森山未來『プルートゥ』再演は「さらに突き刺さる」 土屋太鳳は初舞台挑戦に「舞台は宇宙でした」 - 2018年1月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『プルートゥ』2018開幕 1 森山未來(左)と大東駿介

▲ 森山未來(左)と大東駿介

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『プルートゥ』2018開幕 3 土屋太鳳

▲ 土屋太鳳

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『プルートゥ』2018開幕 6 後列左から、シディ・ラルビ・シェルカウイ、吉見一豊、柄本明、吹越満、前列左から、Pepper、森山未來、土屋太鳳、大東駿介

▲ 後列左から、シディ・ラルビ・シェルカウイ、吉見一豊、柄本明、吹越満、前列左から、Pepper、森山未來、土屋太鳳、大東駿介

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森山未來×シディ・ラルビ・シェルカウイの舞台『プルートゥ PLUTO』が再演。Bunkamuraシアターコクーンでの明日6日(土)の開幕を前に、一部シーン公開と会見が行われた。

手塚治虫作「鉄腕アトム」のエピソード「地上最大のロボット」を、人気漫画家・浦沢直樹らがリメイクした「PLUTO」を舞台化した本作。手塚×浦沢のコラボレーションで話題作となった原作漫画が、2015年にダンス、音楽、映像、パペットなど演劇の枠を超えた、多彩な表現方法を駆使した世界初の舞台作品となり好評を博した。人間とロボットが共存する時代を舞台に、世界最強と呼ばれる7体のロボットたちが次々と破壊される事件を追うことになった刑事ロボット・ゲジヒトとアトムのドラマが新たに立ち上げられる。

会見では、年始の開幕にちなみ「今年の抱負」を問われたキャストたち。「勇気をいっぱい持ちたい」と語るシェルカウイや、「毎日お酒を楽しく飲んで過ごせたらいいな(笑)。飲みすぎないように気をつけます(笑)」と笑顔で答える森山、「初舞台や海外公演もあって、そういう時こそ気を引き締めたい。あとはいろいろものに“恋していきたい”」と意気込む土屋など、メンバーは、それぞれに心境を述べる。

大東は「毎日、ダンサーや未來君とかを見ていると、自分の身体がいかに不自由で、身体を理解をしていないのか本当に気付く日々。こんなとこに関節あったんや!って(笑)」と目を輝かせる。そして、「自分も身体と仲良くしようと、稽古期間中に筋トレしていたら、日々身体が変わっていって、さっき楽屋で裸になっていたら柄本さんに『プロレスラーになるのか?』って言われて(笑)。今年の目標はプロレスラー……、ではなくて、身体と仲良くなることです(笑)」と笑った。

また、初演と同じく家庭向け人型ロボット「Pepper(ペッパー)」が今回も出演する。シェルカウイは「3年ぶりに稽古してみて、すごく成長していたので興奮しています。彼は僕らと一緒にムーブメントの勉強をしているし、僕らも彼にムーブメントを学んでいます」とPepperを絶賛。森山も「本当に3年前の比べて身体のボキャブラリーがすごく増えていて、今回のために稽古してきてくれたんだとうなずけます(会場笑)」と同意しながらも、「ただ僕らは、結構高性能なロボットなので、どっちが勝つかは競争していけたら(笑)」とライバル心をのぞかせた。

そのほか、会見での主なコメントは以下の通り。

■シディ・ラルビ・シェルカウイ
再演できることに大きな喜びを感じています。3年間でわれわれも作品も大きく育ち、世界も大きく変わりました。毎日そういったことを感じながら作品づくりをしています。ニューフェイスが増え、またオールドフェイスとも(笑)、素晴らしいキャストとご一緒できることを幸せに感じてます。この旅路を経てきた仲間、今回飛び込んでくれた仲間と一緒に魔法のような時間を感じています。
【海外公演に向けて】
漫画という、日本が発信してきた媒体が、もはや世界を征服していると思います。この公演がヨーロッパに行くことで、漫画というものの扉を世界に開くことになれたらと祈っています。そして、手塚治虫や原作漫画の紹介にもなれば。また、この普遍的な世界共有のテーマを楽しんでいただけると思ってます。人間であるとは何か? 言葉の垣根を超えて、この作品は人を動かすことのできる作品だと思います。

■森山未來
原作を大事にしつつも、再演というよりも、もう一度再構築してよりブラッシュアップしていくイメージでつくってきました。最初のホン読みで、まだ変更していない台本を読んだ時に、3年前に感じなかったことが、どんどん刺さって来ました。やっぱり、3年間でこの世界でいろいろことが起こって、混沌がひたひたと近づいてきた世界の中で、このホンを読むとさらに突き刺さるものがあったのだと、その感覚をとても大事に稽古しています。キャストもダンサーもスタッフも一丸となった、エンターテインメントを楽しんでもらえれば。3年前に観た方にも、違う衝撃を得られる舞台になると思うので、ぜひ足を運んでください。
【海外公演に向けて】
漫画という日本の文化を下敷きにした作品からアプローチできるのは興味深いことです。手塚治虫さんは今を予見するような漫画を書いているし、浦沢直樹さんもさらに今を予見させるような漫画として進化させています。そして、現代は世界の情勢の変化もテクノロジーの進化もある。ロボットを考えるというのは、人間を考えたいからであり、他者に対して何を思うか? その考え方がどんどん偏りを持っている今、できる限り多くの方に観てほしい作品だなと思うので、このタイミングで海外を回れるのはとてもうれしいことです。

■土屋太鳳
舞台はすごいです。宇宙でした。この宇宙に、これからたくさんのお客さんがいらしてくださるので、その心を感じながらしっかりとヘレナとウランを演じたいと思います。また、こういった前日の取材会はずっとTVで拝見していたので、すごく憧れだったんですが、とても緊張で心と身体が幽体離脱しそうです(笑)。すごくたくさんのアドバイスをいただいて、これからの自分の人生の節目になるだろうなと感じています。その実感をしっかり噛み締めながら、これから公演を頑張っていきたいと思います。

■大東駿介
僕は3年前にこの劇場で『プルートゥ PLUTO』を観ました。その時に本当に圧倒されて、同時にこんなことできたらいいなと思った舞台に、今こうして出て、パシャパシャされてます(笑)。すごく幸せだなと思っています。稽古が始まって、未來君を筆頭に、太鳳ちゃん、ダンサーの皆さんの身体表現が圧倒的で、観ていて引き込まれますね。ラルビ含め、皆さんが3年前よりパワーアップしているのは、最初のホン読みから感じていたんですが、それぞれが新しいアイデアを持ち寄って、どんどん日々成長していくのが刺激的で、すごく充実した稽古でした。明日から僕たちもすごく楽しみです。

■吉見一豊
今回、本当に再演とは思えない大変さを感じています。ダンサーの皆さんや未來君や、前列のキャストの大変さは(笑)、想像を絶するものがあります。私は結構そういう意味では楽をさせてもらっています。前回の皆さんの邪魔をしないように(笑)、導いていけるようにと、稽古を拝見して楽しんでいました。これから本番に入ってみんなと一緒に素晴らしい舞台をつくっていけたらと思います。

■吹越満
(司会の紹介を受けて)豪華なキャストの吹越満でございます(笑)。稽古場では初演に携わった皆さんの足を引っ張らないように考えつつ、ラルビさんの脚本の解釈に助けられて、緊張しながらも稽古場を終えることができました。僕のアブラーという役は、人間なのかロボットなのか分からないという出方をするんですが、僕個人はヘルメットをかぶって、ロボットのくだらないことをやっていたことがあって……(笑)、それとはまた違う大きなテーマを抱えてるこの作品の邪魔にならないように(笑)、最後まで、頑張って演じようと真剣に考えています。

■柄本明
ラルビさんもダンサーの方も英語で喋るので、この際英語を喋れるようになれればと、NHKの基礎英語なんかを聴いてみてますが、なかなかそうはいきません(笑)。世界もいろいろと混沌としてきて、そういう意味ではロンドン、ベルギー、オランダで上演できるのはタイムリーなのでは。あちらの方々もこれを観て、また何か考える機会になればいいんじゃないかと思います。

東京公演は、1月28日(日)まで。その後、イギリス、オランダ、ベルギーでの海外ツアーを経て、3月には大阪・森ノ宮ピロティホールでの公演が行われる。

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  • 『プルートゥ』2018開幕 4 吉見一豊(左)と森山未來
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  • 『プルートゥ』2018開幕 6 後列左から、シディ・ラルビ・シェルカウイ、吉見一豊、柄本明、吹越満、前列左から、Pepper、森山未來、土屋太鳳、大東駿介
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