎回言う。自信がないんです(笑)」と笑いを誘った。

そんな自虐っぷりを見せる片桐だが、松井は熱烈に片桐との共演を望んでいたそう。片桐は「そう聞いてたので、好きな感じで来るかなって思ってたら全然来ない」と残念がると、松井は「好きだからこそ、行けなんです!」と必死のコメント。そんな様子に鴻上は「(松井の)出演コメントでも、『片桐さんと共演できて本当にうれしい!』とあって、僕と風間は、俺たちのことはどうでもいいんだなぁって……(笑)」とボヤいていた。

さらに、松井は「ずっと仁さんが好きで共演したいなと思っていたんです。お芝居の中で、仁さんの投げてくるボールが面白いので、それをキャッチできるのが幸せ」と目を輝かせて感激すると、風間は「この場におよんでもやっぱり僕らの名前は……」と苦笑いしつつも、「それぞれコンプレックスを大事に抱える作品ですし、嫉妬とかも作品に織り込まれてるし、そういうところも面白い」とそんな感情も作品創作に生かしているようだ。

最後に、風間は「『ベター・ハーフ』は、演劇が好きな人はもっと好きに、観たことない人は演劇を好きになってくれるような作品。恋愛模様は、自分の恋愛に必ずつながるところがある、“皆さんの物語”です。なので、舞台を観に来たことない人でも、少しでも多くの方が来てほしい。自信があります。楽しみにしてください」と力強いメッセージを送り会見を締めくくった。

東京公演は、7月17日(月・祝)まで。その後、愛知、福岡、大阪を巡るツアー公演が行われる。

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