松坂桃李×三浦大輔、再タッグで「娼年」が映画化 共演に真飛聖、冨手麻妙、西岡徳馬、江波杏子 - 2017年12月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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映画「娼年」 上段は、真飛聖(左)と冨手麻妙、下段は、西岡徳馬(左)と江波杏子

▲ 上段は、真飛聖(左)と冨手麻妙、下段は、西岡徳馬(左)と江波杏子

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松坂桃李主演×三浦大輔監督により、石田衣良の同名小説「娼年」が映画化される。

原作は2001年の直木賞候補となった石田衣良の同名小説。秘密の会員制ボーイズクラブのオーナー・静香と出会い、“娼夫”となった主人公・森中領(リョウ)が、さまざまな女性たちの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに触れていく姿を描いたものだ。昨年8月には三浦&松坂のタッグで舞台化され、原作に忠実にセックスを真っ向からから描いた内容と、松坂の体当たりの演技で大きな話題を集めた本作が、二人の再タッグにより映画化される。

舞台版に続きリョウを担う松坂のほか、ボーイズクラブ「パッション」のオーナー・御堂静香を真飛聖、「パッション」に入るための“情熱の試験”の場でリョウの前に現れる静香の娘・咲良を冨手麻妙、リョウが娼夫として出会うワケありの泉川夫妻を西岡徳馬、上品な老女役を舞台に引き続き江波杏子が演じる。

また、リョウの同級生・田島進也(シンヤ)に小柳友、同じクラブで働く平戸東(アズマ)に猪塚健太、そして、リョウに欲望を引き出されていく女性たちとして、桜井ユキ、馬渕英里何、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣、階戸瑠李が登場する。

■松坂桃李
昨年、『娼年』という舞台に出演したことは自分の中で大きな出来事の一つでした。この作品の千秋楽の日、2度とできない、そう思えるほど、無の状態になりました。だから映画化の話を聞いた時には、不安しかありませんでした。でも、舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画「娼年」にはあると思いました。
撮影前に三浦監督に言われた言葉です。「ようやくこれで石田衣良さんが産み出した『娼年』が完成する」と。撮影を終えた今、僕自身もそう感じています。舞台同様、無になりましたが。何より女性の方にこそ観ていただきたい作品です。

■三浦大輔
厳しい条件の中、全キャスト、スタッフが満身創痍でつくり上げました。娼夫になる主人公の領は舞台に引き続き、松坂桃李君です。舞台からさらに進化した、また新たな領を演じてくれ、やはり、この役は彼でしか成立し得ないと確信しました。映像化はいろいろな意味で舞台化よりさらに困難な作業になりましたが、原作の石田衣良さんの小説の意思を受け継ぎ、“性描写”に関しては一切妥協せず、でも、よりポップに描き切ったつもりでいます。結果、あまり前例がない、新しいエンターテイメントが産まれた予感がしています。R18作品ですが(こればっかりはしょうがない)、幅広い人たち、特に女性の方々に観て欲しい気持ちでいっぱいです。「娼年」は女性の欲望を全肯定する物語です。公開をどうぞご期待ください!

■真飛聖
人は大人になるにつれ、心に抱えている思いを吐き出しにくくなるものですが、この「娼年」という作品は、そんな女性たちの心の闇、そして生きていく中で本当は切っても切れない性(さが)を大胆かつ繊細に描いています。私の演じる御堂静香も、それぞれの登場人物も欲望から生まれる葛藤、心のきびというのはとてもリアルで生々しささえ感じますが、実はその中にある日常ではなかなか理解しがたいさまざまな愛の形がそこには存在していて、それを通して一人の男性が人として成長していく姿はとても魅力的です。映画館に見に行く勇気を一歩踏み出していただけたら、そこに映しだされるものはきっと共感できる、愛おしい世界だと思います。

■冨手麻妙
咲良役を演じさせていただきました冨手麻妙です。「娼年」と出会ったのは昨年の夏、三浦大輔監督によって舞台化されるというお話を聞いた時でした。舞台版はオーディションに落選してしまい、物すごく悔しい思いでいっぱいでしたが、今回、再び三浦監督が映画化されるということで再チャレンジさせていただき、原作を読んだ時からどうしてもやりたかった咲良役で選んでいただきました。
「娼年」に出てくる人びとは皆、どこまでも優しく、私は撮影している時はもちろん、完成された映画を見た後、心が温かくなったというか、優しい気持ちになりました。家族やカップル、友達同士で見に行って、あえて別々の席に座って、見終わった後、この映画についていろいろ語り合ってほしい、そんな見方ができる映画です。

■西岡徳馬
三浦監督より熱いラブコールをいただき、原作を読み脚本を読みましたが、「この役はなぜひ俺なのか?」と不思議に思いました。役者は「オファーがあれば喜んで演じさせてもらいたい!」と思うものですが、「しかしこの役は……?」と、疑問が湧きました。
あまり突っ込むのも野暮なので「分かりました。とりあえず衣裳合わせで」とお返事しました。衣裳合わせ当日では当たり前のことですが、すぐに衣裳合わせが始まり「この役はなぜに……?」の会話はできませんでした(笑)。きっと、西岡徳馬がこの役を演じたら面白い! と思われたからでしょう。しかしこの“面白い”というフレーズが曲者で、皆それに乗せられるのです。所詮役者は演出家の駒。でも、ただでは転ばないぞ! ともがき遊ぶのが役者。この戦いもたっぷり遊ばせてもらいました! 三浦く〜ん! ありがとう!! 兎にも角にも、全出演者が実に真面目に誠実に、この映画に取り組んでいることが良くわかりました。素晴らしい人間模様の作品になりましたね。

■江波杏子
歳を重ねた老女役を舞台、映画と参加させていただきました。三浦監督の真摯な演出空間に全身を預け、その静謐にて清澄な、そして深く神秘な地熱、どこか怖い甘やかな心地良さに導かれ、年齢(よわい)を重ねた我、女優は真に演じさせていただきました。どこか怖い甘やかな2日間の撮影現場。幸福な愉悦な時間でした。

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インフォメーション

映画「娼年」

【スタッフ】原作=石田衣良「娼年」(集英社文庫刊) 脚本・監督=三浦大輔
【キャスト】松坂桃李/真飛聖/冨手麻妙/猪塚健太/桜井ユキ/小柳友/馬渕英里何/荻野友里/佐々木心音/大谷麻衣/階戸瑠李/西岡徳馬/江波杏子

2018年4月全国ロードショー

*西岡徳馬の徳は正しくは旧字体

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