吉田鋼太郎が獅子奮迅の活躍 『シラノ・ド・ベルジュラック』開幕 - 2018年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『シラノ・ド・ベルジュラック』開幕 8 黒木瞳(左)と吉田鋼太郎

▲ 黒木瞳(左)と吉田鋼太郎

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『シラノ・ド・ベルジュラック』開幕 21 左から、白洲迅、黒木瞳、吉田鋼太郎、大野拓朗、六角精児

▲ 左から、白洲迅、黒木瞳、吉田鋼太郎、大野拓朗、六角精児

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吉田鋼太郎主演の舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』が、本日15日に日生劇場にて開幕。その初日に先駆けて、囲み会見と公開舞台稽古が行われた。

自分の醜さゆえに愛の告白をしないシラノと、愛の詩に酔いしれ盲目的な愛に走るロクサーヌ、自分の溢れる愛を表現できないクリスチャン−−。交錯する愛の形を描き出し、1897年の初演以来、世界各国で繰り返し上演され続けるエドモン・ロスタンの傑作が、マキノノゾミ&鈴木哲也の上演台本と、鈴木裕美の演出により新たに立ち上げられた。

シラノ役で主演を務める吉田は、自ら「階段を駆け上り、駆け下り、台から飛び降り、100人を斬り、ロクサーヌに言い寄り、フラれ、恋を助け、獅子奮迅しております」と話す通り、ほぼ、出ずっぱりの奮闘。初日を前に「疲労はしてるけど、それは良いものが出来上がるであろうという前触れ。疲労感よりも『さあ始まるぜ!』『やってやるぜ!』と高まっています」と気力は十分だ。

ヒロインのロクサーヌ役・黒木瞳は「何度も舞台をやってますが、初舞台のような新鮮な気持ち」と心境を明かし、吉田の姿に「あまりにも素晴らしいので、私たちは“盛り上げ隊”。どんどん上に行かれるので、追いつけるように頑張ってます」と意気込んだ。

クリスチャン役の白洲迅も「(吉田の)エネルギーに負けないという、そこに意気込みを懸けている」と力を込めると、同役Wキャストの大野拓朗も「鋼太郎さんがとってもカッコいいし。でも、かわいらしくて切なくて、いろいろな表情を見せてくれるので、そこに刺激を受けながら、僕らも、いろいろな表情を出せている。舞台上で少しでも、鋼太郎さんをビックリさせるというか、爪痕を残せるような、毎日ワクワクしてもらえるようにしたい。それが、お客さまに伝わる、楽しい舞台の一員になれたら」と意欲を見せた。

ド・ギッシュ伯爵役の六角精児は「吉田鋼太郎さんは、人間こんなにセリフを覚えられるのか、というほど。それでいて、またパワフルで緻密。周りを取り囲むロクサーヌと彼らも、キュートで若々しいお芝居をしています。私は一人の違った色をバイプレイヤーとして添えられたら」と語った。

シラノのトレードマークである大きな鼻は、この囲い会見が初お披露目。「痒くないかとか、息が苦しいとか、まったくなくて非常に快適。一度皆さんにも付けてほしいくらい(会場笑)」と吉田がジョークを飛ばすほどに仕上がりは上々のよう。

会見でも演出・鈴木裕美が「吉田鋼太郎さんの“座長奮闘公演”と呼べるようなものを」と話していた通り、吉田は、演技に殺陣に縦横無尽の大活躍を繰り広げる。前半の大きな見せ場の一つである「100人斬り」には、「やっぱり、覚えるには1カ月稽古しないとダメ。昨日、やっと大丈夫かなと思えたくらい」とこぼしたが、「ただ、そこで高揚したテンションで、そのまま最後まで乗り切っていけるという効果もある。年なので、ともすれば、(背中丸めて)こうなりがちな人生なんですけど(笑)」と冗談交じりに笑ってみせた。

大野は「すごい! めちゃくちゃかっこいいし、決めるところ一つ一つも『わあ!』となる。体力的にも僕でも1日2回なんて絶対無理だってくらいで、尊敬という言葉しか思い浮かばない」と目を輝かせると、白洲も「手数が多いけど、そのすべての所作が美しい」と力説した。

稽古場を問われると、六角は「演出家のもとビシッと集中した、まとまった稽古。なかなか素晴らしい稽古場」と振り返った。吉田は「稽古場で、僕は『本当にできるのか?』というような深刻な顔をしてたらしいんですが、その時に、六角は『よくぞ引き受けたね』『よくやろうと思った』と言ってくれたんです。しんどい時に、人に何を言えば頑張れるかを分かってくれている」と回想。

六角は「(吉田の方が)先輩なんですけど、『頑張ろう』という言葉は、そんなに頑張れないんじゃないかなって(一同笑)。寄り添うと言うと気持ち悪けど、『大変ですね』というのが、自分の中では誠意があるかなって思ったんです」と明かし、同世代の役者同士ならではのコミュニケーションが垣間見えた。

観客に向けて、吉田は「鈴木裕美が“高級大衆演劇”と標榜してます。お客さんも一体になって、手拍子して、掛け声もかけていただいて。そして、僕が客席に降りた時には、握手して、ここ(懐に)1万円札も入れていただければ(一同笑)」と笑わせつつも、「“フランスの小難しい古典”ではない、非常に身近な純愛モノとして、笑って泣けて、勇気をもらえるお芝居。ぜひ、日々日常の憂さ晴らしに観に来てください。僕らもこんなに面白くなるとは思わなかった」と自信たっぷりにアピールした。

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