成河×河原雅彦でよみがえる笑いと恐怖の童話ホラー 後藤ひろひと作『人間風車』が開幕 - 2017年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『人間風車』開幕 1 成河(左)と加藤諒

▲ 成河(左)と加藤諒

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『人間風車』開幕 9 左から、矢崎広、良知真次、ミムラ、成河、加藤諒、松田凌

▲ 左から、矢崎広、良知真次、ミムラ、成河、加藤諒、松田凌

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後藤ひろひと作『人間風車』が、河原雅彦演出×成河主演で再演。本日28日に東京芸術劇場 プレイハウスにて開幕した。

後藤が劇団「遊気舎」に書き下し、1997年に初演された本作。PARCO劇場でもG2演出により2000年、03年に上演され好評を博した。PARCO&CUBEとして14年ぶりの上演となった今回は、新たに河原を演出に迎え、後藤が、現代のリアルな恐怖を追求する形で、脚本を改訂。キャストも成河をはじめミムラ、加藤諒、良知真次、矢崎広、松田凌とフレッシュなメンバーが集合した。

成河が演じるのは、1冊の本も出版できず、新聞配達をしている売れない童話作家・平川。平川は毎週末に近所の公園で、自作のヘンテコ童話を則明(松田)ら子供たちに語って聞かせている。ある日、子供たちと一緒に童話を聞く奇妙な青年が現れた。サムと名乗る青年(加藤)は、平川の話を聞きその童話の登場人物になりきる、不可思議な青年だった。その一方で、平川は、友人でTVディレクターの小杉(矢崎)に金の無心をしようと訪れたTV局で、タレントのアキラ(ミムラ)と知り合う。恋心が芽生えた、今までにない傑作を書き上げる平川。彼は親友の国尾(良知)に託すのだが、それが悲劇の幕開けに。友人に裏切られ、恋に破れ、世間から見捨てられた時に、平川は恐るべき行動を取るのだった……。

笑いから戦慄と恐怖、そして、涙へと展開していくドラマ性はもちろん、キャストたちが本役以外に、劇中の童話世界のいくつもの役を演じるのも見どころの一つ。良知と矢崎の殺陣シーン、滑稽な王様、など、さまざまな楽しみも盛り込まれている。

初日を前に行われた会見での主なコメントは以下の通り。

■成河
平川という役は、ものすごく葛藤する振り幅の多い役で、最後に至っては、人間の業を背負っていく部分まで今回は描かれているので、プレッシャーや責任も感じていましたが、まず自分にとってウソにならないことを気を付けて演じています。河原さんの演出は、役柄の繊細な部分にまで入ってきてくださるので、たくさんディスカッションしながら稽古を進められました。5週間かなり稽古をしました。かけてきた時間と仲間を信じて、本番でもっともっと成長したいと思います。
この作品は、リアルな世界から“飛び出す絵本”のような童話の世界に飛び込みます。いろいろな国のいろいろな服装や被り物が出てきます(笑)。おもいっきり笑い転げていただけるシーンがたくさんあります。リアルと童話世界と行ったり来たりするようなものすごく演劇的な仕掛けが豊かな世界観です。最後の最後まで、劇場でこそ味わって欲しいような、演劇の醍醐味が詰まっている作品だと思いますので、もし、まだそういった演劇体験をしたことがない方は、なおのこと、ぜひ、この機会に足を運んでいただけたらなとわれわれ一同思っておりますので、ぜひ宜しくお願い致します。

■ミムラ
複数の役を一つの舞台で演じるのは、いつかやってみたいと思っていましたが、今回、初めて、3役演じさせていただくことことになり、とても楽しいのと、普段テレビを主戦場にしているので、同じことを何回もできる楽しさを感じています。体脂肪は5%減り、体重は5キロ増えました(笑)。それくらい体を使っていろいろとできることが楽しいです。

■加藤諒
僕は、平川の童話を聞くとその主人公になり切ってしまうという役なので、劇中演じる6役くらいの役をどう演じ分けるか、そういったところは演じがいがあると思います。成河さんなどにもいろいろとご相談に乗っていただいたこともありました。僕は、今まで、ケンカなどのシーンでも、受けになることが多かったのですが、今回は「攻めて攻めて攻めていくぞ!」という感じなので、その“攻め”も挑戦ですね。

■矢崎広
僕たち若手に対しても河原さんは細かくいろいろご指導くださいますし、先輩方のお芝居を見ていても、とても勉強になるので、本当に若手にとってはこんなに幸せなことはないなと思う稽古場でした。

■松田凌
すてきな先輩たちに囲まれて、芝居のつくり方もすごく勉強になりましたし、河原さんが、成河さん、ミムラさん、加藤諒くんなどと、役柄や重要なシーンでお話をされている時に、羨ましくもあり、悔しくもあり、いつか自分もこんな話を河原さんとできるようになりたい、という思いを駆り立てられるほど、すごく刺激的な現場でした。

■良知真次
今回、僕自身、戯曲的にも役柄的にも初挑戦のことが多く、毎回新鮮な気持ちで稽古させていただきましたし、稽古場では、(一緒のシーンの稽古で)成河さんにいろいろ支えていただいたのですが、舞台の役柄上は僕が支えているという感じもあるので、ステージ上で何かお返しができるように頑張っていきたいと思っています。

東京公演は、10月9日(月・祝)まで。その後、高知、福岡、大阪、新潟、長野、宮城を巡るツアー公演が行われる。

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