堂本光一&井上芳雄が喜び語る 『ナイツ・テイル』帝国劇場公演千秋楽 - 2018年8月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ナイツ・テイル』千秋楽 1 井上芳雄(左)と堂本光一

▲ 井上芳雄(左)と堂本光一

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堂本光一&井上芳雄タッグの共演、ジョン・ケアード脚本・演出で世界初演されたミュージカル『ナイツ・テイル−騎士物語−』。その東京・帝国劇場公演が、29日に千秋楽を迎えた。

観客から盛大な拍手が送られたカーテンコールの後には、キャストたちによる囲み会見が実施。堂本は「本番が始まってからというよりも、稽古からみんなで積み上げてきたものがこうして形になっていること、一人一人のアイデアでお芝居を組み立てていくことが、新鮮で刺激になりました。素晴らしい3カ月を過ごせました。芳雄君をはじめ、素晴らしい共演者とここにいられるのは、本当に幸せだとひしひしと感じています」と感慨深い表情を見せた。

井上は「本当に“楽しかった”というのが正直な感想。どうなるか分からないところからスタートしたので、プレビュー初日から今日まで、お客様に一つ一つ届ける喜びを感じました。ジョン・ケアードからは『毎日違うふうにやってくれよ』と言われてましたから、毎日毎日、新しく生まれ変わって、新しい日を過ごすことは、こんなにも幸せなことなんだと分かりました」と目を輝かかせる。

さらに「カンパニーも、光一君のことも日々愛おしくなって、なんてかわいらしい生き物なんだと感じました。愛さずにはいられない!(会場笑)と、そんな1カ月でした」と堂本への深い愛を見せて会場を沸かせた。

1カ月の共演を経て、「お互いの気付いた点」ことを問われた二人。堂本の「常に先頭に立ってる人ですからね、気付けばカーテンコールで、どセンターに居ることがあって(会場笑)」という指摘に、初めて気付いた様子の井上は、驚きながらも「すみません。病気なんです」と謝罪。堂本も「それは俺もたまにあるの。それはしょうがない! ちょっと面白かった(笑)」と笑顔を見せた。

一方、井上からは「僕にもあるんだけど、5日に1回くらいは、ボーッとしてる時があって、一瞬、あ!ってなってから舞台袖から出ていく。『あ、光一くんボーッとしてた!』っていうのが、愛おしさっていうのかな?(笑)」とうれしそうに話す。

堂本は「みんな人間ですからそういうこともありますよ。僕は人が疲れてる瞬間を見るの大好き。『こんな人でも疲れることあるんだ』って思うとすごくホッとするの」と“ドS”ぶりを垣間見せたが、井上は「でも、僕が疲れてたら、見たことない錠剤をもってきてくれましたよ。『SHOCK』やってる人が言うんだから、きっと効くんだろうなって思って飲みましたよ」とお互いを支え合うコンビぶりを見せた。

ジャニー喜多川も本作を絶賛したとのこと。堂本は「僕は何度もジョンが演出だということは話していたんですけど、『素晴らしい! 演出は誰!?』って聞かれました(笑)」とエピソードを明かしたが、「台本を最初に英語でつくっていて、英語のリズムを絶対に崩さないようした翻訳だったんです。ジャニー社長はそのことをまったく知らなかったのに『セリフが全部英語のようなリズムだから素晴らしく気持ちいい』と。分かる人には分かるんだと思いました」と、ジャニー喜多川のセンスに驚いていた。

再演は多くのファンが望むところだが、二人からは、さらなる続編『ナイツ・テイル2』のアイデアが。堂本は「この物語の後にアーサイトとパラモンはどうするのかなって話したことがあって、ジョンは『ずっとケンカしてるんじゃないかな』と。きっと、二人は爺さんになってもケンカし合っていて、そして、回想シーンになると若返るんですよ」と、思わず客席もうなるユニークな構想を語ってみせたが、「それは期待しないでください(笑)。でも再演はできたらいいなと思ってます。生まれたばかりの作品ですから、まだまだ育てたい」と笑顔を見せた。

歴史ある劇場に、新たな1ページを刻んだ二人だが「受け継いできたものがあったからこその今の僕たちのステージ」(堂本)、「諸先輩方がつくってきたことを忘れずにステージに立ちたい」(井上)と真摯な姿勢。森光子のことにも話題が及ぶと、二人共、楽屋には森の写真を飾っていることを明かした。ここで、井上は「光一君の写真の方が大きかったけど」と写真の大きさを競う一言をポツリ。堂本は「大きさは問題じゃないでしょ。パラモンじゃないんだから!(笑)」とツッコミを入れて、笑い合う一幕もあった。

そのほか、キャストたちの挨拶は以下の通り。

■堂本光一
プロジェクトが動き出した時には、あまりにも大きなものに内心すごくビビっていたんです。こうして走り出したら、みんなで一緒につくっていく感覚とか、毎日が刺激的で、すごく勉強になる毎日でした。30代最後の年、平成最後の年に、こんなすてきなプロジェクトに参加できたことに感謝しています。これが一過性のものにならず、また、この場所で、このすてきな作品をお届けできる機会があれば。そのためには、やはり皆様の支えが必要です。よろしくお願いいたします。

■井上芳雄
楽しかったです。もちろん大変なこともあったけど、どうなるか分からないものを、みんなでゼロからつくっていくということは、こんなに豊かな経験なんだと思いました。仕事なので、楽しい楽しいとばかり言ってちゃいけないんだけど、普段、泣きながら苦しい仕事ばかりやっているから(笑)。そんないろいろな経験は、ここに結実するためのものだったと思えるくらいに幸せな時間でした。
僕の帝劇デビューと同じ年に、光一君も初帝劇で、それから20年近く経って、こうして一緒にできている。それはきっと、この劇場が導いてくれたご縁だと思う。こういう出会い、新しいものが生まれるはずだと思うので、それを期待して希望をもっていきたいと思います。

■上白石萌音
初日が始まるまで不安でしょうがなくて、これだけの方の中になぜ私がいるんだろう? と思っていたんですが、毎日、引っ張ってもらえて、本当に楽しくて、やっぱりミュージカルが大好きなんだなって、あらためて実感しました。この劇場とお別れということも寂しいけど、それより大阪までの2週間、皆さんと会えないのが寂しくて……。それだけ大好きな方々と、大阪でも1回1回を大事にしたいと思います。開幕する時、芳雄さんに「泣くなら挨拶の時に泣いた方がいいよ」と言われてたんですが……(泣く素振りを見せつつも)ご指導には添えそうにないので、家で泣こうと思います(笑)。
やっぱり劇場の空気感は、すごく圧倒されるものがあって。開演前に見る、客席の皆さんのお顔からも、ものすごいパワーをいただきました。死ぬまでにもう1回くらい立てるように(笑)、これから先も皆さんの背中に食らいついて、頑張ります。

■音月桂
連日たくさんのお客様が、温かい目を向けてくれて、笑い声が絶えずに舞台に届くので、本当に幸せな気持ちになりました。すごくすてきなカンパニーで、できればプレビューからもう1回やりたいくらいで……。
(堂本「そうだね。稽古場に戻りたい。今の気持ちで」、井上「僕は特に戻りたいとは思わない(会場笑)。みんな思い出して! 楽しいことしか覚えてないかもしれなけど、つらいこともたくさんあったと思うよ! 今が一番!(笑)」)
そうですね(笑)。今のこの気持ちを胸に大阪も頑張ります! 二人がすごくラブラブで、その背中を見ながら、カンパニー一丸となって、毎日、初めての帝国劇場に立てて本当に幸せでした。私は生まれ変われたら、また帝国劇場に立ちたいです(笑)。

■大澄賢也
明日も2回公演があるような気がしています。このままずっと帝国劇場に来て、『DREAM BOYS』に出ちゃおうかな(会場笑)。僕はオーディションから携わっていて、ジョンとこの(アンサンブル)メンバーの写真を一人一人選ぶところから見ていたので、みんなと今こうしていることに本当に感動します。ここに一緒にいられてよかったなと思います。

■岸祐二
本当に楽しい作品で、こんな楽しいメンバーと一緒で幸せでした。大阪公演も楽しみにしていますが、一旦のお別れです。また東京に戻ってこれるかどうかは、皆さんの熱意と……二人のスケジュール次第です(笑)。またお会いしましょう。

■島田歌穂
ジョン・ケアードがこの作品に起こしてくれた愛が、連日満杯のお客様に見守ってもらいながら、こんなに大きな愛になりました。本当にこの素晴らしいカンパニーの皆さんと共に演じ、たどり着くことができて幸せでした。この胸いっぱいの感謝と共に大阪公演も頑張ります。
帝劇は人生を変えてくれた劇場ですし、毎日、舞台上からこの景色を見た時に、いろいろな思い出がめぐって毎日感激していました。こんなに愛が溢れる作品で、ここに立たせてもらえて、感謝しています。私は(帝国劇場は)最後かもしれないので……。
(井上「別にそういうことを言うコーナーじゃないですから(笑)」、堂本「またやりましょうよ!」)
また立てるように頑張ります!

大阪公演は、9月18日(火)から10月15日(月)まで、梅田芸術劇場メインホールにて行われる。

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  • 『ナイツ・テイル』千秋楽 1 井上芳雄(左)と堂本光一
  • 『ナイツ・テイル』千秋楽 2 堂本光一
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  • 『ナイツ・テイル』千秋楽 4 音月桂
  • 『ナイツ・テイル』千秋楽 5 上白石萌音
  • 『ナイツ・テイル』千秋楽 6 岸祐二
  • 『ナイツ・テイル』千秋楽 7 大澄賢也
  • 『ナイツ・テイル』千秋楽 8 島田歌穂
  • 『ナイツ・テイル』千秋楽 9
  • 『ナイツ・テイル』千秋楽 10

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