長塚圭史演出『セールスマンの死』に風間杜夫&片平なぎさが出演 - 2018年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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KAAT『セールスマンの死』左から、長塚圭史、風間杜夫、片平なぎさ

▲ 左から、長塚圭史、風間杜夫、片平なぎさ


長塚圭史演出による、KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース『セールスマンの死』に、風間杜夫、片平なぎさが出演する。

昨年、同劇場プロデュース公演に初参画し、イタリアの劇作家ルイージ・ピランデッロ作『作者を探す六人の登場人物』で好評を博した長塚。今回は、1949年に、ニューヨーク劇評家賞、ピュリツァー賞を受賞するなど、アーサー・ミラーの地位を確立した代表作に取り組む。

主人公ウィリー・ローマンの死に至る最後の2日間を描き、競争社会の問題、親子の断絶、家庭の崩壊、若者の挫折感など、第二次世界大戦後に顕著になった、アメリカ社会の影の部分を浮き彫りにした本作。現代日本にも通ずるテーマに、長塚が挑む。

主人公ウィリー・ローマンと彼の妻リンダをそれぞれ演じる風間&片平のほか、長男ビフ役には山内圭哉、次男ハッピー役には菅原永二、上司ハワード役には伊達暁、ビフの友人バーナード役には加藤啓、バーナードの父でウィリーの友人チャーリー役には大谷亮介、兄ベン役には村田雄浩と、多彩な実力派たちが集結する。

■長塚圭史(演出)
恐ろしい戯曲です。演出する余地などほとんど許されていないようでいて、どこまでも自由に飛び回れるような余白もある。いつかこれだけの戯曲と向き合える日があったら幸い、とほとんど夢見るような心持ちでおりましたが、まさかこうして本当に実現することになろうとは。『LAST SHOW』と『マクベス』で風間杜夫さんとご一緒したことは、私の劇人生において最も貴重な経験となっています。その風間さんがウィリー・ローマンを引き受けてくれたことによって、扉は開かれました。
あるありふれた男の、理想を抱いた父親の、そして愛すべき夫の生涯と彼の家族の心象が見事に描かれた戯曲です。ウィリー・ローマンは目まぐるしく進歩する世界の中で何を見たのか。「生きる」ということをじっとりと深く見つめたこの作品を、ずっとご一緒したいと願っていた片平なぎささんをはじめ、素晴らしいキャスト・スタッフと共に上演できることに、いや、でもやっぱり恐怖と、それでいて途轍もない期待に胸が膨らむばかりなのです。

■風間杜夫 ウィリー・ローマン役
この作品が世に生まれたのは1949年。僕と同い年である。以来、現代社会の普遍的問題を内包した話題作として重ねて上演され、日本でも印象的な公演実績を残している。その評判は耳にしたが、観る機会を逃していた。いま台本を手にすると、俺もこんな深い役をやる年齢に達したのかと、あらためて思う。僕はセールスマンの経験を持たないが、時を刻むように急ぎ足で役者稼業を続けてきたことを振り返ると、生き方はそれ程遠いものではないかもしれない。役者としての力量だけではなく人間そのものが問われる時に来たような気がして、いささか身が震える。いや、信頼できる演出家と楽しい共演者が一緒だ。同じ時間を生きたこの作品に、僕のすべてをゆだねてみよう。

■片平なぎさ 妻リンダ・ローマン役
数少ない舞台経験の中でも翻訳劇は2作品目となる『サラリーマンの死』。不安と期待にもうソワソワザワザワ。どうにも落ち着かない自分がいます。誰からも必要とされなくなった老いた夫、追い詰められ苦しむ夫のたった一人の理解者である妻リンダは、私にはまるで聖母のように見えます。長年連れ添った夫婦の間に流れる空気感とは……。難しい芝居が要求されそうです。「スチュワーデス物語」以来、35年振りにご一緒させていただける風間杜夫さんに心を寄せながら才能あふれる長塚圭史さんにたくさんの肉付けをしていただきたい思いです。自分が、この先、舞台人として生きていけるか!? チャレンジ精神を持って臨みます。

インフォメーション

KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース
『セールスマンの死』

【スタッフ】作=アーサー・ミラー 翻訳=徐賀世子 演出=長塚圭史
【キャスト】風間杜夫/片平なぎさ/山内圭哉/菅原永二/伊達暁/加藤啓/大谷亮介/村田雄浩 ほか

2018年11月
・会場=KAAT 神奈川芸術劇場 ホール
・一般前売=7月下旬開始予定

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