演出・いのうえひでのり「僕たちのリズムとやり方でつくれた」 堤真一&宮沢りえ出演『近松心中物語』が本日開幕 - 2018年1月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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シス・カンパニー『近松心中物語』開幕 1 堤真一(左)と宮沢りえ

▲ 堤真一(左)と宮沢りえ

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シス・カンパニー『近松心中物語』開幕 2 池田成志(左)と小池栄子

▲ 池田成志(左)と小池栄子

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秋元松代の戯曲をいのうえひでのりの演出で送る、シス・カンパニー公演『近松心中物語』が、本日10日に新国立劇場 中劇場にて開幕する。

秋元松代が、近松門左衛門の世話物三篇を再構成し、独自の物語性を盛り込んで執筆した『近松心中物語』。蜷川幸雄演出のもと、1979年の初演以来、上演のたびに話題を集めてきた人気作だ。この名作に、劇団☆新感線・いのうえが挑戦。いのうえは、“心中”というシンプルなストーリの中で、当時の時代背景をいかに表現するか? また笑いの部分も大切にしながらつくり上げたという。

“究極の愛の形”を描き出す対照的な男女二組を演じるのは、堤真一&宮沢りえと池田成志&小池栄子の実力派たち。雷に打たれたように恋に落ちる忠兵衛と梅川を堤&宮沢、おかしみをまといながら、人間の等身大の悲しみや苦悩を背負う与兵衛とお亀を池田&小池がそれぞれ担う。

初日を迎えた、いのうえ、堤、宮沢のコメントは以下の通り。

■いのうえひでのり(演出)
「いのうえは、あの『近松』をどう見せてくれるのか……」という皆さんからの無言のプレッシャーをヒシヒシと感じながら、日々稽古に臨んできました。何と言っても、『近松心中物語』は、まさに“蜷川スペクタクル演出”の真骨頂であり、“蜷川歌舞伎”とも言える様式美がありました。そこはあえて抵抗せず、リスペクトしながら、僕なりの形で継承したいと考えています。物語の主軸は、二組のカップルが心中へと向かうまでのシンプルでストレートな話。とてもスピーディな展開に笑いもあります。それを気心の知れた堤くんやりえちゃんたちと一緒に、僕たちのリズムとやり方で、新しい『近松心中物語』がつくれたのではないか、と思っています。

■堤真一 亀屋忠兵衛役
「愛を貫くために死を選ぶ」という決断が、現代のお客様に果たして納得していただけるのか……。それが稽古前に考えていた課題でした。物語自体もシンプルで、出会ってすぐに恋に落ちて、身請けのために公金に手を付けて、心中へと突き進むという三段跳び的
な唐突感もある展開(笑)。もちろん、りえちゃんが美しいので、一目惚れの設定には一番説得力がありますが(笑)、忠兵衛の心情面では、僕自身の中でロジックをきちんともって、忠兵衛と梅川の心の動きに真実味をしっかりと見せられるよう心がけて稽古を積み重ねてきました。いよいよ開幕です。いのうえさんと信頼できるメンバーたちとつくる現代演劇としての『近松心中物語』を皆さんにお見せしたいですね。

■宮沢りえ 遊女梅川役
秋元松代さんのセリフはとてもきれいでストレート。いのうえさん演出の独特の“魅せる”表現の仕方もあり、稽古に入る前までは、実は、少し気恥ずかしさも感じていたんです。これを自分のものにするには、相当のパワーが必要だと覚悟していました。でも、稽古を重ね、堤さんたちとセリフを重ねていくうちに、これは、梅川の人生の中で、心から血を流しながらも清らかな水のように出てくる言葉なのだと、自然に腑に落ちてきました。忠兵衛・梅川の純愛を、私たちの演技で感じてもらえるようにしたいですね。また、最初につくられた蜷川さんをリスペクトしながら、私たち全員が同じ熱量で新しい物語を成立させれば、お客様の記憶に深く刻まれる作品にできる、と思っています。

公演は2月18日(日)まで。なお、現在発売中の本誌「シアターガイド」2月号巻頭特集では、本作を紹介している。公演と併せてこちらもチェックしていただきたい。

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  • シス・カンパニー『近松心中物語』開幕 2 池田成志(左)と小池栄子
  • シス・カンパニー『近松心中物語』開幕 3 堤真一(左)と宮沢りえ
  • シス・カンパニー『近松心中物語』開幕 4 池田成志(左)と小池栄子
  • シス・カンパニー『近松心中物語』開幕 5 宮沢りえ(左)と堤真一

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