吉田鋼太郎が気合「今年一番面白い!」 『シラノ・ド・ベルジュラック』製作発表会 - 2018年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 1 左から、鈴木裕美、白洲迅、黒木瞳、吉田鋼太郎、大野拓朗、清塚信也

▲ 左から、鈴木裕美、白洲迅、黒木瞳、吉田鋼太郎、大野拓朗、清塚信也

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『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 9 左から、吉田鋼太郎、大野拓朗、黒木瞳

▲ 朗読披露の様子

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『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 18 黒木瞳(左)と吉田鋼太郎

▲ 黒木瞳(左)と吉田鋼太郎

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吉田鋼太郎&黒木瞳共演の舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』製作発表会が、都内で開催された。

自分の醜さゆえに愛の告白をしないシラノと、愛の詩に酔いしれ盲目的な愛に走るロクサーヌ、自分の溢れる愛を表現できないクリスチャン……。交錯する愛の形を描き出し、世界各国で繰り返し上演され続けるエドモン・ロスタンの傑作が、マキノノゾミ&鈴木哲也の上演台本と、鈴木裕美の演出で新たに立ち上げられる。

会見では、シラノ(吉田)の手紙でロクサーヌ(黒木)と相思相愛となったクリスチャン(大野拓朗、白洲迅)が、シラノの力を借りずに、自分で思いを伝えようとするシーンを、朗読劇としてお披露目。5月の上演に先駆けて、その舞台世界の一端を垣間見せた。

会見を終えて、囲み会見に登壇した吉田は「芝居を象徴している名シーンの一つで、分かりやすく、面白いと思っていただのでは」と手応えをのぞかせた。黒木との共演には「以前、ドラマでご一緒しましたが、その時も僕は黒木さんにフラれる役。今回もフラれる役で、ものすごく寂しいです(笑)」と笑いながら、彼女の印象を「ドラマでは、なんていう臨機応変、なんていう度胸、なんていう巧みさ、だったんですが、今回はまだ辺りをうかがっている感じで、不気味な静けさ(笑)」と語った。

一方、黒木は「すごく楽しみ。ホン読みから“本物”をお持ちの方とご一緒できるのは最高。今は、(吉田が)どう来てもいいようにと構えているところ」と応えた。

そして、今回はピアニスト・清塚信也による音楽・演奏も見どころの一つ。清塚は「裕美さんは、稽古をやりながらその場でつくる感じ。本当に刺激的ですが、毎日疲れますね(笑)。でも楽しくて、リズム感のあるお芝居で、自分だけでは出せないリズム感や曲調の名曲ができそう」と充実した表情を見せた。

そのほか、会見での主なコメントは以下の通り。

■鈴木裕美
ちょっと前まで「困った時の『忠臣蔵』」という言葉がありました。演目に困った時には、とりあえずお客さんが入るのが『忠臣蔵』だと言われていました。実はフランスでも「困った時の『シラノ・ド・ベルジュラック』」と言われていて、それほど大衆的で、フランスの人に愛されている『忠臣蔵』のような作品です。
今回は、ある意味で忠臣蔵的な要素をやりたいと思っていて、構想を鋼太郎さんに話したら「裕美がやりたいのは“のぼりが立っているような芝居”だね」と。“高級大衆演劇”とでもいいますか、スピード感と生き生きといた感じをもってやりたいと思っています。吉田鋼太郎さんの“座長奮闘公演”と呼べるようなものを考えています。「100人斬り」のシーンもやりますし、清塚信也さんにはオンステージで弾いていただいて、音楽をたくさん入れて、ミュージカルではないけど、ミュージカルの手法を取り入れた、生き生きしたシラノができたらと思います。

■吉田鋼太郎 シラノ・ド・ベルジュラック役
今回の演出は、熱いラブコールで鈴木裕美さんにお願いしました。演劇界では「困った時の鈴木裕美」でして(笑)、この難しい芝居を誰にやらせるんだ? と考えた時に、ぜひやっていただきたいと。ヒロインのロクサーヌは、僕が主演ですので20%くらい選ぶ権利がございまして(会場笑)、いろいろ考えて、一番好きな女優さんは黒木さんだなと思いました。原作では、もう少し若いけど、ただ黒木さんには年齢がございませんから(会場笑)。引き受けてはくれないと思っていたのですが、たまたまスケジュールが空いていて非常に幸せです。
『シラノ・ド・ベルジュラック』は、皆さん聞き覚えはあるかもしれませんが、実際どういうストーリーかはあまりご存じないかかもしれません。本当に単純明快な冒険活劇。泣いて笑って元気をもらえるお芝居です。鼻の大きさをコンプレックスに持ち、愛を告白できず、自分は一生女性とは縁がないと思っているけど、ただ誰よりも熱くピュアな心を持っている。金持ちや権力者に魂を売らず、心意気を大事にしている、なかなかあまり現代には見かけないタイプの人です。まあ、周りにいたら迷惑かとは思いますが(笑)、とても気持ちのいい人で、なんてすてきな生き方があるんだろうと思っていただけるでしょう。
たぶん、今までで一番文学的じゃない『シラノ・ド・ベルジュラック』になります。大衆演劇寄りで、小難しい古典という概念はまったくない。文学史に残る名作を堪能したいと思っているお客さんは来ない方がいいと思います。そんなことはないか(笑)。
「100人斬り」は、正直、今後の俳優人生に大きく関わるものになると思います。60歳前で、100人を斬るアクションができるかどうか。一度、振りを付けたんですが、すざまじい。一人3手だとして、300手をまず覚えて、それを4〜5分でやってのける。ケガをしても、させてもいけない。さらに、そのシーンが物語の前半にある。そこで体力を使い果たしたら、後の芝居ができなくなる。いろいろな問題を抱えていて、ひょっとしたらなくなっているかもしれません(笑)。ドキドキワクワクではなくて、命懸けでやるくらいの意気込みです。
「困った時の『シラノ・ド・ベルジュラック』」ですが、演劇界は今シーズンも魅力的な作品が目白押しです。でも、その中で、『シラノ・ド・ベルジュラック』は一番面白いと思います。間違いないです。ストーリーも登場人物も、とにかく完璧な芝居で必ず感動します。逆に僕たちの責任は重くて、それをちゃんとつくり上げられるのか? もしできたら最高の芝居になります。人を愛し愛されたくなります。ぜひ今年……と言っちゃいます! 今年一番面白い芝居になりますので劇場でお待ちしております。

■黒木瞳 ロクサーヌ役
シラノのラブレターならぬ、鋼太郎さんの熱い熱いラブコールをいただきまして、ロクサーヌを引き受ける覚悟を決めました。ロクサーヌよりはちょっと年上ですが(笑)、シラノの鋼太郎さんよりは少し妹なので、大丈夫かなと思います(笑)。
『シラノ・ド・ベルジュラック』は古典演劇だけど、「分かる人には分かる」というような作品ではなく、すべての人に楽しんでいただける、分かりやすいお芝居で、私自身も楽しんで演じています。あとひと月になってきてドキドキしてきましたが、皆さんは初日をお楽しみにお待ちください。

■大野拓朗 クリスチャン役(Wキャスト)
簡単に言いますと、たくさん笑って、たくさんワクワクして、最後にはきれいな涙が流せる作品です。世界中で愛される、フランスの普及の純愛物語で、文学的で難しいものと思われるかもしれませんが、裕美さん演出のもと、とっても分かりやすく、台本を読むだけでも爆笑できる、誰もが楽しめる作品になります。一人でも多くの方に笑顔ときれいな涙を届けられるように頑張ります。
クリスチャンは、本当に無邪気で純粋で、でも口ベタで、シラノには、コイツはほっとけないなって、少しでも思ってもらえるように、まっすぐに演じられたら。お芝居の中で成長して、最後はシラノと立場が逆転するシーンの見せ場があるので、一つ一つのシーンで感じたことをちゃんと表現できたら。
(Wキャストの)白洲君とはバチバチで、稽古場では目も合わせないですね(笑)。白洲君が、ぱっと明るく芝居するのを見て、僕もそういうこところをもらおうとか、外から舞台上や役を俯瞰で見られて、たくさんたくさん良い学びになっています。

■白洲迅 クリスチャン役(Wキャスト)
まず日生劇場に立てること、吉田鋼太郎さん、黒木瞳さんと同じ舞台に立てること、本当にうれしいですし、身の引き締まる思いです。クリスチャンという楽しい役をいただけたので、全力で楽しみたいと思います。とにかく頭を使って身体を使って、全力でやるだけです。クリスチャンはなかなか熱い思いを言葉にできませんが、僕もなかなか熱い思いを言葉にするのが下手くそなので、この辺にしておきます(会場笑)。
クリスチャンはまっすぐで純粋で、その純粋さが面白くかわいく見えて、それが成長してかっこよさになっていくのを大事にしたいです。初めてのWキャストで、稽古場で自分の役を客観的に見られるのはありがたい経験です。大野君は優しくて、たくさん学ばせていただきたいと思います。切磋琢磨していけたらいいなと思います。

■清塚信也(音楽)
なぜ『シラノ・ド・ベルジュラック』が国民的に楽しまれているのか、ホンの時点でも分かるくらいです。シラノは歌のように奏でるように話すので、素晴らしい物語を、素晴らしい演出のもと、素晴らしい音楽で……自分で素晴らしいって言っちゃいました(笑)。素晴らしい音楽をつくらないといけないのですが、今から楽しみです。音楽は、いつも映像と合わせる時は「サポートしてくれ」とよく言われるのですが、今回は、稽古からセッションのように音楽をつくっています。どうか本番も楽しみにしてください。

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  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 1 左から、鈴木裕美、白洲迅、黒木瞳、吉田鋼太郎、大野拓朗、清塚信也
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 2
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 3 大野拓朗(左)と吉田鋼太郎
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 4 吉田鋼太郎
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 5 黒木瞳
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 6 吉田鋼太郎(左)と白洲迅
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 7 黒木瞳(左)と吉田鋼太郎
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 8 白洲迅
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 8 黒木瞳(左)と白洲迅
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 9 左から、吉田鋼太郎、大野拓朗、黒木瞳
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 10 清塚信也
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 12 鈴木裕美
  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 13 吉田鋼太郎
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  • 『シラノ・ド・ベルジュラック』会見 17 清塚信也
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