黒澤明監督「生きる」が市村正親&鹿賀丈史Wキャスト主演×宮本亜門演出でミュージカルに - 2018年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『生きる』ビジュアル

▲ 市村正親(左)と鹿賀丈史


黒澤明監督の名作映画「生きる」が世界初ミュージカル化。主演は、市村正親&鹿賀丈史がWキャストで、演出は宮本亜門が務める。

定年を迎えようとしている市民課長の渡辺勘治が、当時、不治の病とされていた胃がんになり、死んだように生きていたこれまでの人生を悔い、自分の残りの人生を懸けて、市民のために小さな公園をつくる姿を描いた映画「生きる」。1952年に公開され、黒澤作品の代表作の一つとして数えられる名作が、黒澤没後20年の今年、ミュージカルとなってよみがえる。黒澤映画がミュージカルになるのはこれが初めて。

作曲・編曲は、ブロードウェイ・ミュージカル『若草物語』の作曲を手掛け、音楽監督を務めた『ビューティフル』でグラミー賞を受賞、日本では『デスノート THE MUSICAL』音楽監督として携わったジェイソン・ホーランド。脚本・歌詞は高橋知伽江が務める。

■市村正親
黒澤監督の映画「生きる」をミュージカルにすると最初に聞いた時は、非常に目のつけどころが面白いと感じました。黒澤作品は役者の皆さんもみんなが必死で、手抜きがなく、本当に素晴らしいと思います。普段、私は海外で出来上がった作品に出演することが多いですが、今回はオリジナル作品ですので、新しい楽曲との出会いを楽しみたいと思っています。鹿賀丈史と同じ役をWキャストで演じるのは今回が2度目になりますが、それぞれの持ち味があるので、僕は僕、丈史は丈史で、作品に向き合うことになります。ただ、今回は丈史の方がこの役にぴったりだと感じていますけど(笑)。
演出の宮本亜門さんとは、『スウィニートッド』以来ですが、もともとダンサー出身の演出家なので、自分とは波長が合います。今回の物語の中で、主人公が、生まれて初めて夜の街を遊んでまわるシーンがありますが、亜門さんのアイデアが存分に発揮されて楽しいシーンになるのではと、今から楽しみです。僕自身も含めて、お客さんに“生きる”エネルギーを与えられたらいいなと思います。

■鹿賀丈史
劇団にいるころから黒澤作品は憧れであり、舞台の世界から映像の世界に飛び込んだきっかけともなりました。この「生きる」という映画は、自分が2歳のときの作品です。今回、あらためて映画を観ましたが、ミュージカルになる要素がたくさん含まれていることに気がつきました。“生きる”という意味を真剣にとらえて、お客さんに届けたいと思います。これまでは自分より若い役を演じることが多かったですが、今回は無理をせずに演じられる等身大の役なので、少し気がラクかもしれません(笑)。
宮本亜門さんとは、『ファンタスティックス』という作品でご一緒していますが、とにかくエネルギッシュで、明るい方です。亜門さんのエネルギーが作品に与える影響は大きいと思います。海外生まれの作品を40年以上演じてきましたが、とうとう日本から世界へ作品を発信する時代が来たと思うと感慨深く、長くこの仕事を続けてきて良かったと思います。黒澤明監督没後20年の年に、お客さまの心に突き刺さるような、一生忘れない作品を届けたいと思います。

■宮本亜門
“世界のクロサワ”の作品であり、しかも名作「生きる」の初舞台化ができることはこの上ない名誉です。以前、お仕事をご一緒したことがある市村さん、鹿賀さん。舞台にとても真摯に向き合うお二人が、余命少ない主役をそれぞれ違った個性で演じ、それを私が演出できると思うと身震いします。あと数日しか生きられないと宣告された時、人はその時、何を考え、何を知るのか。“生きる”ということを深く、またはユーモラスに展開する、ミュージカル版『生きる』。映画とは違う感動をお届けできるよう尽力します。

インフォメーション

ミュージカル『生きる』

【スタッフ】作曲・編曲=ジェイソン・ホーランド 脚本・歌詞=高橋知伽江 演出=宮本亜門
【キャスト】市村正親、鹿賀丈史(Wキャスト) ほか

2018年10月
・会場=TBS赤坂ACTシアター

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