大泉洋、小説“初主演”!? 塩田武士による“当て書き”の新作小説「騙し絵の牙」が発売 - 2017年8月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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「騙し絵の牙」塩田武士(左)と大泉洋

▲ 塩田武士(左)と大泉洋

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俳優・大泉洋を“主演”に据えた塩田武士の最新小説「騙し絵の牙」が、8月31日(木)に発売される。

通常は、ヒット小説が映画会社などにより映像化され、その企画にさまざまな俳優が抜てきされるもの。しかし今回は、出版社と作家に加え、芸能事務所、そして、俳優までが一体となって、発案当初から映像化をも見据え企画された異色の文芸作品が誕生した。

物語の主人公となるのは、大手出版社で雑誌編集長を務める速水輝也。手掛ける雑誌の休刊をめぐり、組織に翻弄された速水が、やがて業界全体に立ち向かうというストーリーだ。

「グリコ・森永事件」をモデルにした小説「罪の声」で注目を集めた社会派作家・塩田。10作目にあたる今回は、4年間にわたる丁寧な取材と、大泉に関する綿密な分析を重ねてきたという。さらに、大泉本人からの細部にわたるアドバイスが加わり、彼の話し方や会話の間の取り方などを取り入れた、完全な“当て書き”で小説を執筆。読み手は主人公・速水に扮する大泉が頭の中で動き出すという、新感覚の小説を生み出した。

■塩田武士
実在の俳優、それも唯一無二の役者をアテガキにして小説を書く−−。
芸能事務所の方と編集者と打ち合わせを続け、“完全アテガキの社会派小説”という未知の世界を前に何度もプロットを修正。新時代のメディア・ミックスに備えました。もちろん、大泉さんとも打ち合わせをし、その場で非常に鋭く厳しい読者目線のアドバイスをいただいたことにより、物語はさらに進化しました。それぞれの立場で、真剣に作品について考え続けた結果、私のイメージを遥かに超えた“小説の核”が出来上がったのです。
さらに、主人公の速水輝也と大泉洋さんの“完全同期化”を目指し、私は大泉さんの映画やバラエティー番組、舞台を見て、語尾や会話の間、どのような方法で笑いを取っているかを分析しました。作品中に速水が接待でモノマネをするシーンがありますが、それはほぼ全てが大泉さんのレパートリーです。あらためて実感しました。こんな振り幅の大きい俳優はいない、と。
取材、執筆に4年。今は「もうできることはない」という清々しさが胸の内にあります。「物語の内容が現実とリンクしていく可能性がある」−−そう気づいた時、読者の皆さまはどんな未来予想図を描かれるでしょうか? 本を愛するすべての人たちへ。さぁ、新しい扉を開いてください。

■大泉洋
今回「騙し絵の牙」のカバーを担当させてもらいました。もともと私をイメージして塩田さんが小説をお書きになられたというちょっと変わった作りの小説です。そもそも、この「騙し絵の牙」の発案の出発点というのが、雑誌「ダ・ヴィンチ」の表紙に出る時、おすすめの本を一冊選ばなければならなかったことなんです。
私は表紙撮影があるたびに、「大泉エッセイ」を担当してくれていた同編集者に、いつも「お薦めの本、ない?」と聞いていたんです。“映像化されて、私が主演をできるような小説”をと。それを、毎回、聞かれるのが、彼女は面倒臭くなったんでしょうね。「じゃあ、もう大泉さんを主人公としてイメージした本をつくります!」と言ったのが始まりなんです。
今回、速水というやたらかっこいい雑誌の編集長が出てくるのですが、あくまで塩田さんが私をイメージしたらこうなったというキャラクターです。たいがいダメなお父さんを演じるのが多い私ですが、今回は実に大人なかっこいい男で、この速水に扮してカバーも撮影しました。中にも私の写真が入っておりまして、私の写真集と言っても過言ではございません!
でも今、何より怖れているのが、この小説が映画化された時、速水役が私ではない、ということです。映画館で「特報」を観て、「騙し絵の牙」ってタイトルが出てきてるのに、主演俳優が違っていて「あー! 俺じゃない」って。本書の帯のキャッチに〈最後は“大泉洋”に騙される!〉ってあるんだけれど、〈最後は“大泉洋”が騙される!〉って。実はそれが“騙し絵の牙”だったんだと。それだけは避けたいですね。

価格は1,600円(税抜)。

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