吉柳咲良、ISSA&河西智美の温かな言葉に感激 『ピーターパン』製作発表会 - 2018年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ピーターパン』2018会見 1 左から、河西智美、吉柳咲良、ISSA

▲ 左から、河西智美、吉柳咲良、ISSA

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『ピーターパン』2018会見 12 左から、藤田俊太郎、入絵加奈子、河西智美、吉柳咲良、ISSA、莉奈、久保田磨希

▲ 左から、藤田俊太郎、入絵加奈子、河西智美、吉柳咲良、ISSA、莉奈、久保田磨希

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今夏上演される、吉柳咲良主演『ピーターパン』の製作発表会が、都内で行われた。

1981年の日本初演以来、毎年上演が重ねられ、世代を超えて多くの人びとに親しまれてきた本作。昨年に引き続き、2度目の演出を担当する藤田俊太郎は「素晴らしい原作、素晴らしい台本、素晴らしい音楽、そして、素晴らしいキャスト・スタッフの皆さん、昨年に引き続きの演出ですが、座組が変われば、演出もまるで変わります。新鮮な気持ちで新作のつもりで挑戦しています」とあいさつ。「メディアでは目を耳を塞ぎたくなるような出来事が溢れているけど、だからこそ、ワクワクする『ピーターパン』の永遠に続く美しい世界をこの座組で描きたい。20世紀初頭から世界中で上演さ続ける、その上演史の中の1ページを刻める作品を届けたい」と意気込んだ。

初代・榊原郁恵から始まり、近年では、笹本玲奈、宮地真緒、高畑充希、唯月ふうかといった面々が演じてきた主人公ピーターパン役。今年も、10代目として2度目のタイトルロールを担う吉柳は「昨年よりも違ったプレッシャーや重みを感じています。昨年は自分のことでいっぱいいっぱいだったけど、技術面やセリフの読み解き方とかも、2年目で変わってきた」と自身の成長に手応え。役どころには「藤田さんは『ピーターパンは永遠に少年だけど、子供のまま成長している』とおっしゃっていました。私も、1年間でレッスンも積んで、変わってきたので、成長した私を見せたい」と気合を入れる。

今年、新たにフック船長/ダーリング氏役に選ばれたのは、DA PUMPのISSA。「お話をいただいた時は、『俺でいいのかな?』と思いましたが、受けた仕事は、皆さんが思っている以上に返すというのが、自分のやり方。メイクや衣裳でスイッチが入ると思ったので、本番までみんなで作品力を上げて挑みたい」と意欲的だ。

同じく、今年初参加となる、河西智美は「毎年、夏は『ピーターパン』を楽しみにしていた。ずっと事務所にもウェンディをやりたいと言い続け、こうして、衣裳を着て、ウィッグを被って、皆さんとステージに登って、やっと実感が湧いてきたところ」と、念願のウェンディ役に感激。「ワクワクやハッピーをたくさんもらってきたので、それを私が届けたい。いい年でツインテールはツラいなと鏡を見て思ったんですが(笑)、そういうメンタルも鍛えて頑張ります(笑)」と笑いを誘った。

役づくりには「最初からウエンディ像が出来上がっていたのが、いい意味で解体されてきて、自分のウェンディをちょっとずつ見付けられている。好き過ぎて、設定をつくりすぎるのはよくないので、ピュアな気持ちで演じようと心掛けてます」とファンならではのアプローチが垣間見える。

続いて、新キャストのタイガー・リリー役の莉奈は「ずっとタイガー・リリーに憧れていたけど、縁がないと思い込んで、胸に秘めてきた。今は驚きと喜びで胸がいっぱい」と感慨深い表情。「私は、劇中で死ぬ役ばかりを演じてきたので(笑)、最後まで生き残るどころか、戦いに戦い抜く生命力に溢れた役はこんなに疲れるんだと感じています(笑)、稽古場ではアミノ酸とか、日々飲みながら演じてますが。本番もたくさんアミノ酸を飲んで(笑)、カッコいいと思ってもらえるタイガー・リリーを演じます」とユニークなコメントで会場を盛り上げた。

昨年から続投のダーリング夫人役・入絵加奈子は「昨日、粗通しをしたんですが……素晴らしいです! 今年はさらにバージョンアップしています! キャストのみんなも一人ひとりに役がぴったり」と自信たっぷり。自身には「藤田さんから“高貴なグレース・ケリー”のイメージだと言われているので、私がグレース・ケリーかどうかは……一生懸命心で演じます(笑)」と笑った。

続投組であるライザ役・久保田磨希は「粗通しの後、あらためて、藤田さんの目指すところは、世界レベルの『ピーターパン』だと。その完成度に、私たちは挑戦します」と述べ、「ライザの目線を通した『ピーターパン』になるので、お客様の目線に立ち、お客様を誘導して『ピーターパン』の世界を楽しんでもらう、その責任感を背負いながら、みんなを一歩離れたところから見ています。昨年とは2倍も3倍も、10倍も100倍も違う、新しいカンパニーでの『ピーターパン』をよろしくお願いします」とメッセージを送った。

今年、新たに加わった、ISSA、河西、莉奈の印象を問われた藤田。ISSAには「魅力が溢れている。歌とダンスはもちろんだけど、僕は芝居を見てほしい。なんてリアルで、ありのままの芝居ができるんだろうと驚きました。こんなにナチュラルに芝居できる人はいないのでは」と太鼓判。河西には「稽古して分かったのは、一つの種を渡すと10個くらいの花を咲かせてくれる」、莉奈には「僕は2回目のお仕事ですが、その時からずっと思っているのは。僕らの尺度を超える規格外の美しさを持っている人。タイガー・リリーはバッチリなので、莉奈さんが舞台上で輝けなかったら、それは演出家の責任」とそれぞれに絶賛した。

また、2018年版の演出には「役者が魅力的なので、セットを減らしました。セットでの説明が必要ないと考えて、そのぶん役者が躍動できる場所をつくるようにしています」と明かす。そして、久保田のコメントを受け「ライザは見ている立場だと言いましたが、ステージ上は、人物たちが飛び出してくる“飛び出す絵本”。絵本を開いて、閉じて終わらせるのがライザ。その絵本の仕掛けに気付いた人は、きっと大人。気付かない人は子供。あえて気付かない人は、永遠に子供のまま生き続ける……。そういう目線を久保田さんに誘導していただきたい」と語った。

一方、新キャストが、吉柳の印象について質問が飛ぶと、ISSAは「頑張り屋さん。『自分がやらなきゃ』と考えて、いつ、どの場面でも一生懸命」と話したが、「でも、そこまで気張らなくてもいいんじゃないかなって。ちょいちょい遊びながら、一人で考えないようにするのが僕の仕事。そうしてコミュニケーション取っています。“座長”として責任感が強いので、そればかりではなく、みんなを頼れるように、僕らもフォローしていければ」と頼もしい言葉を送る。

昨年の『ピーターパン』を観ているという河西は「咲良ちゃんは、私がちょうど芸能界に入った年ごろ。こんなふうに責任感が持てるのは、普通はできることではないし、私も近くでセンターに立つ重圧を感じる娘たちを見てきたつもり。できる限りウエンディとして、咲良ちゃんを横で支えたい。そう思わせてくれる女の子でありピーターパンです。まる(笑)」と優しい笑顔を見せる。そんな温かいやりとりに、吉柳が感激するほほえましい一幕もあった。

製作発表会を終えて、吉柳、ISSA、河西の3人は囲み会見にも登壇。

作品にちなみ「ずっと子供のままでいたいと思う?」という質問が飛ぶと、吉柳は「まだ中2なので(笑)。でも、どっちもあるというか、早く大人にもなりたいし、子供のままでもいたいとも思う」と答えると、そんな彼女に、河西は「これくらいの年でグループに入って大人に囲まれてきたので、早く大人になりたい、レディーになりたいという願望が強かった。そこはウェンディと合っているかも。でも今思うと、もっと子供のままでよかったなって思います。咲良ちゃんにはまだ子供のままでいてほしい」と自身の経験に重ねて話した。

ISSAは「完全に中2で止まってる(一同笑)」と笑わせつつ、「若くいたいとは思わないけど、爆発的なパワーを持ったまま大人になりたい」と力強い一言で応えた。

そんな先輩たちに、吉柳は「私はずっと学びっぱなし。良いところをもらっていけと藤田さんにも言われてるので、どんどん成長していきたい」と真摯な姿勢を見せると、ISSA「もうちょっと子供でいいぞ(一同笑)」と会見に続いて、彼女をフォローして、場をなごませていた。

最後に、3人はそれぞれにコメント。「一番は、子供たちにキラキラと未来が明るいんだと思ってもらって、周りの人に明日から優しくしようと温かい気持ちになって帰ってもらうこと。プラス、大人には、ほろ苦い青春を思い出してもらえたら」(河西)、「素晴らしい悪役なので、子供から大人までみんなを泣かせられるようなフック船長になりたい。でも、ネバーランドにいるからには子供の部分があるということなので、そこは面白くやれたら。何よりピーターが輝くように、影として支えたい」(ISSA)、「永遠の少年が輝き続けるのは、素晴らしい先輩が支えてくれるおかげ。ピーターパンという存在に憧れる子供が増えたら」(吉柳)とそれぞれに決意を新たにして会見を締めくくった。

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  • 『ピーターパン』2018会見 1 左から、河西智美、吉柳咲良、ISSA
  • 『ピーターパン』2018会見 2 吉柳咲良
  • 『ピーターパン』2018会見 3 吉柳咲良
  • 『ピーターパン』2018会見 4 藤田俊太郎
  • 『ピーターパン』2018会見 5 吉柳咲良
  • 『ピーターパン』2018会見 6 ISSA
  • 『ピーターパン』2018会見 7 河西智美
  • 『ピーターパン』2018会見 8 莉奈
  • 『ピーターパン』2018会見 9 入絵加奈子
  • 『ピーターパン』2018会見 10 久保田磨希
  • 『ピーターパン』2018会見 11 左から、河西智美、吉柳咲良、ISSA
  • 『ピーターパン』2018会見 12 左から、藤田俊太郎、入絵加奈子、河西智美、吉柳咲良、ISSA、莉奈、久保田磨希

インフォメーション

青山メインランド ファミリースペシャル
ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』

【スタッフ】原作=ジェームズ・M・バリ 作詞=キャロリン・リー 作曲=ムース・チャーラップ 翻訳・訳詞=青井陽治 演出=藤田俊太郎 音楽監督/作・編曲=宮川彬良
【キャスト】吉柳咲良/ISSA/河西智美/莉奈/入絵加奈子/久保田磨希 ほか

■東京公演
2018年7月21日(土)〜8月1日(水)
・会場=東京国際フォーラム ホールC
・チケット発売中
・料金=全席指定 ドリームシート8,500円(おとな・こども同一、前方中央ブロック、特典付)/S席おとな8,500円、S席こども(3〜12歳)5,500円/A席(3階席)おとな3,500円、こども(3〜12歳)2,000円

■大阪公演
2018年8月12日(日)
・会場=梅田芸術劇場 メインホール

■石川公演
2018年8月22日(水)・23日(木)
・会場=金沢歌劇座

■愛知公演
2018年8月25日(土)・26日(日)
・会場=御園座

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