草なぎ剛「すごく楽しい、最高の舞台」 白井晃『バリーターク』開幕 - 2018年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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KAAT『バリーターク』開幕 1 草なぎ剛(左)と松尾諭

▲ 草なぎ剛(左)と松尾諭

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白井晃演出『バリーターク』が、プレビュー公演を経て、16日にKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて開幕した。

数多くの話題作を企画・上演に意欲的に取り組んできた、KAAT神奈川芸術劇場と世田谷パブリックシアターの共同制作で送る本作。映画「ONCE ダブリンの街角で」舞台版でのトニー賞脚本賞受賞や、デヴィッド・ボウイの遺作のミュージカル『LAZARUS』の脚本などで注目を集めるエンダ・ウォルシュの2014年初演作品を日本初演する。

劇中に登場するのは、ある部屋で日常的な営みを繰り返し、“バリーターク”という村の話を語りつづける二人の男、そして、その二人の奇妙な生活に大きく関与する第3の男。二人は誰か? どこにいるのか? そして壁の向こうには何があるのか? 白井のもとに、草なぎ剛、松尾諭、小林勝也が集結し、ウォルシュのユニークな才能が詰め込まれた劇世界を立ち上げる。

初日を迎えた白井とキャストのコメントは以下の通り。

■白井晃(演出)
プレビューを経て初日を迎え、この作品の頂上に片足がかかったかなと、両足をかけてその上に立つにはもう少しかかりそうですが、その先があることがとても楽しみです。すごくいい仕上がりになりました。ほっとすると同時にさらに良くなりそうで、ワクワクした気持ちです。戯曲だけでは分かりづらい作品でしたが、立ち上げてみて本当に深い作品だなとあらためて思いました。
稽古を通して役者さんと一緒に創作していく中で、演出家である僕自身も発見することが多く、自分にとっては演劇の真髄に触れているように思える、心震える作品です。草なぎさん、松尾さんはこれだけたくさんの運動量、セリフがある中で奇跡のように頑張っていただいて、素晴らしい芝居をしてくださっていて、その姿に感動しています。小林勝也さんも勝也さんならではの第3の男という大変な役を演じてくれて、お三方とも本当に真摯に、一緒にこの作品に立ち向かってくれていて心から感謝しています。

■草なぎ剛
初日を終えて、分かりづらさのあるこの作品に対して、お客さんがリアクションをして、しっかりとついて来てくれるのを感じました。僕たちが演じているうちに、客席と一緒に、男二人の間に流れる空気と温度がどんどん変わっていく、その変化がまるで目に見えるようで、すごく楽しい、最高の舞台です。
松尾さんは言葉を交わさなくても、芝居でキャッチボールができる、僕たちすごくいいコンビです。白井さんは初めてご一緒したんですが、僕たちがやろうとすることを分かってくれる、目の前に課題をうまい具合においてくれて、導いてくれます。お客様には、分からないところから分かっていく仕掛けがあるこの作品を、変わっていく空気の流れを感じて楽しみながら観てもらえたらと思います。あったかいものを持って帰ってもらえる作品です。あとは僕の汗の量の多さがすべてを語っていると思います(笑)。

■松尾諭
始まりました。稽古では見つからなかったものが、本番になるとどんどん見えてきた感じです。2カ月もあるから楽しみです。体はしんどいですけど(笑)。同じことやっていても飽きないし、ちょっとずつ違うことをやれるのが面白い作品です。草なぎさんはすごく安心感があって、一緒にやっていて面白い、信頼できるパートナーです。だからこそ裏切らないよう責任感も持って挑むことができる。草なぎさんが一緒で良かったと思います。
白井さんは、すごく丁寧ですごく柔軟で、僕のどんな意見でも聞いた上で、じっくり答えを出してくれる。一緒につくる業を通して、一歩ずつ僕らを前に連れて行ってくれる稽古、すごく充実してました。何も考えずに見に来てほしいなと思います。そのほうがジーンとする、考えるより感じる芝居だと思います。

■小林勝也
初日を終えてみて、演じる私たちがこのように考えなさいとか、こういうふうに見てくださいと押し付けるのではなく、観客の皆さんがどう感じるか、ということこそがこの芝居の魅力だと感じました。役者は作家、あるいは演出家がつくりたいと思ったことをより正確に演じ、観客の皆さんが自由に感じとって楽しんでいただければと思います。
私は出演者の中では一番年上で、長く芝居をやっておりますが、草なぎさんと松尾さんが、決まりごとや古いしきたりといったものにとらわれず、とても自由にやっていらっしゃるのを羨ましく見ております。私にとっても刺激になります。白井さんの演出はとてもしつこい(笑)。肉体的にも精神的にも疲れるといったら疲れますけど、白井さんがわれわれの100倍くらいエネルギーがありますので、われわれもそれに追いついていけるよう明日からも頑張ります。

なお、現在発売中の本誌「シアターガイド」5月号では、白井と草なぎの対談を掲載している。公演と併せてこちらもチェックしていただきたい。

この記事の写真

  • KAAT『バリーターク』開幕 1 草なぎ剛(左)と松尾諭
  • KAAT『バリーターク』開幕 2 草なぎ剛
  • KAAT『バリーターク』開幕 3 松尾諭
  • KAAT『バリーターク』開幕 4 小林勝也
  • KAAT『バリーターク』開幕 5 左から、松尾諭、草なぎ剛、小林勝也

インフォメーション


■東京公演
2018年05月12日(土)〜6月3日(日)
・会場=シアタートラム

■兵庫公演
2018年6月16日(土)・17日(日)
・会場=兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

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