KERA演出×段田安則&宮沢りえ&黒木華&山崎一出演 シス・カンパニー『ワーニャ伯父さん』が開幕 - 2017年8月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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シス・カンパニー『ワーニャ伯父さん』開幕 1

▲ 段田安則(左)と宮沢りえ

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ケラリーノ・サンドロヴィッチによる演出と、段田安則、宮沢りえ、黒木華、山崎一らの顔合わせで送る舞台『ワーニャ伯父さん』が、27日に新国立劇場 小劇場にて開幕した。

チェーホフの4大戯曲(『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『三人姉妹』『桜の園』)を上演するシス・カンパニー公演「KERA meets CHEKHOV」。「最高のキャスティングとシチュエーションがそろった時のみに実現」という不定期上演企画として、『かもめ』(2013年・生田斗真、蒼井優、野村萬斎、大竹しのぶ)、『三人姉妹』(2015年・余貴美子、蒼井優、宮沢りえ、段田安則、堤真一)が上演されてきた。

今回は、シリーズ前2作でのBunkamuraシアターコクーンから、新国立劇場 小劇場へと劇場を移し、より密度の高い空間で、濃密な人間ドラマが展開。また、ギター奏者も伏見蛍が生演奏で参加し、登場人物の心情をより浮かび上がらせる。

初日を迎えたKERAとメインキャストのコメントは以下の通り。

■ケラリーノ・サンドロヴィッチ(上演台本・演出)
四大戯曲も3作目ともなると、チェーホフとの付き合い方も自分なりに会得できたと思っています。前2作が「交響楽」の趣きとすると、ミニマムで閉塞感が強いワーニャは、いわば「室内楽」。前2作よりも小さな空間で、ポップさを心掛け、細かい表現にもこだわりました。観客の皆さんが我を忘れて劇世界にのめり込める状況をつくることが自分に課した使命でしたが、スタッフ・キャスト一丸で精いっぱいやりました。今回が3作中、一番良い出来映えなのは間違いありません。

■段田安則 ワーニャ役
登場人物の皆がグチグチと不満ばかりを言っているので、最初は、「どこが面白いんだ?」と思っていたんです(笑)。でも、悲劇的な状況の中に喜劇的なニュアンスがある戯曲ですし、何よりも信頼する顔ぶれですからね、チェーホフ好きの方にも、初めてチェーホフに触れる方にも、「おっ、いい感じのヒットを打ったんじゃない?」「観に来てよかった!」と思っていただけるものに仕上がったと思っています。

■宮沢りえ エレーナ役
チェーホフは、掘れば掘るほど底なしの深さがあって、演じていて楽しいですね。引き算も足し算もできる難しさがある分、役者として鍛えられます。私が演じるエレーナは多面的な要素をもつ女性。退廃的だけど魅惑的で、保守的だけど破滅的。劇中で「肉食獣」とも言われますし(笑)、自分の衝動に対して素直な、人間味あふれるエレーナにできればと思っています。

■黒木華 ソーニャ役
最初は暗い印象を受けた戯曲が、KERAさんの上演台本と演出、稽古場での先輩たちの魅力的な姿を通し、不平不満や不幸の裏側の滑稽な面が見えてきて、とても面白くなってきました。ソーニャは一番若いのですが、一番現実を見ているしっかりした人物。難しい役柄ですが、一番感情移入しやすい存在かもしれません。これは、チェーホフが苦手という方でも面白く見ていただける舞台です。

■山崎一 セレブリャーコフ役
KERAさん演出のチェーホフシリーズには3作続けての出演です。回を重ねて、僕なりのチェーホフへの理解が深まった分、『ワーニャ〜』は一番手強く感じました。僕が演じるセレブリャーコフの見え方で、芝居全体の見え方も変わってくるので難しいなあ、と。でも、誰もまともに言葉通りのことなんか思っちゃいないとか(笑)、そんな現代的な感覚があって、チェーホフは演じていてとても面白いですね。

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