伊藤郁女×森山未來の初タッグ作品が、今秋、KAATで世界初演 - 2018年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『Is it worth to save us?』森山未來(左)と伊藤郁女

▲ 森山未來(左)と伊藤郁女


伊藤郁女×森山未來の初タッグによるダンス公演『Is it worth to save us?』が、10月にKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演される。

世界の名立たる振付家の作品に多数出演し、海外を中心に精力的に活動している伊藤と、ダンサー・俳優の枠をこえて多岐に活躍する森山の二人による初クリエーションとなる本作。12月の「ジャポニズム2018」でのパリ公演に先駆けての世界初演となる。

■伊藤郁女
森山未來に魅かれるのは、彼の女性っぽいしなやかさが、私の男性っぽいエネルギーと混乱していくのではないかと思った。彼に出会い、しばらくして三島由紀夫の「美しい星」を読んだ。それはある家族が、全員、自分自身が宇宙人だと思っているという設定で、一人一人が、違った星から来ており、家族同士でも、そういった意味でまったく他人であり、しかしながら、地球を放射能から救うといった目的でその家族はつながっている。最後に、地球を救う動機を述べる父親の口から、宇宙人から見た人間の良いところをいくつか挙げており、その一つとして、地球人は、「あえて自由な鳥をカゴに入れようという興味を持っている」とあり、そのほかには「地球人は笑うことで、いろいろなことを吹き飛ばしてしまう」とある。
その本を読んで、人間同士、身体的にどこまで分かち合えるのかと感じた。そして、どこまですれ違えるのかと感じた。同じ人間でも心の中で自分は宇宙人だと思うことで、何か奇妙な距離感が、身体的に生まれるような感じがした。例えば男と女の関係であっても、ものすごく究極に近づいていく時と、突然それが全て消去されてしまう時があり、そういった身体の親近感、距離感、すれ違いについて作品を作りたいと思った。
二つの身体はどこまでいっても、二つの細胞と一緒で、物理的に交わる事が不可能なのであって、その距離感こそが、お互いを惹きつけるきっかけになっているのであろう。私が森山未來に感じる魅力は、ある意味自分自身を違う方向から見ている感じもすれば、彼が私とまったく別人である感じもする。そういった、交われない自分を遠くで感じたり、近くで感じたりする二人の身体的な関係をもとに、二つの身体が混ざっていく限界、または、すれ違っていく限界、をもとに作品につくり上げていきたい。

インフォメーション

KAAT DANCE SERIES 2018
『Is it worth to save us?』

【スタッフ・キャスト】演出=伊藤郁女 振付・出演=伊藤郁女/森山未來

2018年10月31日(水)〜11月4日(日)
・会場=KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
・一般前売=9月1日(土)開始
・料金=全席指定 前売5,000、当日5,500円/U24(24歳以下)2,500円/高校生以下1,000円

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