野田秀樹作・演出『表に出ろいっ!』英語版『One Green Bottle』がロンドンで開幕 - 2018年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『One Green Bottle』ロンドン公演 1

▲ ロンドン公演の様子

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野田秀樹、作・演出・出演の英語劇『One Green Bottle』が、現地時間4月30日にロンドン・ソーホー劇場で開幕。その公演リポートが到着した。

『THE BEE』『THE DIVER』を送り出してきた野田が、満を持して約10年ぶりの英語版最新作をロンドンで上演。今回は、中村勘三郎との共演で話題を集めた『表に出ろいっ!』をベースに、脚本には野田とは初タッグとなる、気鋭脚本家ウィル・シャープ、共演には、野田が信頼を寄せるキャサリン・ハンター&グリン・プリチャードを迎えた『One Green Bottle』を披露した。

物語に登場するのは、父、母、娘の三人家族。それぞれ絶対に外出しなくてはならない理由があるのだが、飼い犬が出産間近とあって、誰かが家に残り、面倒を見なくてはならなくてはならない。ウソに裏切り、あの手この手を使って、それぞれがほかの二人をあざむき、なんとか家を抜け出そうとする三人。ユーモラスなやりとりが描かれていく中、やがてそれぞれの“信じるもの”が明らかになり、互いの中傷、非難、不寛容が、事態を思わぬ方向へと導いていく……。

濃密な劇場空間には多くの観客が詰めかけ、立ち見が出るほどの大盛況でスタート。序盤より、野田、キャサリン、グリンの丁々発止のセリフの応酬に客席は笑いに包まれた。野田が英語で書き下ろしただけでなく、日英ハーフの脚本家シャープと文化的な翻訳を行い練り上げられたセリフ、歌舞伎の型を取り入れた独特な身体表現、田中傳左衛門の鼓の生演奏などの演出も、ロンドンの観客に多いに受け入れられた。後半の息をのむ展開には、客席は水を打ったように静まり帰ったが、幕が下りるやいなや大きな拍手が沸き上がり、熱気溢れるヨーロッパ公演の幕開けとなった。初日を迎えた野田のコメントは以下の通り。

■野田秀樹
今日の初日は、舞台に出た瞬間から観客の反応がとても良かった。イギリスでプレスナイトは、目の肥えたプロが観にくる日なので、観客の反応が固いことがあるんですが、ロンドンで上演してきた今までの作品のオープニングの時と比べても、今日の観客の反応には十分な手応えを感じることができました。まだ、(劇評が出ていないので)これから何が起こるかわからないけれど、自分の中では、いい芝居だった。と思います。いい始まりになったと思います。

公演は5月19日まで行われた後、6月8日・9日にはルーマニア・シビウにて上演される。

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