市村正親&鳳蘭、“一線越えた?”コンビぶり披露 『屋根の上のヴァイオリン弾き』製作発表会 - 2017年8月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 1 後列左から、神田恭平、唯月ふうか、入野自由、実咲凜音、広瀬友祐、神田沙也加、前列左から、市村正親、鳳蘭

▲ 後列左から、神田恭兵、唯月ふうか、入野自由、実咲凜音、広瀬友祐、神田沙也加、前列左から、市村正親、鳳蘭

ギャラリーで見る(全19枚)


『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 8 市村正親(左)と鳳蘭

▲ 市村正親(左)と鳳蘭

画像を拡大

『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 19 左から、唯月ふうか、実咲凜音、神田沙也加

▲ 歌唱披露より、左から、唯月ふうか、実咲凜音、神田沙也加

画像を拡大

このほかの写真も見る

市村正親&鳳蘭らの出演で12月より上演されるミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』の製作発表会が、都内のホテルにて行われた。

ロシアの寒村で暮らす、テヴィエとゴールデ夫妻と5人の娘たちを通し、家族の絆や故郷とのつながりを描いた本作。1964年にブロードウェイで初演され、トニー賞ミュージカル部門最優秀作品賞を獲得するほか、8年間で3,242回というロングラン記録を達成した名作となった。

67年の森繁久彌、越路吹雪らによる日本初演から50周年という記念の年を迎える今回。テヴィエ&ゴールデ夫妻を、04年から演じ続け今回で5演目となる市村と、09年からの名コンビとして親しまれる鳳が担う。そのほか、長女ツァイテル役に実咲凜音、次女ホーデル役に神田沙也加、三女チャヴァ役に唯月ふうか、モーテル役に入野自由、パーチック役に広瀬友祐、フョートカ役に神田恭兵、そして、ラザール役には今井清隆という新たなメンバーがそろう。

会見での主なコメントは以下の通り。

■市村正親 テヴィエ役
もう、(鳳と手を繋いで)僕らはだいぶ一線を越えてますので(笑)、素晴らしいミュージカルを皆さんにお見せしたいと思います。(日本初演50周年に)この作品は、森繁さんがいなかったら定着していないと思います。と同時に、作品の強さがありますね。ユダヤ人の家族、人種、人間の問題、内容が非常に豊富で作品として素晴らしい出来なんです。それと、それぞれの娘が独立して、親の思いと違う方向に旅立つことには、最近、僕も家庭で痛感しますね。まあ、僕の持つ若さとエネルギーと情熱が作品を支えているのではないかと、自分だけで思っています(笑)。
今回は、新しいメンバーがそろっていますが、今井清隆君のラザールがぜひ見たいとお願いしたんです。今までと違った『屋根の上のヴァイオリン弾き』ができそうだと、確信しています。3年前のことは忘れて、ゼロから稽古場に参加して、もっと楽しい、新しい発見ができる『屋根の上のヴァイオリン弾き』ができると思います。
【2009年以来の鳳とのコンビには】
鳳さんはご覧のようにおおらかで、何も考えてないようで、実は考えていて、繊細で強烈で野蛮で……じゃなくて(笑)、泣き虫で、女房のあらゆる部分を兼ね備えている、素晴らしい女優であり母親であり女性。つれちゃん(鳳)と一緒に夫婦やっていると、ゴールデに全部任せた方がいいのかなと思わせてくれる。今回もこの豊満な胸の中で生きるように(笑)、夫婦をやれたらいいですね。
【出身地・川越で開催されるツアー公演大千秋楽に】
川越に素晴らしい劇場ができた時から、何かやれたらと思っていて、この公演が決まって、東宝さんにお願いしたんです。1回だと思ったら3回もできるので、これは大変。故郷なのに満杯じゃないのは非常に残念なので、しばらく川越に入り浸って、チケットを売り歩いて動員に励みます(笑)。父も母もこの世を去りましたが、観に来ているつもりで頑張ろうと思いますし、地元の友達や応援してくださる方がいっぱいいるので、きっと盛り上がる大千秋楽になると思います。キャスト・スタッフみんなに大入りを出せるくらいの切符を売ります。

■鳳蘭 ゴールデ役
前回よりも前々回よりも皆さまに感動していただけるように心を込めて演じます。私の“かかあ天下”を上手に引き上げてくださって、ものすごく怖い奥さんになるんですが(笑)、いっちゃんのおかげで成立していると思います(笑)。この作品は、ミュージカルが愛される三大要素である、ドラマ、曲、ダンスすべてがそろっているからこそ残っている名作。100%すべてが良い作品ですね。
【市村とのコンビについて】
私はちょっとしか怒ってないのに、ものすごくオーバーに怯えるので、この舞台を観て、私と結婚したいと思う人はいないんじゃないかしら(笑)。それくらい、彼が私の演技を引き出してくれるんです。

■実咲凜音 ツァイテル役
製作発表会を迎えて、始まるんだというワクワクする気持ちと、身の引き締まる思いでいっぱいです。私にとって宝塚退団後の初めてのミュージカル作品になります。50周年という記念の年に参加できること、素晴らしい共演者の皆さまと一緒に舞台をつくれること、すごくすごくうれしく思います。すべてが新鮮で学ぶことばかりですから、ぜひチャレンジできるなら、自分の殻を一つ破りたいと思います。役は長女なので引っ張っていけるしっかり者のところを出せていけたらと思います。

■神田沙也加 ホーデル役
歴史ある作品ですので、初参加が決まった時はすごく興奮しました。いつも市村さんと鳳さんのポスターを見ていましたから、まさかそこに参加できるとは夢にも思っていませんでした。いつかご一緒してみたかった先輩方から勉強させいただきます。個人的には一人っ子なので、みんなとわいわい姉妹役や家族を演じる時間が過ごせるのをとても楽しみにしています。

■唯月ふうか チャヴァ役
記念すべき年に初参加できること、すごくすてきなキャストの皆様と同じ舞台に立てることをうれしく思います。私も一人っ子で姉妹の役が初めてなので、すごく今から楽しみです。仲良く楽しく精いっぱい頑張ります。

■入野自由 モーテル役
前回はパーチックをやらせていただいたのですが、また新たな気持ちでこの伝統ある作品に真摯に取り組んでいきたいと思います。前回は、経験の浅さもあり自分のやることに一生懸命過ぎて、作品を深く掘り下げることができませんでした。今回は、いろいろなことを経験してきたので、役や作品を深く深く掘っていけるのではと思っています。

■広瀬友祐 パーチック役
この作品に出演できることを本当にうれしく思っています。また、その気持ちを責任に変えて、精いっぱい自分らしいパーチックを演じたいと思います。前回の自由君と、こんなにもタイプの違う人間が、パーチックを演じるので、自分らしいものを見つけられたらと思います。

■神田恭兵 ヒョートカ役
50年続いたミュージカルに出演できるのは本当にうれしいですが、もっともっと続くように、という使命を担ったんだと、身が引き締まる思いです。市村さんと鳳さんと、チャバとの結婚を許してもらえるように頑張ってきたいと思います! 作品の世界観に触れられることはうれしいけど、同時にやはり50年間続いた作品の奥行きを表現できる俳優なのか? 試されている場だと感じています。稽古から一瞬も逃さずにいろいろな流れを汲み取って、僕だけのヒョートカを築き上げたいと思います。

会見では、劇中ナンバー〈しきたり〉になぞらえて、「自分のしきたりや験担ぎがある?」という質問も。市村が「本番前の楽屋で、父と母、島田正吾先生とか、最近では蜷川幸雄さんとか、亡くなった方で大きな影響を与えてくれた方の写真に、『行ってきます』と言うんです」と明かすと、そのほかのメンバーも、「必ず鏡の前で行ってきますと笑顔で言います」(唯月)、「毎公演作品ごとに験担ぎを見つけていくので、ここでも新しいものを見つけたい」(広瀬)、「僕もオープニングが始まる直前に、舞台に一番近いところで手を合わせて、家族や関わりのある身近な人のことを考える」(神田恭兵)と、それぞれの方法で開演前に気を引き締めているそうだ。

一方、鳳は「しきたりありませんね。ただ、親に好きな人との結婚を許してくれなかったことがあったので、自分に子供は誰を連れてきても結婚をOKしようと。自分が反対されたことは反対しないというのがしきたり」と自信のポリシーを語ると、「父がフルーツが大好きなので、実家ではいつもいろいろなフルーツをたくさん出してくれる」(実咲)、「うちは犬を2匹飼っているんですが、今年飼い始めた赤ちゃんだけでなくて、先人も同じように(笑)かわいがるようにしている」(神田沙也加)、「物心がついたころから、両親をお父さんお母さんではなく、ニックネームで呼び合っています」(入野)とプライベートの一面を明かしてくれるメンバーもいた。

また、市村と鳳は、製作発表会を終えて囲み会見に登壇。会見中でも息ぴったりのコンビぶりを披露した二人。市村は「僕はつれちゃんと釣り合い取れないと思ってた。こんなに派手でしょ。僕は地味だから(笑)。付き合っているうちに、僕もだんだん派手になってきたんだよ(笑)」と初コンビのころを振り返る。作品に対しては「(実咲、神田、唯月が披露した)〈マッチメイカー〉を聴いていると、後ろでウルウルしちゃう。娘が旅立ってからの夫婦の物語もあるし、家族の喜怒哀楽をお客さんと体験できる、本当によくできてる作品。やれるのはありがたいし、こんなに役者冥利に尽きる作品はない。ほかも良い作品はいろいろあるけど、この作品は特別です」と思い入れたっぷりに話す。

新キャストがそろうメンバーには、鳳は「下級生(実咲)が、退団後の初めての舞台なのでお手紙が来たんですが、『大丈夫任せなさい!』とお返事を書きましたよ(笑)」と頼もしいエピソードを明かす。市村は「若手俳優は本当に息子のよう。初めてやった時は『僕はまだテヴィエは早い!』と思ってた。扮装したらすっかりテヴィエだったけど(笑)。それが13年前で、今はちゃんと彼らとの敵対関係も楽しみ。激しいドラマになると思いますよ」と若手たちにうれしそうに期待を寄せていた。

同じ記事の写真

  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 1 後列左から、神田恭平、唯月ふうか、入野自由、実咲凜音、広瀬友祐、神田沙也加、前列左から、市村正親、鳳蘭
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 2 市村正親(左)と鳳蘭
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 3 入野自由(左)と実咲凜音
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 4 広瀬友祐(左)と神田沙也加
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 5 神田恭平(左)と唯月ふうか
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 6 左から、入野自由、実咲凜音、市村正親、鳳蘭、広瀬友祐、神田沙也加、神田恭平、唯月ふうか
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 7 市村正親
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 8 市村正親(左)と鳳蘭
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 9 鳳蘭
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 10 実咲凜音
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 11 神田沙也加
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 12 唯月ふうか
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 13 入野自由
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 14 広瀬友祐
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 15 神田恭平
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 16 実咲凜音
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 17 神田沙也加
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 18 唯月ふうか
  • 『屋根の上のヴァイオリン弾き』会見 19 左から、唯月ふうか、実咲凜音、神田沙也加

インフォメーション

ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』

【スタッフ】台本=ジョセフ・スタイン 音楽=ジェリー・ボック 作詞=シェルドン・ハーニック オリジナルプロダクション演出・振付=ジェローム・ロビンス 日本版振付=真島茂樹 日本版演出=寺崎秀臣
【キャスト】市村正親/鳳蘭/実咲凜音/神田沙也加/唯月ふうか/入野自由/広瀬友祐/神田恭兵/今井清隆 ほか

■東京公演
2017年12月5日(火)〜29日(金)
・会場=日生劇場
・一般前売=9月2日(土)開始
・料金=全席指定S席13,500円/A席8,000円/B席4,000円

■大阪公演
2018年1月3日(水)〜8日(月・祝)
・会場=梅田芸術劇場 メインホール

■静岡公演
2018年1月13日(土)〜14日(日)
・会場=静岡市清水文化会館

■愛知公演
2018年1月19日(金)〜21日(日)
・会場=愛知芸術劇場 大ホール

■福岡公演
2018年1月24日(水)〜28日(日)
・会場=博多座

■埼玉公演
2018年2月10日(土)〜12日(月・祝)
・会場=ウェスタ川越 大ホール

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/9470