田辺誠一の“画伯ぶり”に倉持裕が感激 『誰か席に着いて』製作発表会 - 2017年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『誰か席に着いて』会見 1 左から、片桐仁、倉科カナ、田辺誠一、木村佳乃、倉持裕

▲ 左から、片桐仁、倉科カナ、田辺誠一、木村佳乃、倉持裕

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『誰か席に着いて』会見 13 田辺誠一

▲ 田辺誠一は、おなじみの画伯ぶりを発揮

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田辺誠一、木村佳乃、片桐仁、倉科カナの共演で送る、倉持裕の新作『誰か席に着いて』が、11月よりシアタークリエにて上演。本作の製作発表会が都内のホテルにて行われた。

4人が演じるのは、とある芸術文化財団の孫娘とその夫たち。助成金対象者の選考会に携わる彼らは、“崇高な芸術の未来”について語り合うはずなのだが、4人の頭の中はそれぞれに、プライドや嫉妬、ウソ、名声、金といった“自分の問題”でいっぱいだった……。独自のシニカルな切り口で好評を博す倉持が、夫婦を題材に送る新作のオリジナル・コメディーだ。

『上を下へのジレッタ』『お勢登場』『鎌塚氏、腹におさめる』と注目作を送り出し、今年4作目と精力的に活躍する倉持。「最近、20、30シーンもあるような、転換が多い芝居をやっていたので、今回は初心に帰って、1シチュエーションでなるべく暗転せずに見せたい。仕掛けや見た目の派手さではなく、演技でもたせないといけないので、4人にはプレッシャーをかけるようですが(笑)、あくまで芝居で見せて、笑わせたいですね」とキャストたちに期待を寄せた。

甲斐性なしの映画プロデューサー・有園哲朗として主演を務める田辺は「僕が出てなくても、観てみたいなと思えるお芝居。ここから始まるんだととてもワクワクしています。こういう少人数の舞台が初めてですし、全国のいろいろなところに伺うのは楽しみ。木村さんとは夫婦で、問題をちょっと抱えてまして、経済的にも(妻に)頼っているんですが、自尊心が邪魔をしてしまうという役。倉科さん演じる妻の妹とは浮気的な関係性もあり、人間模様もコメディーとして人間の深い部分が出るのでは」と目を輝かせる。初参加となる倉持作品には「笑いというコーティングはあるけど、その奥には、今のこの時代、この空気の中で何を感じて、切り取る何かを感じられるものがあるだろうなと予感してます」と意欲的だ。

哲朗の妻で、スランプ中の売れっ子脚本家・有園織江を演じる木村は「義理の弟(片桐)の脚本を自分が書いたものとして、世に出そうとしてしまう役です。久々の舞台だし、倉持さんとの舞台は初めてでとても緊張します。コメディーなので、笑っていただけなかったらどうしようという不安で胸がいっぱいですが、体当たりで頑張ります」と気合を入れた。

売れないミュージシャン・染田奏平の片桐は「コメディーということで、呼んでもらえたと思うので(笑)、お客さんに笑ってもらえたら。当人は一生懸命だけど、お客さんは笑ってしまうのがコメディーなので、僕たちは一生懸命、まじめに頑張ります」と意気込む。また、今回で6度目の倉持作品参加となる片桐は「言葉づかい一つとっても、『そこをピックアップしますか?』と思わされたり、倉持ワールドが大好きなので、そこは皆さんにも期待してほしい」とアピールした。

奏平の妻で、織江の妹の染田珠子を演じる倉科は「元舞踏家ということで、踊らされるのかとドキドキ(笑)。倉持さんの舞台は拝見していたし、ワークショップにも伺ったことがあったので、今回ご一緒できるのがとても光栄です」と喜んだ。

お互いの夫婦役の相手への印象を問われると、田辺は木村に「竹を割ったような、裏表のない人。言いたいことをスパッと言うので、そこが気持ちいいし、夫婦関係としては頼りになるのでは」と語ると、木村からは田辺に「すごく不思議。以前に、ご一緒した時に、田辺さんがそこにいるのを忘れて、着替えを初めてしまいそうな(笑)、なんていうのかな? 空気みたいな。私、良いこといってるのかな(笑)」と困っていると、会場は和やかな笑いが起こった。

一方、片桐&倉科は、倉科のデビュー当時に共演経験があったそうで、「10年くらい前だったし、今は夫婦役はピンときてない(笑)」と片桐が冗談交じりでコメント。倉科は「(片桐は)初めてお芝居した相手。1分半のコントを100本やったんですよね。(倉科が)店長とバイトのコントで」と振り返ると、片桐はすかさず「僕が店長!逆!逆!」とツッコんで、すでに良いコンビネーションが垣間見える。倉科は「10年ぶん開いてるちょっと緊張します。結構辛口なので(笑)、頑張りたいと思います」と笑顔を見せた。

また、会見では「自分のことで頭がいっぱい」になっているという登場人物たちの様子になぞらえて、キャスト4人がそれぞれに今“頭の中を占めている問題は?”というテーマのイラストを1分間で描くというコーナーも。

18歳の愛犬モモを描いたのは片桐。「かなりヨボヨボで、点滴を打ったりと、我が家の心配事の一つ。瞳のウルウルを出したかったんですけど、顔が長くなっちゃった(笑)」と話した、倉持が「擬人化されているよう。やっぱりもう家族ってことですよね」と語る通り、愛情が感じられるかわいらしいイラストを披露した。

「小学生のころから大のホラー好き」という木村は「これはゾンビのつもり。ボディーは『残り5秒』って言われて慌てたら変なことに(笑)」と苦笑い。さらに「最近、ホラー映画のヒット作がなくて、最近は前の作品を毎晩見ているんです。来年はダーレン・アロノフスキーの『マザー!』が楽しみ」と語り、倉持が挙げた「ドント・ブリーズ」にも、木村「見ました! 良かったです!」と即答し、熱いファンぶりを感じさせた。

倉科は「料理中に猫が火に飛び込んで来たことがあったので、キッチンを立入禁止にしたい」と、ドアと愛猫のかわいらしいイラストを仕上げた。キッチンの扉にカギがないのでガムテープで貼っているそうだ。

最後に披露したのは、その“画伯ぶり”が広く知られる田辺。独特のテイストで描かれたのは、お腹の肉がついてきた田辺の自身の姿と、その原因である「ロースライスというおいしくて、ハイカロリーな食べ物」だ。田辺によると「撮影所近くの中華料理屋さんのメニューで、中学生の時に週1回食べていたんですけど、30年間食べてなかったんです。この前食べたら、まだ同じ味でおいしくて。でも、つくってる方が90歳だということで、正直、いつまで食べられるかと思ったら、毎日食べちゃいまして(笑)」と恥ずかしそうに笑っていた。

「田辺の絵が好き」と話していた倉持は、生で創作された画伯の一作に感激。「感動してます。もう内容はどうでもいい(会場笑)。素晴らしいですね。間ですかね? 空白が面白いのかなぁ……」としみじみと作品を楽しんでいた。

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インフォメーション

『誰か席に着いて』

【スタッフ】作・演出=倉持裕
【キャスト】田辺誠一/木村佳乃/片桐仁/倉科カナ/福田転球/富山えり子

■東京公演
2017年11月28日(火)〜12月11日(月)
・会場=シアタークリエ
・一般前売=9月9日(土)開始
・料金=全席指定9,000円

石川・本多の森ホール、大阪・サンケイホールブリーゼ、静岡・浜松市浜北文化センター、福岡・久留米シティプラザ、広島・はつかいち文化ホール、新潟・上越文化会館、山形・やまぎんホール、福島・とうほう・みんなの文化センターでのツアー公演あり

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