早霧せいな「女子のときめきを思い出してやっている」 ミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』東京公演開幕 - 2018年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』開幕 1

▲ 中央は、早霧せいな

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『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』開幕 31 左から、宮尾俊太郎、早霧せいな、相葉裕樹

▲ 左から、宮尾俊太郎、早霧せいな、相葉裕樹

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早霧せいなが、宝塚歌劇団退団後、初主演を務めるミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』。その東京・TBS赤坂ACTシアター公演の開幕を前に、公開舞台稽古と囲み会見が行われた。

本作は、『シカゴ』『キャバレー』『蜘蛛女のキス』などを送り出したジョン・カンダー(作詞)&フレッド・エッブ(作曲)により、1981年にブロードウェイで上演されたミュージカル。物語は、早霧扮する人気ニュースキャスター、テス・ハーディングが、その年、最も輝いた女性に贈られる賞「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の授賞式に向かうところ始まる。

彼女は、輝かしい舞台に立ちながらも、風刺漫画家の夫サムとの出会いを回想する。朝のニュース番組で、漫画は「幼稚で低俗な表現」と批判したテスに対して、サムは彼女を皮肉ったキャラクターで反撃を仕掛けたのだ。さらに、直接訴えようと、テスのもとに怒り心頭で訪れたサム。ぶつかり合うと思いきや、二人は電撃的な恋に落ちて……。家庭と仕事の間で、“女性としての本当の幸せ”に苦悩するというストーリーを、笑いたっぷりに描き出すラブ・ロマンスだ。

東京に先駆けて行われた大阪公演で、観客の反応に手応えを感じたという早霧。「コメディーは、お客様の温度が上がれば上がるほど、演者の温度も必然的に上がる。カンパニーが、舞台に立ったんだいうと喜びを感じた。それも毎回、反応が違ったので、ずっと新鮮な気持ちでできました」と笑顔を見せたが、東京開幕に向けては「場所が変わると自然とお客様の雰囲気も違ってくる。東京はどうかと、構えているところがある。新たな気持で挑戦していきたい」と気を引き締め、観客には「お客さまと一緒につくる舞台だと感じたので、遠慮なく反応してほしい」とメッセージを送った。

サム役の相葉裕樹は「こんなに笑いが起こるんだと、本番で分かることが多くて、お客さまに、答えを教えてもらっいました。コメディーならではの空間になっている」と振り返り、「自分を信じてもっと進化して、テスとの愛をさらに育んでいけたら」と気合を入れた。

ロシアから亡命するバレエダンサー、アレクセイ・ペトリコフを演じる宮尾俊太郎は「こんなに声を出して笑ってくれるミュージカルなんだと、幕が開けて完成したと思いました。東京でどんな反応が来るのか、僕たちもそれに合わせてどう変化するのか楽しみ」と意欲的だ。

初めての歌とセリフにも取り組んだ宮尾は「ノドの調子をどうキープするのか、まったく分からなくて、2公演終わったところで、声がカスカスになってしまったことも」と苦心したようだが、「やっているうちに毎回課題を見つけて、徐々に形が見えてきた」と手応えをのぞかせた。

ふんだんに笑いが盛り込まれている本作だが、宮尾の登場シーンは「登場しただけでなぜか笑いが起こる」のだという。宮尾は「僕は一生懸命やってるだけなんですけど(笑)」とこぼすと、相葉は「空気が変わるんです。流石、“待ってました感”がすごい」と絶賛した。

また、「初めてセリフを噛むという経験をした」という宮尾。「ダンサーなら振りが飛んだ経験と似ていて、一瞬すべての空気がピタッと止まって、永遠の時間に感じる恐怖でした」と明かしたが、劇中では、早霧とのアドリブもしっかりとこなしてみせている。宮尾は「初アドリブ。(早霧の)返しが上手なので、安心して投げてます」と話し、コンビネーションの良さが垣間見える。

共演者は、今井朋彦、春風ひとみ、原田優一、樹里咲穂と個性豊かなメンバーが集結。早霧曰く「濃いキャラクター」たちをコミカルに演じ、「千秋楽にはどうなるのか」というほど。宮尾も「達者。身内ウケでふざけることなく笑いが起こるので、上質な笑いを提供されてる」とうなずいた。

見どころを問われると、早霧は「カンパニー全員参加のナンバーが多いので、隅から隅まで、一回じゃ見きれないと思う。いろいろ角度を変えて見てもらえたら」と語ると、相葉は、ナンバー[こりゃだめだ]を挙げ「ネガティブな歌なのに、楽しく明るく歌うのはミュージカルらしい」と述べた。

テスとサムのラストシーンを、いつも舞台袖から見ているという宮尾は「サムの言葉でテスの表情が変わっていって、振り返ってからの二人のラブがね! そこをアレクセイは守ってますからね。それでいいんだよ!ってね」と力説していた。

楽曲については、「生演奏で聴くと、こんなにドラマチックで、素直に人の心に入っていくメロディーがあるんだと感動する」と目を輝かせる早霧。「それをお芝居の中で、心情も含めて届けられる喜びを感じている。とにかく心地いい曲があるんだとお知らせしたい」と熱弁をふるう。

一方、相葉は「歌う側としては、正直、結構苦労した部分がたくさんあって」と格闘したそう。「でも、時を経て稽古を経て、オーケストラと合わせて、本番で披露して、徐々に曲の深みが増している。スルメのような、噛めば噛むほどな魅力がある」と充実した表情だ。宮尾は「ミュージカルの名作の条件は耳に残ること。これは、まさに耳に残るだろう説明の必要のない名曲」と話し、自身の楽曲[素敵な朝」は「ずっと頭をめぐっている。健康的な歌詞なので歌ってほしい」とメッセージを送った。

早霧は、初めての女性役だが「お芝居は楽しいなって再度確認した。男性・女性、お芝居やるという意味では関係ない」と真摯に語りつつも、「女性同士の緊張感とは、まったく違った緊張感。新鮮に、女子のときめきを思い出してやっています(笑)」とにっこり。

これに、相葉も「バチバチにときめいてますよ。毎回キュンキュンしてる」とカップルぶりを披露。「やっぱり、おきれいなので、ついつい照れちゃう時があって。本番はグッと抱きしめて、お客さまにもキュンとしてもらえたら」とはにかみながらも応えた。

公演は10日(日)まで。

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