藤田俊太郎がロンドンでミュージカル演出デビュー - 2018年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
藤田俊太郎 チャリングクロス劇場 1

▲ 藤田俊太郎

画像を拡大

このほかの写真も見る

藤田俊太郎が、ロンドンでミュージカル演出デビューを果たす。梅田芸術劇場と、イギリス、オフ・ウエストエンドで150年以上の歴史を持つチャリングクロス劇場による、共同企画・制作・上演の新規プロジェクトとして、ミュージカル創作に取り組む。

本企画は、チャリングクロス劇場芸術監督トム・サザーランド総指揮のもと、日本とイギリス共同で公演を企画・制作し、演出家と演出プランはそのままに、「英国キャスト版」と「日本キャスト版」を各国の劇場で上演するというもの。藤田は、単身渡英し、ウエストエンドのクリエイティブスタッフ・キャストと共に約6週間の稽古を重ね、チャリングクロス劇場で約3カ月の完全プロデュース興行に挑戦する。

上演作品『VIOLET』は、1997年にオフ・ブロードウェイにてプロデュースされ、7部門のドラマ・デスク・アワードにノミネートのほか、ドラマ・クリティックス・サークル・アワードの最優秀ミュージカル賞、ルシル・ローテル賞の最優秀ミュージカル賞受賞するなど、高い評価を受けるミュージカル。幼いころの事故により顔に大ケガを負ったことで、人目を避けて暮らす25歳の女性ヴァイオレットが、TVで見た「あらゆる傷を治すという奇跡の宣教師」に会うために、アメリカ南部の片田舎から、長距離バスに乗って西へ旅立つというストーリーだ。

■藤田俊太郎
チャリングクロス劇場のラインナップとなる一作を日本の演出家に託すという、素晴らしく野心的で、自分の人生の中でも大きなチャレンジとなる機会に感謝致します。オファーを頂いた時には、梅田芸術劇場の皆さんの、演劇・ミュージカルに対する気迫と熱意に押し倒されそうでした。ゼロからの気持ちで挑戦します。
このプロジェクトは、演劇史の中でほとんど前例のない挑戦ではないかと思います。日本で活動する演出家がロンドン・オフ・ウエストエンドで新演出、ロンドン初演のミュージカルを演出する、スタッフ・キャストすべて英国人の中、演出家だけが日本人で、その後日本人キャストにて東京で上演。打ち合わせからリハーサル、数年をかけたこのプロジェクトに演出家として関わることをとても名誉に思います。そして、魅力いっぱいのMUSICAL『VIOLET』の台本と音楽との出会いに、共同企画・制作である梅田芸術劇場、チャリングクロスシアターの演劇への愛に溢れたプロデューサーに心から感謝致します。
2018年2月、作品の舞台であるアメリカ南部を一人で旅しました。劇中ヴァイオレットが降り立つ町を巡りました。グレイハウンドバスに乗って、ノースカロライナからテネシー、ナッシュビル、メンフィス、オクラホマまで。その旅の途中で出会ったたくさんの人、深夜バスの時間を共有することで、すてきな交流をした方たちもいましたが、根源的な白人の差別意識も目の当たりにしました。また同時にライヴハウスでカントリー、ブルース、ロック、ソウル、ゴスペル、たくさんの素晴らしい人種を超えた音楽と触れ合いました。
この作品は激動の60年代のアメリカ南部、公民権運動やその発端となったモンゴメリー・バス・ボイコット事件を背景に、一人の白人女性がバスの旅を通して、さまざまな人種、価値観を持った他者と出会い、その成長を通して次の時代へのかすかな希望を描いています。上演にあたっては、お客様が、ヴァイオレットと一緒にバスに揺られて旅ができるような、そして、さまざまな音楽と出会えるような瞬間を演出したいと思います。また私自身、独自の作品の捉え方で、新たな演劇の旅をします。まずはロンドンの演劇人と新しい演劇、ミュージカルのかたちをつくることを目指したいと思います。

■トム・サザーランド
藤田俊太郎さんの演出により、ジニーン・テソーリのセンセーショナルなミュージカル『VIOLET』をロンドンで拝見することを楽しみにしております。彼と私は、偉大な古典作品に影響を受けながらも、まったく新しい創作への熱烈な意欲を共通に持っていると感じています。ぜひご一緒して、彼の世界レベルの仕事と技術をロンドンの演劇界にお招きしたいと思いました。彼の作品は、観客に興奮を与え、楽しませるだけに留まらず、観客に刺激的な問題提起をすることでしょう。ロンドンで最も期待される公演になることは間違いありません。私がこの公演に関わっていなければ、一番乗りでチケットを買いに行ったことでしょう! また今後も多くの国際的コラボレーションを行うことを楽しみにしております。

ロンドン公演は、2019年1月14日(月)よりプレビューを開始し、21日(月)から4月6日(土)までを予定。日本では、2019年以降に東京・大阪にて上演予定としている。

この記事の写真

  • 藤田俊太郎 チャリングクロス劇場 1
  • 藤田俊太郎 チャリングクロス劇場 2
  • 藤田俊太郎
  • トム・サザーランド

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/10017