松山ケンイチの“影武者”が登場!? 劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season風』製作発表会 - 2017年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『髑髏城の七人 Season風』会見 1 後列左から、岸井ゆきの、橋本じゅん、山内圭哉、前列左から、生瀬勝久、向井理、松山ケンイチ(人形)、松山ケンイチ、田中麗奈

▲ 後列左から、岸井ゆきの、橋本じゅん、山内圭哉、前列左から、生瀬勝久、向井理、松山ケンイチ(人形)、松山ケンイチ、田中麗奈

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『髑髏城の七人 Season風』会見 4

▲ 自身の“影武者”と並んだ松山ケンイチ

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IHIステージアラウンド東京で、9月から上演される劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season風』の製作発表会が、11日、IHIのロビーにて開催。一般参加者も集まった会場に、松山ケンイチ、向井理、田中麗奈、橋本じゅん、山内圭哉、岸井ゆきの、生瀬勝久らが顔をそろえた。

会見がスタートし、ステージに設置された大きな幕が一気に降ろされると、ビシっとキメたキャスト勢ぞろい……と思いきや、松山がいるはずの中央の立ち位置には、なんと3Dプリンターで作成された松山そっくりの等身大の模型が。その後、会場後方から、本物の松山が登場し一般参加者たちを大いに驚かせた。

かつて行われていた捨之介&天魔王の一人二役バージョンが13年ぶりに復活し、同役に新感線2回目の出演となる松山が挑む今回の「風」。「一人二役」「影武者」といったキーワードがそろう、本作ならではのユニークな仕掛けだ。

同劇場は、約1300席もの観客を乗せて360°回転する円形の客席を劇場中央に配置し、その周囲をステージとスクリーンがぐるりと取り囲むという斬新なシステム。「風」キャストたちもすでに劇場を体感しているそうで、松山は「新感線の舞台は、お客さんを引き込んで、すごい世界に連れて行ってくれるけど、新しい装置でまた違う次元に行ったなと感じました。“演劇”という一言ではくくれないくらいのすごいエンターテインメント」と力説すると、向井は「暗転のない芝居は、3時間くらいの時間があっという間に感じるくらいのスピード感。ストレスなく最後まで気持ちが高ぶっていた」と絶賛した。

ただやはり、キャストたちは舞台裏の移動や導線が気にかかっている様子。山内は「観た時は降ろさせたもらおうかなと思いました(笑)。(『花』キャストからは)とにかく“大変だ”の一言。戦場だと聞いた」とこぼすと、田中麗奈は「方向音痴なので大丈夫かな(笑)」と心配そうな表情。これに演出・いのうえひでのりは「『花』のセットの置き方は見た目の面白さを重視して俳優が大変だったんですが、『鳥』の時は反省を踏まえて並びを変えていますから。徐々に俳優に優しくなってますよ(笑)」とフォロー。生瀬は『花』を観劇した際に導線のことを聞いたそうで「舞台裏をセグウェイで移動しているそうなのでそれが楽しみ」と期待していた。

かつて、古田新太や市川染五郎が演じた捨之介&天魔王の一人二役。脚本の中島かずきは、「もともと古田新太が出トチリをして、それに怒った僕が、もう失敗させないように、舞台に出ずっぱりにしようとつくったもの。それが何の因果か松山くんに負荷をかけることに(笑)」とエピソードを明かした。

続けて、中島は「もちろんそれだけじゃないんですけど(笑)。影武者の物語ですから、本物が消えた時に、残ったニセモノたちがどう生きるのかを書きたかった。今回は、“オリジン”に戻ろうと思います。ただ、オリジンだけど今の形の新しいオリジンをつくれたら。これまでとは違います。何より主役の疲労度が違います(笑)」と冗談を交えながら今回の意図を語った。

一方、いのうえは、演出について「『花』はシンプルに、『鳥』はショーアップしてきたけど、『風』はきっちりと人間ドラマをやりたい。13年前はどちらかと言えば“勢い”だった。ドラマよりも、一人の俳優が、二つの役をこのスピードでこれだけ変われるんだ! と見せつけることに意義があった。今回は、きちっと捨之介と天魔王を描きたい」と意気込むと、松山には「とりあえず足腰をしっかりして(笑)、できれば雪駄でお願いしたい。捨之介役はみんなしんどいけど、やっぱり着流しに雪駄がカッコよくて色っぽい。痛かったりつらかったりだけど意地でガマンです(笑)」とメッセージを送る。

これを受けて松山は「雪駄以外の選択肢があったんですか!?(笑)」と驚きつつも、「僕も雪駄が良いと思うので、普段から履いています。もともと好きだったんですけど、毎回『髑髏城』を観て、“なんで雪駄であれだけの殺陣ができるのか”ってずっと疑問に思ってました。そこは歴代の捨之介に話を聞きたいですね」と役づくりに準備に余念がない。

これまでにさまざまな役者たちが演じてきた『髑髏城』。報道陣からの質問には「ライバル視する人はいる?」という質問が飛ぶと、狭霧役の岸井は「皆さん、それぞれに違う色を出していたので、ライバルというより自分のできることを一生懸命やって、『風』の沙霧がつくれたら」と気合を入れた。

贋鉄斎役の橋本は「最初は逆木圭一郎さんに中島さんが当て書きをされて“人の話を聞かない変態”というキャラに。モデルになった人がとんでもない(笑)。それに、贋鉄斎は古田くんと成志さんがやりきっていると思う(笑)」と苦笑いだったが、「自分は初演から兵庫を演じたので、今回の兵庫の圭哉くんを応援したい」と山内にエールを送った。

山内はいくぶんコワモテに仕上がった今回の兵庫のビジュアルに「どっちかって言うと髑髏城にいてる方みたい(笑)」とコメント。「じゅんさんの兵庫も拝見しているし、常に血が湧いているような役をやるのは初めて。また別のものができればと思ってます。ある意味でライバルとなるのは、『鳥』の福田転球さん。一番仲の良い先輩ですけど、軽く超えてやろうと思いますよ(笑)」とアピールした。

極楽太夫役の田中は「新感線初参加なので先輩方から勉強させてもらおうという気持ち。『鳥』の松雪泰子先輩の太夫が、もう優雅で麗しくて、はぁーってため息が思わず出ちゃうくらいで、それでいて力強い。素晴らしいところを見習いつつ田中麗奈の極楽太夫をつくりたい」と目を輝かせた。

松山は「古田さんと染五郎さんのお二人が完璧なので、これ以上出ないというところまで自分を追い込んでやりたい。『髑髏城』ファンの方にも分かるくらいに古田さんや染五郎さんのニュアンスを入れたら面白いかもしれないですね」と意欲的な姿勢を見せた。

蘭兵衛役の向井理は「やるからには自分にしかできない蘭兵衛をやりたい。ただ早乙女(太一)くんの日本最高峰の殺陣と比べられるのはつらいので、今回は殺陣を封印して、会話ですべて解決する会話劇にしていこうかと」と大胆なアイデアで会場を笑わせた。

最後に狸穴二郎衛門役の生瀬勝久は「近藤(芳正)くんや梶原(善)くんとか仲の良い役者がやっていますから……、ぶっ潰します! 蹴散らしてやります! あと、僕、新感線が初なんですよ。なので、(劇団に)残るためにも共演者全員もぶっ潰します! 初日で喉を潰すくらいの気持ちで、全力で全員をぶっ潰します! ホントですよ! 役者生命を懸けます! 言うのは勝手ですから(会場笑)」と気合たっぷりの宣戦布告で会場を盛り上げた。

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  • 『髑髏城の七人 Season風』会見 1 後列左から、岸井ゆきの、橋本じゅん、山内圭哉、前列左から、生瀬勝久、向井理、松山ケンイチ(人形)、松山ケンイチ、田中麗奈
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  • 『髑髏城の七人 Season風』会見 4
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インフォメーション

ONWARD presents
劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season風 Produced by TBS

【スタッフ】作=中島かずき 演出=いのうえひでのり
【キャスト】松山ケンイチ/向井理/田中麗奈/橋本じゅん/山内圭哉/岸井ゆきの/生瀬勝久 ほか

2017年9月15日(金)〜11月3日(金・祝)
・会場=IHIステージアラウンド東京
・一般前売=7月16日(日)開始
・料金=全席指定S席13,000円/サイド席12,500円

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