藤原竜也&椎名桔平が稽古に向けて気合 舞台『レインマン』記者会見 - 2018年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『レインマン』会見 1 左から、椎名桔平、中越典子、藤原竜也

▲ 左から、椎名桔平、中越典子、藤原竜也

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藤原竜也&椎名桔平主演×松井周演出で名作映画が舞台化。舞台『レインマン』の取材会が、新宿のアミューズメントカジノバーにて行われた。

事業に失敗してしまい破産寸前となった弟チャーリーと、亡くなった父親の財産を受け取ることになった自閉症患者の兄レイモンドの姿を描いた映画「レインマン」。ダスティン・ホフマン&トム・クルーズの共演で、1988年にアメリカで公開され、アカデミー賞では作品賞を含む主要4部門を獲得するなど、多くの人びとの心を打つ名作となった。

弟チャーリー役を演じる藤原は「誰もが知る作品を、どういうふうに稽古を進めて舞台化していくのか、僕らも楽しみ。すてきなメンバーが集まって、いいスタートが切れそう」とコメント。2006年の日本版(鈴木勝秀脚本・演出)ではチャーリーを演じ、今回は、橋爪功が演じたレイモンドに取り組むことになる椎名は「ダスティン・ホフマンさんにも負けない橋爪さんの名演を毎日見てしまったので、自分の中でフラットに戻したい」と気を引き締め、役づくりには「自分なりの違うアプローチを模索して、できなければ諦めて(笑)、悶々としながら稽古していきます」と笑わせた。

またレイモンドは、人並外れた記憶力を持つというキャラクターだが、これには椎名は「記憶力さえもう少しよければ、台本なんてすぐ覚えられるのに。こういう役なので、普段からちょっと覚えないと……(笑)」と苦笑いだった。

チャーリーの恋人スーザン役の中越典子は「素晴らしい作品の舞台化に参加できるのはとてもうれしくて、すぐにやりたいとお返事しました。お二人の兄弟の化学反応が楽しみで、その中に私も溶け込めたら」と目を輝かせた。

藤原と椎名の共演はこれが初めて。藤原は「映画でもTVでもない、演劇の場で一緒なのはうれしい。ありがたいことに桔平さんが(チャーリーを)演じているので、分からないことは教えてもらいます」と喜んだ。

「藤原にアドバイスはある?」と問われた椎名は「いえいえ、僕よりもトム・クルーズよりも男前なので(笑)」と笑いながら、「(藤原は)真っ直ぐに演劇の道を歩んできたイメージだし、そういう方と舞台という空間でご一緒できるのはうれしいですね」と語った。

演出を手掛ける松井は「映画は傑作ですが、すごく達者で強力なキャストに恵まれましたし、舞台にするからには、生の感覚、ライブの感覚、人間の息づかいが感じられる作品にしたい」と意気込む。これからの稽古に向けて「やっぱり化学反応、化学変化に期待している。このキャストとスタッフでできることを、地味に淡々と、毎日実験するように稽古して完成できたら」と意欲を見せた。

兄弟を演じる二人に対しては、その役のイメージを「藤原さん演じるチャーリーは、周りを巻き込んでねじ伏せる強引なタイプで、椎名さん演じるレイモンドは、どちらかと言うと“観察者”。真ん中にいないで外側にいるタイプ。そんな二人が出会って、少しずつ変身していく、お互いを認め合ってゆく」と明かし、スーザンには「チャーリーの強引な面しか見てこなかったスーザンは、兄弟の出会いから違う面を発見し、恋人関係も変化していく」と話した。

演出については「自分が得意なのは、人間がそこに息づいていて、喋って、食べて、動いている姿をリアルに見せること。(二人には)素の良さ、無防備なところをさらしていただきたいですね」と期待を寄せる。さらに「レイモンドのサヴァン症候群は一つの個性。誰でも自分のルールがあって、それがちょっと壊されてパニックになることはあると思う。お客さんにもその延長で、自分もレイモンドかもしれないという思ってもらえるようにしたい」と述べた。

最後に、藤原は「舞台化というのは、一見、華やかで面白い企画だけど、危険なリスクもあって難しい挑戦。演劇としてどう成立させるかは稽古しかない。今は毎日毎日、稽古に向き合っていくだけ」と姿勢を正すと、椎名は「やっぱり、生きる中で頼りになるのは身近な人。もし、そういう人と憎しみ合う状況にならざるを得なくなっても、人生は長いもので、何かのきっかけで、良い関係に変わることもある。今、親兄弟とか親しい友人とか、大切な人とうまくいっていない、そう感じる人たちにとってとてもエールになる作品」とメッセージを送った。

中越は「家族にも友達にも、胸張って観に来てと言える作品にしたい。いつもなんですが、私は、稽古に行きたくなくなる日があるんです……。意外とダメなんです、後ろ向きで(笑)」と告白したが、「でも、お二人の稽古を生で見られるし、松井さんの演出で自分がどう動くのかも楽しみだし、恐怖を何とか乗り越えたい」と気合を入れた。

そして、松井は「ライブ、生で、今、そこで何が起きていることが、次はどうなるか分からないという感覚を伝えたい。僕たちとそう変わらない人たちが、ちょっとした問題で右往左往していることが伝わって、また、それがエールになれば」とアピールして、会見を締めくくった。

この記事の写真

  • 『レインマン』会見 1 左から、椎名桔平、中越典子、藤原竜也
  • 『レインマン』会見 2 藤原竜也
  • 『レインマン』会見 3 椎名桔平
  • 『レインマン』会見 4 中越典子

インフォメーション

『レインマン』

【スタッフ】脚本=ダン・ゴードン 上演台本・演出=松井周
【キャスト】藤原竜也/椎名桔平/中越典子/横田栄司/吉本菜穂子/渡辺哲

■東京公演
2018年7月20日(金)〜8月4日(土)
・会場=新国立劇場 中劇場

■静岡公演
2018年8月7日(火)・8日(水)
・会場=三島市民文化会館

■福岡公演
2018年8月11日(土)・12日(日)
・会場=久留米シティプラザ ザ・グランドホール

■大阪公演
2018年8月14日(火)〜15日(水)
・会場=メルパルクホール

■宮城公演
2018年8月18日(土)・19日(日)
・会場=名取市文化会館

■愛知公演
2018年8月22日(水)・23日(木)
・会場=御園座

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