舞台スタッフ描いたミュージカルが再演 哀川翔主演×ラサール石井演出『HEADS UP!』製作発表会 - 2017年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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2015年にKAAT神奈川芸術劇場にて、哀川翔主演×ラサール石井演出により初演されたミュージカル『HEADS UP!』が、今冬再演。本作の製作発表会が、都内で行われ、一般参加者も集まった会場で、哀川らメインキャストは劇中曲の歌唱披露も行った。

本作は、客席から観ているだけでは想像のつかない「舞台制作のスタッフワーク」にスポットを当てた、群像劇を描きたいという石井の思いから立ち上げられた“バックステージもの”。急きょ決定したとある人気ミュージカルの追加公演を上演することになってしまったスタッフたちが、さまざまな悪条件の中で奮闘する姿を描いたものだ。

舞台上で実際にキャストたちが、“仕込み”と“バラシ”をしながら演じていくという一風変わったミュージカルで、演劇に携わるスタッフたちが本番に向かっていく姿と、舞台を愛する人の群像劇が繰り広げられる。

会見での主なコメントは、以下の通り。

■哀川翔
前回、初めてミュージカルに出演して、舞台の世界をあまり知らない自分が、皆さんの歌声を聴いて、正直、驚きました。「なんて声が大きいんだ」「人ってこんな声が出るのか」と、そんな経験をさせてもらって、本番では、皆さんのご声援を受けまして、大成功に終わりました。2年ぶりにお会いできてうれしく思います。役は、頑固な男なので、頑固さの中に人間性が出てくればと思っています。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
舞台監督の役なんですが、実際にやるならやっぱり舞台監督かな。仕切るのが好きなので、向いてるのかなって(笑)。意外と目も耳もよくていろいろな声が聞こえるし(笑)。

■相葉裕樹
2年ぶりに楽曲を披露してみて、みんな楽しくなる楽曲が、本当にたくさんあって、それでいて舞台の仕込みとバラシを見せていくなんていくエンターテイメントは、なかなかないんじゃないんじゃないでしょうか。また皆さんと楽しい時間を共有できたらと思います。舞台監督デビューしたての役なので、オドオドしながら支えてもらう立ち位置。キャラクターとしての愛嬌がすごく大事だなって感じています。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
メイクさんですかね。舞台監督とは違うセクション、知らないことを知っていくことに、興味を持てたので。

■中川晃教
日本から、こういうオリジナル・ミュージカルが生まれ、立ち上がるまでのドキドキワクワクを体験できたのが、僕にとって何よりの財産でした。初演を乗り越えて、再演が待っていることを知った時、逆に再演の方がガクブルのような、いろいろな思いを持ちながら今日はここに来ました。皆さんと久しぶりにお会いして、2年間、それぞれご活躍されて、エンターテイメント界のさらなる進化が、きっとまたこの再演に現れるだろうと思いました。進化し続けるのが僕らの仕事かもしれません。それは役者だけでなく、お客さまも含めてすべての関わる方々も、一つ一つつくり上げていくことを初演で実感したからこそ、再演は新たに進化するんだろうと……、思わず熱く話してしまいました(笑)。思いは尽きません。ぜひ楽しみにしてください。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
音響さんですね。いろいろな作品やコンサートでも、会場で出ている音、発しているものの個性をちゃんと感じた瞬間に、すごいものを見たなと思わされるんです。音屋という、コミュニケーションの言葉+感性のような、職人気質なところも間近で見てるので。

■大空ゆうひ
私も2年ぶりにナンバーを歌ったら、すぐに(記憶が)よみがえりました。私は女優側ですが、裏方さんの仕込みがナンバーになっていて、本当に面白くて、お客さんは必ず帰りには歌っていただけるナンバーもあるし、見どころがたくさんあるミュージカルです。今回は、新しいメンバーも加わって、新しい風が入ることで、どんな『HEADS UP!』になるかとワクワクしています。私も皆さんのキャラクターの濃さに負けないように頑張ります。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
私も音響ですね。マイクチェックの「チェック、ワン・ツー」のアレがやりたい(笑)。あれ? オペレーターじゃできないのか(笑)。

■橋本じゅん
仕込みとバラシを舞台の内幕を観ていただく機会は、ほとんどないものです。これは3世代が見れる作品。子供と親御さん、おじいちゃんおばあちゃんも、皆さんが分かると思うし、楽曲も物語もパフォーマンスも、とっても高いレベルで挑んでいる。僕は、メンバーが新陳代謝で変わっていっても、この作品は残るべきだと思っています。日本に、これだけしかない作品をやらせていただける光栄を感じています。皆さんも、ぜひ一度バックステージの世界を旅していただきたいです。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
僕もメイクさん。人をよりよく、より面白く、よりきれいに変身させてあげたいですね。

■青木さやか
私は制作の役でして、その立場としても、会見にこんなにたくさん来ていただいけるのは、本当にうれしいものですね(会場笑)。私が、初演で一番印象に残ったのは、とにかくお客さまが楽しんで、興奮しているのが、舞台まで伝わってくること。私にも子供がいるから気になるのか、子供たちの笑い声がすごく舞台に届いてきて、本当に楽しんでいるんだと感じました。子供は、当時6歳だったんですが、それでも楽曲を覚えて、帰りには口ずさめるくらいに分かりやすくて、今でもずっと印象に残るものになってるんです。もちろん大人が観れば、自分の仕事に重ねたりして楽しめるけど、ぜひお子さんにも見てほしいなと感じてます。再演を超えられるように頑張ります。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
初演をやってからは、どれもこれも大変そうでイヤだなって思います(笑)。やるなら制作かな。本気っぽくくて嫌味っぽくて、みんなとケンカしちゃうような制作になります(笑)。

■池田純矢
再演から仲間に入れていただきます。初演ではいち観客として観て、本当に感動して心から楽しんで、とてもワクワクウキウキしました。当時はその内側に入るなんて、思いもよらなかったので、とても不思議な気持ちです。お客さんとして受け取ったワクワク、楽しさ、純粋な思いを、これから来てくれるお客さんに届けられたら。あとは、皆さんとっても仲がよろしくて……、寂しいじゃないですけど(笑)。本番までに皆さんに愛していただいて、できれば、翔さんにカブトムシをいただけるくらいを第一目標にしていきます(笑)。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
役者業と別に、脚本・演出をすることもあるので、みんなしんどそうで、日に日にやせて土気色になっていく姿を見ているんですよね……。スタッフじゃないかもしれないけど、ケータリングを持って来るお兄さんがいいですね(笑)。あれが来た瞬間に、みんな、ふわーっと笑顔になるんです。あの笑顔が見たいです(笑)。

■今拓哉
初演の稽古が始まる前に、ラサールさんに「老俳優はどんな感じでしょう?」と聞いたところ、3つのお題をいただきました「78歳」「少々認知症が進んでいる」「相手役の女優と必ず関係ができる艶っぽい人」だと。稽古をしたら不思議な役になりました。劇中劇の主演俳優なんですが、ナンバーは中毒になっちゃうと苦情をいただくほどで、愛されてるんだなと実感しました。2年経って、78歳にちょっと近づきました。78まで元気だったら、また実際にこの役をやってみたいと思えてきたので、まずは再演を頑張ります。このミュージカルが日本のスタンダードになって、長く長く続くように願っています。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
演出家ですかね。いつも自分の姿が見えないので、お客さんの目線で照明や音響や役者や芝居をトータルで見られるのは、憧れがあります。

■芋洗坂係長
この舞台は、ラサール石井さんの舞台への愛情の深さを、とにかく感じさせられる。舞台に携わったことがある方なら、涙なしには観られないんじゃないでしょうか。舞台の裏を知らない方も、こうしてできてるんだと楽しめます。本当に、このチームは仲良いですね。哀川翔さんは、公私ともども“兄貴”と呼ばせていただいてまして、2年間、グループLINEが途絶えることなく(笑)、毎朝のように「今から釣りに行ってきます」とか(笑)、絶えずに2年間ファミリーで居続けられました。(池田に)すぐ(ファミリー)だよ、友達からよろしくお願いします(笑)。ぜひ一度グループLINEに入って楽しさを体感してほしいですね(笑)。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
自信を持ってトラックの運転手をやりたい。意外と運転上手いんです。劇中でもトラックがなかなか着かないってあるんですが、私にやらせろと思いますよ(笑)。今日もちょっと遅刻しそうになったんですが、2分前に到着しましたから、インポッシブルなミッションも、必ずポッシブルにします(笑)。

■オレノグラフィティ
今回は僕も初参加なので、グループLINEに入れていただけるのだと、ホッとしています(笑)。僕は、劇団をやっていてスタッフさんのすごさは間近で見ています。何もない素舞台から、セットが立ち上がるところをエンターテイメントにしてしまうのは、ものすごいことだと度肝を抜かれました。とにかく精いっぱい楽しみながら、いろいろな愛情を伝えていけたらと思います。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
劇団では音楽をつくっていて、毎日ヒーヒー言ってるので、別のものができるならスチール撮影をやってみたい。決定的瞬間を撮りたいですね。こんな顔してるんだ! という瞬間がたくさんあるんです。

■陰山泰
このチームは、“同じ釜の飯を食った仲間”に近い。まず、ケータリングが充実してますから(会場笑)。私の役は、脚立の上に登るのも怖いくらいの高所恐怖症の照明家だけど、スタッフはみんな職業意識の高い人たちです。これは、舞台づくりの真っ只中にいる人にしか書けない。言葉がとにかく身近で、舞台づくりの中で感じたことがセリフになっているので、私たちもセリフを言っていて素直に熱くなるんです。それがお客さんに絶対に伝わるんだと、舞台の上からも分かります。恐らく、再演は初演よりもパワーアップするだろうと確信しています。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
演出もちょっとやっているんですが、音の力、効果を感じるので、才能があればの話ですが、作曲をやりたいですね。若い時の玉麻さんを知っているので、あの玉麻(尚一)さんがここまでになったかという思いもありますし(笑)。

■外岡えりか
初演では劇場で観て、なんてすてきな作品だろうと、心だけでなくて全身で感動する感覚が残っているくらいで、こうして、皆さんと並んでいることが夢のようです。愛がすごく詰まった作品なので、その一員としてしっかり立てるように、必死で食らいついていきたいと思います。
【実際に舞台スタッフをやるなら?】
大道具。立て込みとかしたいです。インパクト(ドライバー)を使いこなせるような人になりたいです(笑)。

■倉持裕(脚本)
最初にお話を伺って、一幕はセットを立て込んでいくのは、それはもう盛り上がるエンターテイメントになると思ったんですが、二幕はそのセットをバラして、最終的に素舞台になるなんて、それは物悲しい展開になるんじゃないかと、多少の心配はあったんです。でも、初演の初日を観て、一個の劇場でセットを立ててはバラすこことに演劇性を感じて、希望のあるエンディングなんだと、あぁこういうことだったんだと、膝を打ちました。今回もスタッフに名を連ねていますが、いち観客としても楽しみにしています。

■玉麻尚一(作曲・音楽監督)
ずっと30年くらいこの業界にいさせてもらってますが、本当に“良い作品”と呼ばれる作品に当たるのはすごく少ないものです。この作品に参加できるのはすごくうれしいです。今年もよろしくお願いします。

■ラサール石井(原案・作詞・演出)
この作品の構想は、私の知り合いにほとんどしゃべっていて、「すごいでしょ?」って聞くと、大抵が「ああ…、ん〜、それどこが面白いの?」って反応で、「やりましょう」と言ってくれたのは、KAATの真野さんだけだったんです。本当にありがたいです。初演をやって、これはもう一度やりたいと思ったんですが、こんなに早く再演できるとは。しかもほとんどのキャスト、こんなに忙しい方たちが、約5カ月間の拘束でありながら受けてくれたのは奇跡です。
それは、作品が魅力もあるかもしれませんが、一番は哀川翔さんの魅力じゃないかと。兄貴と慕う翔さんと一緒にやれるという気持ちが大きいのでは。翔さんは、お客さんをいっぱい連れてきてくれるんです。それもお芝居やミュージカルなんか、観たことない人たちばっかりなんです。その人たちがみんな「いやぁ! 面白かった!」「もう一回絶対観たい!」って言ってくれるんです。
ミュージカルは始まる前、調弦の音が聞こえてきた時に、背筋がゾゾっとするんですね。そして最後に出ていく時には、フレーズをみんなが口ずさんでいく。それが一番の醍醐味。でも、初演は生バンドなのに客入れの練習の音を流してなかったんですね。今回はそれも聞いてもらって、歌って帰ってもらおうと思っています。それと、一幕最後の“馬の歌”は、トイレで並んでいるお客さんも売店の女の人まで歌っていたんですよ(会場笑)。これがうれしかったんですねぇ。
より一層ブラッシュアップして、より一層多くのお客さんに観ていただいて、一度観た方はお客さんを連れて、初めての方もお客さんを連れて(笑)、観に来ていただきたいと思います。

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  • 『HEADS UP!』会見 2
  • 『HEADS UP!』会見 3
  • 『HEADS UP!』2015年 1
  • 『HEADS UP!』2015年 2

登録不要・手数料0円でチケット販売中!

インフォメーション

ミュージカル『HEADS UP!』

【スタッフ】原案・作詞・演出=ラサール石井 脚本=倉持裕 作曲・音楽監督=玉麻尚一 振付=川崎悦子
【キャスト】哀川翔/相葉裕樹/橋本じゅん/青木さやか/池田純矢/今拓哉/芋洗坂係長/オレノグラフィティ/陰山泰/岡田誠/河本章宏/新良エツ子/井上珠美/外岡えりか/大空ゆうひ/中川晃教 ほか

■神奈川公演 
2017年12月14日(木)〜17日(日)
・会場=KAAT神奈川芸術劇場 ホール
・チケット発売中
・料金=全席指定S席9,800円/A席8,000円/B席6,000円

■東京公演
2018年3月2日(金)〜12日(月)
・会場=TBS赤坂ACTシアター
・チケット発売中
・料金=全席指定S席10,800円/A席8,500円/B席6,500円

2018年1・2月に富山・長野・大阪・愛知ほかでのツアー公演を予定

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