大盛況の台湾公演を経て開幕 三谷幸喜作・演出『酒と涙とジキルとハイド』が再演 - 2018年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『酒と涙とジキルとハイド』2018開幕 1

▲ 左から、迫田孝也、優香、片岡愛之助、藤井隆

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『酒と涙とジキルとハイド』2018開幕 15 左から、三谷幸喜、優香、片岡愛之助、藤井隆、迫田孝也

▲ 左から、三谷幸喜、優香、片岡愛之助、藤井隆、迫田孝也

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2014年に上演された三谷幸喜作・演出『酒と涙とジキルとハイド』が再演。その東京公演の開幕を前に、一部シーン公開と囲み会見が行われた。

三谷が、名作「ジキル博士とハイド氏」を題材に、喜劇に仕立て上げた本作。19世紀末のロンドンを舞台に、人間の善悪を分ける画期的な薬をつくったはずが、薬がまったく効かないことに気付いたジキル博士が、役者のビクターと共に二人一役の替え玉作戦という奇策で乗り切ろうとする騒動を描く。

再演はあまり行うことのない三谷だが、今回は、台湾国際芸術フェスティバルからの要望もあり、片岡愛之助、藤井隆、優香、迫田孝也という初演と同じ顔合わせでの再演が実現。東京に先駆けて行われた台湾公演の感想と問われると、三谷は「台湾人があんなに笑うの初めてみた。すごかったね」と驚きの表情を見せた。「最初は(日本と)同じくらい(の反応)だといいなと思ったら、はるかに楽しみ方を知っていた」と話すほど、大盛況に終わったそうで、優香も「手を叩いたり、ひゅー!って声を上げてくれたりしたんです」と目を輝かせた。

優香の夫・青木崇高は、台湾公演を観劇したそうで、三谷は「楽屋にご主人(青木)がボロボロに泣きながら来たんです。泣く芝居じゃないのに(一同笑)」とエピソードを披露。どうやら、海を越えて好評を博す本作に、妻が出演しているということに、青木は大感動したようだ。三谷は、優香に「大事にしてあげてくださいね。あの人はいい人ですよ」とメッセージを送った。これは愛之助の妻・藤原紀香も同じだったようで、愛之助は「うちの妻も帰ってきたら目が赤くなってて(笑)。盛り上がりが尋常じゃなくて、そこに感動したそうです」と笑った。

また、台湾での会見では、かなり多くの報道陣が集まったそうだが、三谷はこの日の会見に「こんなんじゃなかったんです、すごかったんですよ! なのに今日の静けさは……。まだまだですね」とぼやきが。しかし「笑いには国境がないというのは本当。やりがいのある仕事を選んだとあらためて思いました」と感慨深い表情をのぞかせた。

そんな熱狂の台湾公演を経ての東京初日に向けて、愛之助は「心をリセットして(笑)、『台湾ではここで笑いが起こったのに!』とか、あまり期待すると落ち込んでしまうので(笑)」と笑いを誘いながらも気を引き締めた。

優香は東京の観客に向けて「あっという間だと思う。一緒に楽しんで、面白かったらとにかく声に出して笑ってもらいたい。お客様と私たちとですべてが完結するし、笑い声に本当に助けられるんです」とアピールすると、三谷は「調子に乗れば乗るほどよくなりますから」と一言。優香は「言い方が(笑)」とツッコミながら「楽しんでいただきたいです。本当に何も残らないお芝居ですから」と述べると、三谷は「泣くのは身内だけ(一同笑)」と付け加えた。

4年ぶりの再演について問われると、愛之助は「ほぼ白紙みたいな状態から組み立てて、また新しいものが出来上がったような感じ」と手応えを感じさせる。優香は「4年ぶん年をとったので、階段の上り下りが……ちょっとつらい。4年前はスイスイとだったんですが(笑)」と苦笑い。「ホントにキツイです」とうなずいた藤井は「ヒザの痛み、腰の痛みが……。でも、愛之助さんにお話したらすぐ良いお薬(グルコサミン)をいたけました」と笑わせた。

一方、この4年間で大きく活躍の場を広げた迫田は「初演はフラフラしてたもんですから、一気に環境が変わって、こうして皆さんとおしゃべりする機会をいただいて本当にありがとうございます」と挨拶。

観客には「楽しんで帰ってもらいたいのは初演と同じ。気負わず僕たちもやれたら」と謙虚に話したところ、三谷からの指示で「僕を見てください。4年でどう変わったか、どれだけ鼻が伸びたかを」と自分をプッシュ。さらに、自身の躍進に「なんというか、出る杭は打たれるというか、世間からはいろいろあるかと……」と話すと、「それほど出てないと思うけど」三谷からストップがかかる一幕も。

だが、台湾での迫田人気はかなりのものだったそう。優香は「役柄も見た目もシュッとしてて女子たちがカッコいい!ってなってましたよ」と明かすと、迫田は「お手紙もいただいたんです。伸びしろだけはありますよ(笑)」とうれしそうだった。

にぎやかな掛け合いを見せるメンバーに、愛之助は「勝手にみんなそれぞれに。まとまっているようでまとまってないような。まとまってないようでまとまってるような(笑)」と笑っていたが、三谷は愛之助に「自由度が増しましたね。肩の力が抜けて。本当に面白い」と太鼓判。これに愛之助は「お仕事の影響だと思います。いろいろな引き出しをたくさんつくることができました」と謙虚に応えていた。

最後に、愛之助は、東京開幕に向けて「お客さまと役者が一体となってつくり上げるものですので、何も考えずに、遊びに来てほしい。きっともう一回みたいと思ってもらえるはずなので、どんどん観に来てください」とメッセージを送り会見を締めくくった。

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