変わらぬ熱量で見せる新たな青春ドラマ 舞台版『ハイキュー!!』新作“進化の夏”が開幕 - 2017年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する

『ハイキュー 進化の夏』開幕 6 後列左から、結木滉星、吉本恒生、永田崇人、近藤頌利、前列左から、ウォーリー木下、小坂涼太郎、須賀健太、影山達也、三浦海里

▲ 後列左から、結木滉星、吉本恒生、永田崇人、近藤頌利、前列左から、ウォーリー木下、小坂涼太郎、須賀健太、影山達也、三浦海里

画像を拡大

このほかの写真も見る

古舘春一の人気バレーボール漫画を舞台化したハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』。本シリーズの新作“進化の夏”が、本日、TOKYO DOME CITY HALLにて開幕した。

小柄ながらも類まれなる瞬発力と跳躍力を持ったスパイカー・日向翔陽や、“コート上の王様”と異名をとる天才セッター・影山飛雄など、バレーボールに打ち込む個性豊かな高校生たちの熱い青春ストーリーをつづる本作。今回は、前作で青葉城西高校との戦いでインターハイ予選で敗退した烏野高校が、音駒高校、梟谷学園高校との夏合宿に取り組む姿を描く。

本作でも、高い身体能力が発揮されるスピーディーでアクティブなステージングが楽しめるが、ステージは、これまでの回転する八百屋舞台から、ステージ奥の傾斜やLEDパネルを備えたものへと一新。キャラクターにも、マネージャー・清水潔子、谷地仁花らも加わり、バレー部だけでなく周囲の人びとの心情も織り込んだ青春ドラマに仕上がっている。

初演から続いて日向役で主演を担う須賀は「タイトルから“進化の夏”だし、ポスタービジュアルからもいつもと違う『ハイキュー!!』を感じているかと思いますが、本当に新しい『ハイキュー』がお見せできる」と自信たっぷり。

ただし、須賀が「進化とは言っているけど、ただ一つ変わらないいのは“運動量”」とこぼす通り、今回もメンバーたちは、ステージ上を縦横無尽に駆け抜ける。須賀は「そこはいつまでたってもアナログな感じ。まあ、そこが『ハイキュー!!』の魅力でもあるので、僕らが汗をかいて、それが熱量につながる」と気を引き締め、「しいて、進化を一つ上げると。スタッフさんの裏導線を走る回数が増えてる。これは僕が言わないと誰にも伝わらないと思うので(笑)。僕らと同じように必死の形相で裏を走っているので、その進化も楽しみに?(笑) その進化も背負って頑張ります!」と多彩なスタッフワークもアピールした。

一方、木村達成から影山飛雄役を引き継いだ影山達也は「初参加ということに甘えずに全力で頑張ります」と気合を入れると、月島蛍役の小坂涼太郎は「ドラマの部分がすごく詰まっているので、毎回、慎重に丁寧にしっかり演じたい。とても暑い夏になってます。秋ですけど」と月島らしい冷静なコメントも交ぜながら意気込んだ。

「5回目でそばかすも安定してきたところ……」と須賀から「ややウケ」の評価を受けた山口忠役・三浦海里は「烏野が進化しようと、もがいたりあがいたりするドラマを、一生懸命演じていますので、情熱だけでなく冷静さも忘れないように、大切に丁寧に演じます」と力を込めた。

ライバルチーム・音駒から登壇した孤爪研磨役・永田崇人と黒尾鉄朗役・近藤頌利は、それぞれに「バレー部員である前に、みんなが一人の学生なんだと分かる作品」(永田)、「完成された音駒の動きに、リエーフという新入部員が入ったことで、どんな化学変化が起きるか楽しみにしてたください」(近藤)と見どころを語った。

初登場キャラクターとなる梟谷の木兎光太郎役・吉本恒生は「題名にある“進化”に一番影響がある役どころなんじゃないかと。僕がどれだけ影響が与えられるか、進化に直結する芝居やパフォーマンスを丁寧にかつ大胆に、木兎っぽく、“自分の力が120%発揮された時の快感がすべて”なので頑張ります!」と自身の役のセリフになぞらえて笑顔を見せる。

続いた、赤葦京治役・結木滉星は「これまで稽古をやってきたことを信じて、心は熱く頭は冷静に、120%以上の力で頑張ります。梟谷がどう烏野に影響を与えるのかを……」と、吉本と同じようなコメントで総ツッコミを受けたが、「考えてきたのが、まったく同じだったの!(笑)」とチームメイトとしての仕上がりをのぞかせた。

演出を手掛けたウォーリー木下は「毎回『ハイキュー!!』は違う演出を取り入れていて、前回は3時間ずっと試合だったのでアクロバティックな身体表現の極みを目指したのですが、今回は人間ドラマ、日常生活が描かれる。今回ならではの映像演出・美術も大きく変わっているので、今までと印象がガラッと変わるものになった」と手応えを感じているようだ。

稽古後などでの食事に話題が及ぶと、須賀は「チームごとが自然と多くなる。新キャストには西谷夕役の渕野右登君も入っているし、コミュニケーション取るのは大事なので、同じ釜の飯を食うのは稽古の延長線のよう」と応える。そんな須賀に「芸歴20年となるとみんなにごちそうする?」と質問が飛ぶと、小坂の「二人でいった時は絶対おごってくれます」という答えに、一同から「おお〜」と声が上がる。小坂は「ただ、大人数の時は……」と続けようとすると、須賀が「『ただ』はいらん!」と慌てて止め、その姿に会場から大きな笑いが起こった。

タイトルにちなみ「進化させたいところ」を問われると、結木、吉本、永田は「ミスを恐れて小さくなるより思い切りやる。それでミスしたとしても、次の公演の力にすることで、一人の役者としても進化できるのでは」(結木)、「キャストが多いぶん、学ぶ場所が多い。初心に帰って、一人ひとりから良いところを吸収したい」(吉本)、「初日からこれ以上ないくらいのパフォーマンスをやるつもりだけど、全37公演でいろいろなことを感じて一つ一つ出せたら」(永田)とそれぞれに背筋を伸ばす。

近藤は「裏導線での着替えが多いので、37回終わるまでにはすっごく余裕を持ちたいです」とスピーディーに展開する本作ならではの視点を披露すると、三浦は「舞台裏が混むので、人を避ける能力を伸ばせば、着替えが早くなって余裕が出るんじゃないかな」と独特な発想でメンバーを笑わせた。

今回のエピソードでは、兄・明光とのドラマ面でも大事な役どころを担う小坂は「初登場のキャラクターだけど、ずっといたような兄弟っぽさをどう見せるか。山口とお兄ちゃんと僕の3人の関係性を深く見せたい。いつも本番が始まって、お客さん入ってが気付くことがたくさんあるので、回を重ねていくうちに細かいとこをまで気付いて進化できたら」と意欲的に話すと、影山は「身体を成長させたい。37公演もやるのは初めてなので、千秋楽にはプラス2kgくらい付くような、がっちりした身体づくりをしたい」と、全編アグレッシブなパフォーマンスを繰り広げる本作へ向けて真摯な姿勢を見せた。

“雨男”だという須賀によると、『ハイキュー!!』シリーズでは“勝者と敗者”の東京初日以外は、ほとんどの初日が雨だという。須賀は「今日はまだ降ってなくて、そわそわしてるけど、晴れで初日を迎えて、雨男からの進化したい。記事になるころには“(見出しが)須賀の思いは届かず”ってことになってるかもしれないけど(笑) そうならないように、晴天の中で初日を迎えたい」と笑いを誘いながらも、晴れやかな初日を願った。

最後に須賀は「少し遅れてやってきた夏を、僕たちは全力で満喫します。お客さんにもその熱が届いて、僕らと一緒に夏合宿を経験したような気持ちになってもらえたらうれしいです。いつもは試合会場ですが、今回は学校で待ってます!」と力いっぱいにメッセージを送って会見を締めくくった。

東京公演は10日(日)まで。その後、大阪、兵庫、宮城、福岡でのツアー公演を経て、10月20日(金)から29日(日)まで同劇場にて東京凱旋公演が行われる。

この記事の写真

  • 『ハイキュー 進化の夏』開幕 1
  • 『ハイキュー 進化の夏』開幕 2
  • 『ハイキュー 進化の夏』開幕 3
  • 『ハイキュー 進化の夏』開幕 4
  • 『ハイキュー 進化の夏』開幕 5
  • 『ハイキュー 進化の夏』開幕 6

インフォメーション


■大阪公演
2017年9月15日(金)〜18日(月・祝)
・会場=大阪メルパルクホール

■兵庫公演
2017年9月22日(金)〜24日(日)
・会場=あましんアルカイックホール

■宮城公演
2017年9月29日(金)〜10月1日(日)
・会場=多賀城市民会館 大ホール

■福岡公演
2017年10月14日(土)〜15日(日)
・会場=久留米シティプラザ ザ・グランドホール

■東京凱旋公演
2017年10月20日(金)〜29日(日)
・会場=TOKYO DOME CITY HALL

過去の関連記事

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/9488