和気あいあいのミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』が稽古場公開 - 2017年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『パジャマゲーム』公開稽古 1 左から青山航士、北翔海莉、神谷直樹

▲  左から青山航士、北翔海莉、神谷直樹

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『パジャマゲーム』公開稽古 6 新納慎也(左)と北翔海莉

▲ 新納慎也(左)と北翔海莉

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イギリスで勢いがあり、日本でも人気の演出家トム・サザーランドが新演出した、ト二ー賞受賞の伝統的ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』。9月25日(月)の開幕に先駆けて、稽古場の様子が公開された。

登場人物は、賃上げを望むパジャマ工場の労働組合の中心である若き工場長ベイブ・ウィリアムス(北翔海莉)と、若くてハンサムな新工場長シド・ソローキン(新納慎也)。運命的に出会い惹かれあう二人の恋模様と、労働者と雇用者の闘いが描かれた作品だ。

今回、ロンドンミュージカル界の最前線で活躍する振付家ニック・ウィンストンによる振付にも期待したい。

稽古を終えてのキャストたちの、主なコメントは以下の通り。

■北翔海莉 ベイブ・ウィリアムス役
2016年に宝塚歌劇団を卒業した私にとっての女優デビュー作ということで、不安と緊張で挑まなければと思っていましたが、私が演じるベイブは芯のしっかりした女性で、仲間のために男性と対等に戦うような人物なので、本来の自分のまま着飾らずにお芝居ができています。(新納が「皆さん気づきましたか?今日がスカート初披露です。拍手」とあおると)今まで履いてこなかったスカートも、21年ぶりに履いて(笑)新納さんとピクニックという場面で一緒に踊らさせていただくのですが、こんなに大変な思いをして踊ってたんだなと、今更ながら娘役に感謝しています。連日本当に遊園地に行くような気分で稽古場に来てですね。トムさんのお芝居は自然体で開放的にできる環境で、ニックさんは、あの“ボブ・フォッシースタイル”の本質を直々に教えてくださり、本当に貴重な機会をいただきました。新納さんを初めとする素晴らしい共演者の方々に恵まれて、すごく充実したお稽古をさせていただいております。『パジャマゲーム』は今の日本にミュージカルの良さというものを再確認させるためのものになると、思っています。

■新納慎也 シド・ソローキン役
稽古の初日がパジャマ工場のシーンから始まったんですけど、「あ、このミュージカルは勝ったな」って。『パジャマゲーム』はすごく明るく楽しく何も考えないで観られる作品なので、お客さんは楽しいだろうなという勝算は得ています。
トムとニックは日本人にない感覚を持っているというのもそうですが、この若さでこれだけの感性と発想力と独創性を兼ね備えています。なので、現代っぽくて、この作品は70年前の作品なのですが古き良きミュージカルの良さを残しつつ、すごく新しい。今の日本のミュージカル界は、僕も好きではあるんですけど、人種差別とか誰かが死んだりとかの悲劇がどうしても多くて……。僕がミュージカルを始めた頃は楽しいミュージカルがたくさんありました。でも最近の日本では中々観れないので、華やかな“ザ・ミュージカル”というのが『パジャマゲーム』では観られると思います。本来のミュージカルの純粋な楽しさを感じてもらいつつ、久々にきたイケメン役なので、イケメンに見えるかは別として……。こんな役は後にも先にもないかもしれないので(会場笑)ぜひ、劇場に来て作品を観ていただきたいです。

■トム・サザーランド
お二人ともスポンジのような吸収力があるので、やってほしいことを投げかけると全部吸収して想像よりもさらに良くしてくれるので、その姿勢が本当に素晴らしいです。今回の作品は、当時アメリカで初めて普通に生きる一般人を取り扱ったミュージカルだったんです。華やかな町でも美しい場所でもない。このミュージカルは、本当に何もないところのど真ん中という、皆が逃げ出したくなるような場所があえて舞台になっている。そこをミュージカルの舞台にしようというのがすごく珍しく思いました。ストーリーは労働者の権利をどう勝ち取るかという政治的で、真面目なお芝居ですが、ミュージカルの性質上それは隠されています。このように、フォッシー作品には普遍的な要素があることを僕は提示したかったのです。ぜひとも今の人たちと同じだということを感じていただくと同時に、何かを教えるとかレクチャーするような作品にはならないようにしたいです。だって、ミュージカルですから。僕が、ミュージカル演劇を愛している理由も含めて、すごく強いストーリーをぜひ皆様にお届けできればと思っています。

■ニック・ウィンストン
こんなに素晴らしい才能のある方たちとご一緒できて本当にうれしいことだと思っています。海莉さんも新納さんもやる気満々で、作品が有名な割には全然おじけづかないですね(笑)なので、遊んで新しいことにどんどんトライできること、私たちのバージョンのこの役をつくり出そうというと挑んでくれることが、クリエーターにとってとても大きな贈り物です。日本に来るたびに皆さんの献身さに感動するので、ロンドンの方々はなんで日本人みたいにできないんだろうって思うばかりです(笑)。僕は今回、ボブ・フォッシーによるミュージカルとして初めて『パジャマゲーム』に関わるので、トムさんに感謝申し上げたいと思います。そして、リハーサルでよく“fun=楽しい”という言葉が出てくるんです。なので、本当に観客の皆様にも“fun”というものを味わっていただきたいと思います。

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  • 『パジャマゲーム』公開稽古 1 左から青山航士、北翔海莉、神谷直樹
  • 『パジャマゲーム』公開稽古 2 青山航士(左)と北翔海莉
  • 『パジャマゲーム』公開稽古 3 新納慎也(左)と広瀬友祐
  • 『パジャマゲーム』公開稽古 4 新納慎也
  • 『パジャマゲーム』公開稽古 5 栗原英雄
  • 『パジャマゲーム』公開稽古 6 新納慎也(左)と北翔海莉
  • 『パジャマゲーム』公開稽古 7 左から、ニック・ウィンストン、新納慎也、北翔海莉、トム・サザーランド
  • 『パジャマゲーム』公開稽古 8 トム・サザーランド

インフォメーション

ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』

【スタッフ】原作=リチャード・ビッセル 脚本=ジョージ・アボット/リチャード・ビッセル 作詞・作曲=リチャード・アドラー/ジュリー・ロス 翻訳・訳詞=高橋知伽江 演出=トム・サザーランド 振付=ニック・ウィンストン 音楽監督=島健
【キャスト】北翔海莉/新納慎也/大塚千弘/上口耕平/広瀬友祐/阿知波悟美/佐山陽規/栗原英雄 ほか

■東京公演
2017年9月25日(月)〜10月15日(日)
・会場=日本青年館ホール
・料金=全席指定S席11,500円/A席8,500円

■大阪公演
2017年10月19日(木)〜29日(日)
・会場=梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
・料金=全席指定11,500円

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