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2017/12/31
古川雄大「出来上がったものは想像以上」 ミュージカル『黒執事』豪華客船編が開幕
古川雄大&内川蓮生の出演で枢やなの人気漫画を舞台化したミュージカル『黒執事』の最新作「Tango on the Campania」が、本日31日に、TBS赤坂ACTシアターにて開幕する。
19世紀後半、ヴィクトリア朝時代の英国を舞台に、名門貴族ファントムハイヴ家の若き当主シエル・ファントムハイヴと、彼の執事、セバスチャン・ミカエリスが、女王の命を受け“裏”の仕事を請け負い活躍する姿を描く本作。舞台版は、2009年の第1弾から上演を重ね、ファンからは“生執事”と呼ばれる人気シリーズだ。
今回は、演出には児玉明子を迎えて、ファンからの人気も高い「豪華客船編」を舞台化。“死者蘇生”の噂の真相を探るべく、秘密結社「暁(アウローラ)学会」の調査のため豪華客船「カンパニア号」に乗り込んだセバスチャンとシエルたちの物語が繰り広げられる。
大きく豪華な舞台装置が目まぐるしく入れ替わるダイナミックな演出とともに、怪しくも華やかな本作ならではのステージが展開。前作「サーカス編(NOAH’S ARK CIRCUS)」に続きセバスチャン&シエルタッグを組んだ、古川&内川がならではの関係性を立ち上げ、グレル・サトクリフ役の植原卓也、ドルイット子爵役の佐々木喜英、葬儀屋役の和泉宗兵とおなじみの面々がキャラクターの魅力を立ち上げる。
また、新たに参戦したロナルド役の味方良介、スネーク役の原嶋元久も続投チームとの豊かなコンビネーションを見せ、シリーズ初登場のエリザベス・ミッドフォード役・岡崎百々子(さくら学院)は、キュートな存在感を放ちドラマを盛り上げる。
初日を迎えた児玉とキャストたちのコメントは以下の通り。
■児玉明子(演出)
回を重ねるごとにスケールアップし続けている舞台を演出させていただけることは、大きな喜びであるとともにプレッシャーでもあります。ですが、ミュージカル『黒執事』の先輩である、心強いキャストやスタッフの方々、そして私と同じように初参戦のフレッシュなメンバーとともに、一生懸命作品づくりに取り組んでまいりました。
今回の「豪華客船編」。セバスやシエルはもちろん、ドルイット子爵、葬儀屋、グレルやロナルドをはじめとするオールスターの人気キャラクターに加え、ミットフォード家も舞台初出演になります。そして、ダンス、殺陣、歌に大活躍の総勢20名に及ぶアンサンブルキャスト。まるで“豪華客船”に乗り込んだように、全員一丸となって取り組むこの舞台が、ご覧いただくお客様に、すてきな年納めと年初めのご観劇としてお届けできますことを心より願って。
■古川雄大 セバスチャン・ミカエリス役
ミュージカル『黒執事』豪華客船編、このお話はアニメにもなり映画にもなり大人気のストーリー、今回は舞台化ということで、キャスト・スタッフかなり気合を入れて稽古してきました。その過程はとても過酷なものとなりましたが、出来上がったものは想像以上のものになりました。信頼できるスタッフ、豪華なキャスト、実力派ぞろいのアンサンブルとともに『黒執事』の世界を皆さまにお届けできたらと思います。ご期待ください。
■内川蓮生 シエル・ファントムハイヴ役
ミュージカル『黒執事』のシエルを、シエルと同世代で二度演じることができて、とてもうれしいです。それができるのは、応援してくださる皆さん、キャストの皆さん、スタッフさんが支えてくださっているからだと思っています。自分がシエルとして生きた2年間が、僕自身にすごく大きな影響を与えてくれました。本当にシエルも『黒執事』も大好きです! これからの公演、カンパニーみんなで頑張ります。応援、よろしくお願いいたします。
■植原卓也 グレル・サトクリフ役
いよいよキャスト・スタッフ一同が心待ちにしていた日を迎えます。そして長い間、楽しみに待ち望んでくださっていた観客の皆さまの前で、初の「豪華客船編」を披露することになります。その名の通り、これまでとは一味違う豪華なセット、豪華なキャスト陣の集結で、とても力強い作品をお届けできる予感がしています。
また、2009年から演じさせていただいているグレル・サトクリフを今回2年ぶりに披露させていただくことにもいろいろな想いが溢れます。楽しみなのはもちろん、ほかのステージで得てきたものを自分なりにしっかりと役に反映させたいと試行錯誤してきました。たくさんの期待に応えられるよう感謝の気持ちと喜びを噛みしめ、今だからこそできる、ミュージカル『黒執事』をお届けしたいと思います。
■和泉宗兵 葬儀屋役
長く『黒執事』という作品に携わらせてもらってきたので「豪華客船編」の葬儀屋を舞台で成立させるのは簡単なことではないと自覚していました。今回、お話をいただいた時のことを今でも鮮明に覚えています。まさかという気持ち、うれしい気持ち、ありがたい気持ち、自分にできるのか? という気持ち。そして同時に覚悟の気持ちもその時に芽生えました。2017年はこの“生執事”のために過ごしてきたといっても自分の中では過言ではないと思っています。
作品内容はまさに豪華で、演出・舞台美術・音楽・照明・音響・衣裳・メイクなどのスタッフワークもそうですが、『黒執事』の人気キャラクターたちも宝箱のように現れてきます! 古川雄大、内川蓮生が牽引する座組はおなじみの手練れキャストや新しい力強いキャストで盛り上がり、生執事史上最多人数のアンサンブルキャストが作品をさらに昇華させてくれています! この豪華客船のチケットをお持ちの皆さん、どうぞ極上の現実逃避の生執事の時間をお楽しみください!
■佐々木喜英 ドルイット子爵役
いよいよミュージカル『黒執事−Tango on the Campania−』が開幕します。前々作の「地に燃えるリコリス」の再演ぶりに、この『黒執事』の世界に戻って来られたことをとてもうれしく思っています。前作の「サーカス編」の公演を拝見しましたが、あらためて『黒執事』という作品の素晴らしさを体感し、次回作を楽しみにしていました。
今回は、「豪華客船編」ということで、皆様の期待値も高いと思いますが、その期待を上回る作品になるよう、カンパニーの一員として、美しく、華やかにドルイット子爵を演じたいと思います。観に来てくださるお客様を、波乱万丈の航海の旅にお連れしますので、ぜひ、ご期待ください!
東京公演は1月14日(日)まで。その後、兵庫、愛知、石川、福岡を巡るツアー公演が行われる。
ミュージカル『黒執事−Tango on the Campania−』
【スタッフ】原作=枢やな(掲載「月刊Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊) 脚本=Two hats Ltd. 演出=児玉明子
【キャスト】古川雄大/内川蓮生/植原卓也/味方良介/原嶋元久/岡崎百々子/高木俊/寺山武志/内海啓貴/秋園美緒/那須幸蔵/河合龍之介/和泉宗兵/佐々木喜英 ほか
■東京公演
2017年12月31日(日)〜2018年1月14日(日)
・会場=TBS赤坂ACTシアター
■兵庫公演
2018年1月19日(金)〜22日(月)
・会場=神戸国際会館こくさいホール
■愛知公演
2018年1月26日(金)〜28日(日)
・会場=江南市民文化会館
■石川公演
2018年2月3日(土)・4日(日)
・会場=本多の森ホール
■福岡公演
2018年2月10日(土)〜12日(月・祝)
・会場=久留米シティプラザ ザ・グランドホール
*高木俊の高は正しくは「はしご高」
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