黒木華&野村周平主演で「ビブリア古書堂の事件手帖」が映画化 - 2017年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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映画「ビブリア古書堂の事件手帖」黒木華(左)と野村周平

▲ 黒木華(左)と野村周平


三上延の人気小説が黒木華&野村周平主演で映画化。映画「ビブリア古書堂の事件手帖」が2018年に公開される。

北鎌倉の片隅にある古書店「ビブリア古書堂」を舞台に、極度の人見知りだが、驚くべき本の知識とプロファイリング能力を持つ若く美しき店主・篠川栞子と、過去の体験から本が読めなくなった特異体質でありながら古書堂で働き始める青年・五浦大輔が、古書にまつわる数々の謎と秘密を解き明かしていく本作。原作小説は、シリーズ累計640万部を記録するほか、漫画化やTVドラマ化などでも話題を集めるヒットシリーズだ。

このたび黒木&野村タッグが、栞子&大輔コンビに扮する映画版の制作が新たに決定。監督は「しあわせのパン」(2012年)や「繕い裁つ人」(2015年)などを手掛け、今年9月の最新作「幼な子われらに生まれ」が第41回モントリオール世界映画祭審査員特別大賞を受賞した三島有紀子が務める。

■黒木華
以前から原作は読んでいて、とても面白かったので今回のお話をいただいた時はうれしかったです。表紙に描かれている栞子さんのビジュアルが強く印象に残っていて、そこがプレッシャーでもありましたが、ぼそぼそ喋るところだったり、人の目をぱっと見られないところだったり、雰囲気を近づけられるよう意識しました。また監督と「何かクセがあるといいよね」とお話している中で、頭を掻くとか、推理をする時は人の目をバシッと見るとか、細かい仕草を詰めていきました。
三島監督とは「繕い裁つ人」に続きお仕事するのは2回目なので、すごくうれしいです。監督はいつも撮りたいものに明確なイメージを持たれていて、男らしい部分もありながら、撮られるものは女性的で、自分が気付かないところにも気づいてくださり、とても細やかな方だと思います。ご一緒していて面白いです。野村さんとは初共演でした。TVなどで見ている姿とあまり変わらずとても面白い方で、いつも現場を盛り上げて下さり、楽しかったです。
この作品はミステリー映画として謎解きがすごく面白く、さらに栞子と大輔の恋愛など、いろいろなところに注目してお楽しみいただける作品だと思います。原作ファンの方にも、原作を読んでいない方にも楽しんでいただきたいです。

■野村周平
原作についてはもともと知っていました。大ヒットしている話題作の映画化に声をかけていただき、とてもうれしかったです。本作で僕は五浦大輔という、過去の経験から本が読めなくなった青年を演じていますが、僕も活字に少し苦手意識があったりするので(笑)、大輔と共通点が多く、すごく入り込んで演じられています。三島監督とは今回初めてご一緒しました。いい時はすごく褒めてくださりますし、アメとムチで上手に僕のことを躍らせてくれます。黒木さんは、最初は物静かな方という印象がありましたが、たくさん話しかけてくださり、一緒にいてとても楽しい方です。今回共演できて本当によかったです。この作品には本の魅力が詰まっています。ゆったりとした、ビブリアの魅力的な世界観に浸っていただきたいです。キュンとするような淡いラブストーリーもあります。そして何より、本が読みたくなるような作品だと思います。ぜひこの映画を観て、本を読んでいただけたらなと思います。

■三上延(原作)
小説家にとって作品は子供のようなものですが、ひとたび世に出た瞬間に小説家だけのものではなくなります。読んでくださった方のものにもなり、映像化されればスタッフやキャストのものにもなるのです。自分の手を離れるからこそ、巣立っていった先でできるだけ多くの方に愛され、幸せになって欲しい、というのが原作者の願いです。
今回の映画化にあたって、脚本段階で三島監督をはじめとするスタッフの皆さんと何度か打ち合わせをさせていただき、原作を安心してお任せできると確信しました。私だけではなく原作の読者の皆さんにとっても、映画ならではの素晴らしく新しい「ビブリア」になっていることを期待し、楽しみにしています。

■三島有紀子(監督)
三上延さんの書かれた古書堂の世界に魅了され、自分の描きたい世界観ととてもリンクすると感じました。書いた作家の想い、読んでいた人の想いがひとつの本という形になってそこに存在している。そんな空間(ビブリア古書堂)にまず実際に行きたいと思いました。それに、栞子さんと大輔、それぞれのキャラクターと会いたいと思いました。
自分自身、小説との出会い、一冊の本との出会いから多くの心の変化が生まれました。知らない世界を知る喜びは、痛かったり辛いときも含めて、心を豊かにしてくれます。古書店に置いてある古い本には、いろんな人のそんな心の変化がいくつも積み重なっているように思います。だからこそ、古い本を通じて“受け継がれる想い”を大切に描けたらと思いました。そして、古書堂に関しては何度でも行ってみたいと思えること、キャラクターに関しては会ってみたい、ずっと一緒にいたい、と思えることを大切に考えながら演出しました。
栞子さんは黒木華さん以外に考えられませんでした。まず、実際に本を読む人で本を読む姿が栞子さんと重なる人は誰か……、そして、繊細な心の変化を見せてくれる人……黒木華さんだ! と思いました。「繕い裁つ人」でご一緒させていただいていますし、演技については絶対の信頼があります。黒木さんが、知性溢れる、それでいて少し変人でシャイで、限りなく愛おしい栞子を生んでくれました。月の光りのような栞子に対して、大輔は太陽のような人にやってもらえたらと思っていました。野村周平さんは、存在するだけで周りの人の心がほぐれて明るくなり、根底に流れる心の強さみたいなものを感じました。野村さんが、ダメな男だけどストレートで素直な大輔を、楽しくそして深く演じてくれています。
「これは、古い本と、それをめぐる人間のおはなし」です。ある本を読んでいた人の想いがその本に託され、長い年月を経て、古書店を通して誰かの手に渡り、その想いが違う形で結実するということがあるような気がしてなりません。そんな、受け継がれていくモノ(本)としての魅力、あたらめて小説という中身の魅力、それらにまつわる人間たちの魅力を、栞子(黒木さん)と大輔(野村さん)とともに、お届けしたいと思います。I'm sure you are going to love it! 皆さまにこの作品を、きっと、気に入っていただけると信じています。

インフォメーション

映画「ビブリア古書堂の事件手帖」

【スタッフ】原作=三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊) 監督=三島有紀子 脚本=渡部亮平/松井香奈
【キャスト】黒木華/野村周平 ほか

2018年全国ロードショー
・配給=20世紀フォックス映画/KADOKAWA
 

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