お化け一家が再び劇場に 白井晃演出×橋本さとし、真琴つばさ、壮一帆出演『アダムス・ファミリー』明日開幕 - 2017年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『アダムス・ファミリー』開幕 23 後列左から、樹里咲穂、戸井勝海、澤魁士、今井清隆、梅沢昌代、前列左から、村井良大、昆夏美、真琴つばさ、橋本さとし、壮一帆、庄司ゆらの

▲ 後列左から、樹里咲穂、戸井勝海、澤魁士、今井清隆、梅沢昌代、前列左から、村井良大、昆夏美、真琴つばさ、橋本さとし、壮一帆、庄司ゆらの

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白井晃演出のブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』が、KAAT神奈川芸術劇場ほかにて再演。明日28日(土)の開幕に先駆けて、一部シーン公開と囲み会見が行われた。

チャールズ・アダムスの一コマ漫画からスタートし、日本でも90年代の映画版や、TVCMでも親しまれてきた「アダムス・ファミリー」。ミュージカル版は、マーシャル・ブリックマン&リック・エリス(『ジャージー・ボーイズ』)の台本、アンドリュー・リッパ(『ビッグ・フィッシュ』)の楽曲により、ユニークなお化け一家と人間一家の出会いと騒動が、ブラックな笑いとゴシックなテイストで彩りながらにぎやかに描かれる。

初日を前にして橋本は「3年半ぶりの再演ですが、気持ちはフレッシュ。ニューメンバーもそろって、もうこれは最高のミュージカルなんじゃないかと。手応えはバッチリ」と自信たっぷり。白井演出には「初演かってくらいに細かくて、台本を見返すと、自分のセリフのほとんどにチェックが入ってる。それくらい緻密に新たな気持でつくり上げてきた」と話すと、前回に続きママ、モーティシアを担う真琴つばさも「白井さんの演出は4回転、5回転ひねりくらいにパワーアップしてる」とうなずいた。

続けて、真琴は「最高の脚本、最高の演出、最高の音楽、そして最高のキャストで、横浜を沸かせたいと思っています」と気合を入れると、同役Wキャストで初参加の壮一帆は「初演の皆さんの熱量に負けないようにお稽古してまいりました。初参加だと感じさせないくらいの勢いでぶっ飛ばしていきたい」と力を込めた。

今回は妻役をWキャストで迎える橋本は「本当にありがとうございます。最高ですよね。プライベートで二人も奥さん持つのは絶対ダメですからね。役者でよかった〜(笑)」とにっこり。「どっち見てもモーティシアって不思議な現象(笑)。どちらもキャラクターに向かって真摯に取り組まれてました」と二人の役づくりの様子を明かした。

橋本は、初演当時を「真琴さんは、これ以上のモーティシアはないんじゃないかというくらいに素晴らしくて、ある意味、真琴さんのモーティシアから僕のゴメスが生まれた」と回想したが、「今回、(壮を)パッと見たら『また、いたよ!』と(笑)。役者によって一つのキャラクターがこんなにも違っていて、すべて自分のものにしちゃうエネルギーを感じて、新たなゴメスを引き出してもらった」と絶賛した。

真琴は「最初は、再演の時の自分も出てきてしまって、心の中では“トリプルキャスト”だったんです。それがつい数日前に、2017年のモーティシアが見えてきて、昨日は、白井さんから『今日はやけに色っぽかった』と言われました。妖艶がテーマだったので、ちょっと近づけたかな」と手応えを得たようだ。

一方、「本当に尊敬する大先輩と同じ役はプレッシャーだったし、私が新しく入ることに葛藤はあったんですが、常に上を目指して一生懸命やってきました」と真摯な表情をのぞかせる壮は、「稽古中、さとしさんに『それぞれアプローチが違うけど、1周回ってだんだん同じところに着地するんだよね』と言っていて、モーティシアの人となりに一貫するところがあって、そこに近づけたのならこんなにうれしいことはない。私のモーティシアに磨きをかけて、さとしさんを愛し抜いて、家族を愛し抜いて、モーティシアとして生きられたら」と気を引き締めた。

壮の言葉に「“ゴメス”じゃなくて、“さとし”って言ってくれるのにキュンとした!」と橋本は喜ぶと、壮が「あ、ゴメスです! そうですよね(笑)」とまじめに即訂正し会場から笑いが起る一幕もあった。

長女ウェンズデー続投の昆夏美は「出演が決まった時に、また戻れてよかったなと思ったんですが、今、あらためて、その思いは100倍1000倍くらいに日々感じている。こんなに客席から観たいと思う作品はなかなかないんです。笑いも感動もあり、いろいろなことが緻密に計算されている」と語ると、ルーカス役で初参加の村井良大は「アダムス・ファミリーに食らいついて、なんとかウェンズデーと結婚できるようにエネルギーを出して食らいついてきました(笑)。白井さんの演出はとてつもなく美しく、見ていてすごくワクワクするミュージカルになっていると思います」と仕上がりに胸を張った。

村井とのコンビネーションには昆は「イチから村井くんと関係性がつくれました。白井さんは『この作品は家族を巻き込んで、二人が結婚するまでの成長物語でもある。二人は引力で引き合っているんだ』と話していたので、二人の間の見えない糸みたいなものを村井くんとつくっていけたら」と意気込み、村井には「ふにゃーっとした笑顔が、ルーカスにぴったり(笑)」と太鼓判を押す。

「頑張ってふにゃーっとします(笑)」と笑顔で応えた村井は、「やっぱり最初は、“前回の本番を踏んでる”という百戦錬磨感を感じてました。自分がどういるべきか、バイネッケファミリーで話し合ったりして、とにかく食らいついていくというのが大きかった。ルーカスの役自体も“ちょっと変わった家族に頑張って付いていく”ついていくエネルギーが大事なので、稽古では必死に『ゴメスさん僕を見てください』と振り向かせようと思っていました(笑)。でも、本番に近づいて全体が一つの大きな家族になっているようで、今はリラックスして、いい初日を迎えられそう」と充実している様子。

橋本も「舞台はカンパニーという集団でつくりますが、この作品に関しては“ファミリー”。それがお客さまにも伝わると思うし、お客さまもいつの間にか、アダムスファミリーに入ったような気持ちになれるのでは」とうなずいた。

なお、本公演では、ハロウィンシーズンならではの「観客の仮装OK」というイベントも実施される。橋本は「前回も客席にモーティシアとかウェンズデーがいましたよね。女子の仮装姿が多いので、ぜひゴメスもしてほしいですね〜。灰色の上下に黒のビニテがあれば出来上がりますから(笑)」とアピール。村井は「僕は学生服を来てくれば(笑)。でも、バイネッケ・ファミリーはあるかなあ?(笑)」と笑い、真琴からは「客席が全員黄色(アリスの仮装)とか?」とさまざまなアイデアが飛び出すと、橋本は「いいね、アダムス・ファミリーの一番キライな色だけど(笑)。そういう楽しみ方をしてもらえるのは、逆にこっちが楽しみですね」とにぎやかな客席にも期待を寄せた。

見どころを問われると、橋本は「ワンシーンワンシーンが絵本を開いていくようで、モノトーンで上品で小粋な演出。それと最新技術が進んでいる中、あえて人が動かすアナログな舞台。舞台の醍醐味は、そこがスタートじゃないかと常々思っているので、初めての方は温かい気持ちで感動できるのでは」と語る。

真琴は、壮が舞台上で初めてキスシーンを披露し、“女優デビュー”を果たすことを高らかに発表。メンバーから大きな拍手が起こると、フォトコールで初キスシーンを終えた壮は「こんな拍手してもらうなんて(笑)」と笑いながら、「事務所の先輩(橋本)に、女優にしていただきました(笑)。柔らかかったです(笑)」とはにかんでいた。

東京公演は、11月12日(日)まで。その後、大阪・富山でのツアー公演が行われる。 

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  • 『アダムス・ファミリー』開幕 24

インフォメーション


■大阪公演
2017年11月18日(土)・19日(日)
・会場=豊中市立文化芸術センター 大ホール

■富山公演
2017年11月24日(金)・25日(土)
・会場=オーバード・ホール

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