上海歌舞団・舞劇『朱鷺−toki−』が開幕 - 2017年8月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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2015年に全国30会場12万人を動員した上海歌舞団による舞劇『朱鷺−toki−』が、29日・30日にBunkamuraオーチャードホールにて上演された。

本作は、中国でもトップレベルを誇る上海歌舞団のオリジナル作品。日本にもゆかりの深い鳥・朱鷺と、人間の青年とのはかない愛の物語を舞踊で表現するものだ。今年、日中国交正常化45周年、日中平和友好条約締結40周年を迎え、その記念公演として日中友好のシンボルとなるべく上演されている。

物語は、朱鷺ジエ(朱潔静)と青年ジュン(王佳俊)の、古代、近代、現代と1000年にわたる愛を描く。一幕は、人びとと自然が共存している古代から始まる。ジュンは山に飛来する朱鷺の群れの中で際立って艶やかなジエに出会い惹かれ合い、共に踊り幸せなひとときを過ごすが、ジエは飛び立ってしまう。二幕は、工業化によって環境汚染が進んだ近代。すべてが黒く澱んでしまった世界で、ジュンは弱り切ったジエを見つけ介抱する。時空を超えて再会した二人だったが、悲しくもジエは命を落とす。そして、現代。博物館のガラスケースの中に納まっているジエと老人になったジュンは再会し、今や失われた美しい景色の追憶の中で踊る。そして、ジュンは次世代を担う学生に未来を託して幕は閉じる。

独特の細やかで優雅な踊り、艶やかで美しいパ・ド・ドゥ、一糸乱れぬ朱鷺たちの群舞といった、中国古典舞踊ならではの独特な動きや華やかな衣裳など、多彩な要素で、自然との共存という大きなテーマを織り込んだステージを立ち上げる。

公演初日には、谷村新司、草刈民代が観劇。谷村は「圧倒的な舞台。何度出会えるだろうかと思う舞台の一つ。朱さんと王さんのオーラがすごい。朱さんの踊りに圧倒されていたら朱鷺にしか見えなくなり、王さんの泣き叫ぶ場面では思わず涙が出そうになりました。ただよってくる品格は格別で、高貴なものを見ている感覚でした」と感嘆する。草刈は「呼吸まですべてがそろった群舞の美しさ、神経を張りめぐらせて踊っている緊張感が伝わってきました。一人ひとりが作品を作っている意識が高く、自負と作品への誇りを持ち、楽しんで踊っているのだと感じます。古典舞踊を身につけた人たちの品格がベースになっているから見ていて気持ちがいい」と賞賛した。

公演は今後、東京国際フォーラム ホールC(9月6日〜10日)、愛知芸術劇場 大ホール(9月2日・3日)、大阪・オリックス劇場(9月13・14日)にて行われる。

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