原作・松本零士が感激 中川晃教主演『銀河鉄道999』製作発表会 - 2018年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『銀河鉄道999』会見 1 左から、中川晃教、松本零士、ハルカ

▲ 左から、中川晃教、松本零士、ハルカ

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『銀河鉄道999』会見 15 左から、平方元基、凰稀かなめ、中川晃教、ハルカ、入野自由、矢沢洋子

▲ 左から、平方元基、凰稀かなめ、中川晃教、ハルカ、入野自由、矢沢洋子

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大人気漫画を舞台化する『銀河鉄道999〜GALAXY OPERA〜』の製作発表会が都内で行われ、原作者・松本零士や主演・中川晃教らが顔をそろえた。

裕福な人びとが機械化人となり永遠の命を謳歌する未来世界を舞台に、機械伯爵に母を殺された主人公・星野鉄郎が、謎の美女メーテルとともに銀河超特急999号に乗り込み、機械の体を与えてくれる星を目指す旅を描いた本作。1977年に連載開始され、78年にはTVアニメ化、79年には劇場アニメ化され大ヒットした、松本零士の代表作の一つだ。

連載開始から40周年というアニバーサリー・イヤーを迎えた今年、星野鉄郎役に中川晃教を迎えての舞台化が決定。1979年に公開された劇場版第1作目のストーリーをもとに、オリジナルのシーンも織り込みながら、鉄郎が宿敵・機械伯爵と時間城で対決するまでを描くという。

この日、初めてキャストたちの扮装ビジュアルがお披露目となった。松本零士は「素晴らしい。写真を見るだけでも涙が出るほどにうれしい。少年の日の夢を描いた作品なんですから。私の旅はまだ続いているんだ、俺の旅はまだ続いているんだと元気になりますよ! 本当にうれしいです。心の底からうれしいです」と感激した。

撮影を振り返った中川は「オリジナルとして、新たに生まれる舞台。これまで、いろいろな作品を経験をしてきたけど、“挑戦”するという心持ちでした。衣裳を見た時には、おぉ……僕と35歳です、思いましたが(笑)」と苦笑いだったが、「でも身にまとった瞬間には、これから何が始まるか分からないけど、きっと良いことが待っているんだろうと思えました。子供のころは、暑さも寒さもへっちゃらで、今の瞬間を突き進む力がように、余計なものを排除して鉄郎になれました」と感慨深い表情をのぞかせた。

「単純にすごくうれしかったんです。エメラルダスになっちゃった!って(笑)」と目を輝かせたのは、エメラルダス役の凰稀かなめ。ただ「結構、傷が大変。付ける位置から、漫画から忠実なんです」とこだわりが明かされると、入野も「小道具も完成度が高い。完成形が絵として存在するので、助けにもなりつつ、プレッシャーにもなるので、最初は不安だったけど身にまとうと、やっぱりスイッチが入りますね」とうなずいた。

キャプテン・ハーロック役の平方元基は「僕は(汗で)ビショビショでした。(笑)」と笑いを誘ったが、「ハーロックになれる! とワクワクして現場に入ったんですけど、やった! という思いと同時に、期待してくれる方に、ちゃんと返せるだけの自分になれるのか? というプレッシャーもあるし。今までいろいろな衣裳を着させてもらったけど、一番思い出に残る撮影になりました」と気を引き締めた。

さらに、本作の主題歌も初披露。この作曲を自ら手掛けた中川は「脚本の坪田文さんは、松本先生との長いお付き合い、そして松本先生の作品をかなり勉強されていて、だからこそ書くことが許されたのかなと感じました」と語る。また、映画版のゴダイゴの名曲にも触れ「やっぱり“あの曲”が頭の中に鳴るかもしれません。でも、今なお新しい作品をつくっていこうという松本先生のエネルギーを受けて、舞台版オリジナルとして、皆さまにお届けします」と気合十分。

そして、「音楽も含め、演出・映像のクリエイターも、私たちも“挑戦”です。ロック、ポップ、クラシック、ラップ……さまざまな音楽を用いて、音楽劇として生まれます。僕の曲も旅立ちの瞬間を歌った曲です。この音楽の力も皆さまにお届けできればと思います」と熱いメッセージを送った。

そのほか、会見での主なコメントは以下の通り。

■坪田文(脚本)
大好きな『999』の世界にいちクリエーターとして関われることに、感謝と幸せの気持ちでいっぱいです。松本零士先生の描かれる作品には、永遠に変わらない、普遍的なメッセージが込めれてると感じます。脚本にそのきらめきをどう舞台にどう現すのか、悩みながら書きました。
宇宙が舞台なので、どう表現できるんだろうと思いつつも、原作のすてきなシーンを舞台化したいと、スタッフとともにアイデアを出し合い、無茶ブリにも応えていただきました。鉄郎とメーテルと一緒に宇宙を巡る上質な旅を楽しんでもらえると思います。脚本を書くにあたっては、とにかく中川晃教さんの鉄郎が見たい、彼がやったらきっと間違いないだろう、という気持ちでした。普段は、ドラマやアニメが多いのですが、原点である舞台に復帰する勇気を彼からいただきました。私自身も鉄郎がどういう旅を繰り広げるのか楽しみです。

■久保田修(音楽監督)
とても重責なチャンスを与えていただいて感謝を申し上げます。と同時に、今、僕の頭の中は、お客様のことでいっぱいです。どう楽しんでくださるか? ワクワクしてくれるか? 良いものを観たなとニヤッとして帰ってくれるか? それだけを想像しています。40年にわたって見られている原作ですが、この先の40年も素晴らしい物語とともに、音楽も語り継がれたら本当に幸せです。ただ、そんな自分の名誉よりは、お客様が楽しんでくれる笑顔を劇場で見るのが楽しみです。

■中川晃教 星野鉄郎役
『銀河鉄道999』がいよいよ始まります。16歳の少年がハーロックに憧れ、宇宙の旅に出ようとする。星野鉄郎には、憧れだけでなくもう一つの目的がある。それは、母の仇を取ること。そのためにも永遠の命を求めて999に乗る……。16歳の少年の旅の始まりです。旅を経て彼が何に気付き、何が変わるのか? 成長物語としても星野鉄郎を演じられることをとてもうれしく思います。35歳です。16歳を演じます(会場笑)。ここの辺りもぜひ期待してください(笑)。
僕は、先生と出会ったことで、僕も星野鉄郎になったと思ったんです。先生のお父様やお母様、先生の前に居た方も、現在も過去も未来でも、先生と出会ってきた方々が『999』の主人公であり、旅を続けている人なんだと。最初は、気負う気持ちがあったんですが、先生と出会ったことで、ここから僕の『999』が始まったと思わせてくれました。そんな稀有な作品であるし、疑問があっても先生ご自身に直接聞くことができるのは最高の環境だなと思っています。

■ハルカ メーテル役
メーテルは、母のように鉄郎を見守りながら旅をするのですが、私にとっても謎が多く、研究しながら役をつくっているところです。メーテルは、完璧に見えるけど、実は、鉄郎と旅をすることで、迷いやゆらぎの瞬間があって、私自身と重ね合わせることがあるんです。私は、舞台の経験がほとんどなく、メーテルを演じるには迷いや葛藤があるのですが、漫画を見返すと、メーテルのセリフに救われたり、導いてもらっているような気がしています。私自身がメーテルを迷いながらつくることで、きっとメーテルが完成するのではと思って、必死にやっていこうと思います。

■入野自由 大山トチロー役
男の中の男。この作品が好きな人ならば、みんなが憧れる存在。それがトチローだと思うんです。強い芯を持ち、鉄郎が悩み苦しむ時には、導き手となる大切な役です。僕自身の初めてのことだらけで緊張していますが、楽しんでいきたいと思います。
舞台演出の面では、プロジェクションマッピングなど、現代技術も楽しみにしていただければ。旅にはいろいろな場面が出てくるけど、どうやって、それぞれの世界を表現するのか、僕も楽しみだし、皆さんも楽しみにしてください。

■矢沢洋子 リューズ役
リューズは今日のメンバーの中では、唯一の機械化人です。また歌手の役どころで、舞台中でも歌うシーンがあるそうです。緊張もしていますが、楽しみにしています。ミステリアスな女性なのでうまくできるか不安ですが、精いっぱい頑張ります。

■凰稀かなめ クイーン・エメラルダス役
まず私たちが楽しみながら、作品をつくり、楽しんでもらえるようにやっていきますので、初日までに頑張って稽古していい舞台をお見せできたら。

■平方元基 キャプテン・ハーロック役
みんなの憧れ平方元基です!(会場笑) 子供たちの憧れ、キャプテン・ハーロックを演じます。僕が今、ここにこうしているのは信じられなくて、知り合いからは「お前は本当に世界で一番幸せものな代わりに、世界で一番危険だぞ!」とも言われています(笑)。僕は999には乗らないんですが、自分の船から鉄郎を見守り、宇宙の世界へ皆さんを誘いたいと思います。
先生が青春時代から描き続けている作品であるように、青春時代ってずっと自分の中にあるもの。ハーロックのセリフ一つ一つを、青春時代に傷を負った自分に聞かせてあげたい。そんな心に響く言葉が散りばめられているので、一つ一つ丁寧に演じたいですね。

続けて、囲み会見に登壇した中川は、製作発表会を終えて「フランケンシュタインを演じた翌月にはスヌーピーだったり、役者冥利に尽きる“役”の振り幅だけど、その流れで鉄郎を演じるなんて、夢にも思っていなかった。16歳を演じるには乗り越えるハードルがあるけど、少年っぽさを忘れたくないという思いもあったので、一つ運命を感じるものがある」と充実した様子。

声優として活動する入野は「大先輩が演じた役なので、身の引き締まる思い。先生の思いを聞いてより気合が入った」と姿勢を正すと、凰稀は「実は結構(過密)なスケジュールだったんですけど、どうして出たかったので幸せ。いろいろなジャンルが方がそろっているので、どんな化学反応が起きるのか楽しみです」と期待を寄せた。

原作世代ではない中川だが「周りには、この作品と共に生きている方が多い。プロデューサーもバイブルだと言うくらいで、その熱量は感じる」と重責を実感しているよう。ただ「松本先生が一緒に立ってくださる。先生の話を聞けば聞くほどヒントがたくさんあるんです。これはファンの方々、見たことない方、キャラクターを知ってるけど知らない方々、それに耐えうるようにしたい」と熱意を見せる。

一方、ハーロック役を担う平方は「寡黙で一言一言に重要性があって、今の僕からしても大人に見える。ただ、あまりハーロックが歌うというイメージには直結しない」と不安をこぼす。松本は「それは構わない。自由にお好きやって頑張ってくれたら、それでうれしい。自由に歌って踊って演じていただければものすごくうれしいのでおまかせします。気楽にやって」とエールを送ると、平方は「この言葉はお守りにします」と笑顔を見せた。

登録不要・手数料0円でチケット販売中!

この記事の写真

  • 『銀河鉄道999』会見 1 左から、中川晃教、松本零士、ハルカ
  • 『銀河鉄道999』会見 2 坪田文
  • 『銀河鉄道999』会見 3 久保田修
  • 『銀河鉄道999』会見 4
  • 『銀河鉄道999』会見 5 中川晃教
  • 『銀河鉄道999』会見 6 ハルカ
  • 『銀河鉄道999』会見 7 入野自由
  • 『銀河鉄道999』会見 8 矢沢洋子
  • 『銀河鉄道999』会見 9 凰稀かなめ
  • 『銀河鉄道999』会見 10 平方元基
  • 『銀河鉄道999』会見 11 松本零士
  • 『銀河鉄道999』会見 12
  • 『銀河鉄道999』会見 13 中川晃教
  • 『銀河鉄道999』会見 14 中川晃教
  • 『銀河鉄道999』会見 15 左から、平方元基、凰稀かなめ、中川晃教、ハルカ、入野自由、矢沢洋子
  • 『銀河鉄道999』会見 16 左から、平方元基、凰稀かなめ、中川晃教、松本零士、ハルカ、入野自由、矢沢洋子

インフォメーション

舞台『銀河鉄道999〜GALAXY OPERA〜』

【スタッフ】原作・総監修=松本零士 脚本=坪田文 演出=児玉明子 映像演出=ムーチョ村松
【キャスト】中川晃教/ハルカ/染谷俊之/矢沢洋子/雅原慶/入野自由/お宮の松/小野妃香里/塚原大助/凰稀かなめ(特別出演)/平方元基

■東京公演
2018年6月23日(土)〜30日(土)
・会場=明治座

■福岡公演
2018年7月21日(土)・22日(日)
・会場=北九州芸術劇場 大ホール

■大阪公演
2018年7月25日(水)〜29日(日)
・会場=梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

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