ベネディクト・カンバーバッチからのメッセージに大泉洋が感激 映画「グリンチ」日本語吹替版キャスト記者会見 - 2018年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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映画「グリンチ」会見 1 左から、秋山竜次、杏、大泉洋、横溝菜帆、宮野真守

▲ 左から、秋山竜次、杏、大泉洋、横溝菜帆、宮野真守

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「怪盗グルー」シリーズや「ペット」、「SING/シング」を送り出したイルミネーション・エンターテインメントの長編アニメ映画最新作「グリンチ」が、12月に公開。グリンチ役・大泉洋ら、日本語吹替版キャストによる記者会見が都内で行われた。

絵本作家ドクター・スースが生み出し、アメリカではサンタクロースに並ぶ“クリスマスの代名詞”ともなっている国民的キャラクター・グリンチが、ヒット作を手掛けるイルミネーションの最新作として登場する。

かつては、つぶらな瞳が愛らしいキュートなベビーグリンチだったが、大人になったグリンチは、洞窟の中で暮らし、愛犬マックスの献身的な愛にもぶっきらぼうに対応し、山麓の村人たちにイジワルをして楽しむという、超ひねくれ者に。とにかく不機嫌で孤独なグリンチは、やがて、村中のみんなが大好きな”クリスマスを盗む”という、とんでもない計画を立ててしまうのだった……。

ひねくれ者だけど、どこか愛らしくて憎めないグリンチを演じる大泉のほか、吹替版には、グリンチの心を変える少女シンディ・ルーのママ、ドナ役の杏、クリスマスが大好きでとにかく陽気なグリンチの隣人ブリクルバウム役の秋山竜次(ロバート)、グリンチと心を通わせるお母さん想いの優しい少女シンディ・ルー役の横溝菜帆、全編を通してグリンチを優しく見守るナレーター役の宮野真守というメンバーがそろう。

会見会場は、全身緑色の毛に覆われた風ぼうが特徴的なグリンチをイメージ。フサフサの緑の毛がみっちりと装飾された特別仕様のステージと椅子が設置された。早速、グリンチ役・大泉がその座り心地を問われると「まあ普通ですかね。そこまで良いっていうわけでもなく……(笑)。グリーンバックかと思うくらいにステージが緑で、今日はCGを撮影する日なのかな? 背景は透明になるのかな? と思いました」とグリンチばりのボヤキを披露。会場が賑やかな笑いに包まれた。

キャストは、それぞれキャラクターの服をイメージした衣裳で登場。大泉は「僕だけ全身グリンチ色の緑で浮かないかなと思いながら、みんなと会ってみたらこんなに寄せている人たちが……」と秋山をチラリ。自身が演じるブリクルバウムと全く同じ柄・色のニットという完璧なコーディネートで登場した秋山は「これもうただの実写化ですよね、同じような色とかではなく、そのまんまブリクルバウムです!」とコメント。杏も自身が演じるドナと同様の紫色の衣裳で現れ「この服は特別にドナに合わせてつくっていただいたんですよ!」と目を輝かせた。

あらためて、実際にアフレコに挑戦してみての感想について問われた面々。大泉は「グリンチは、結構なひねくれ者のキャラクターなんですが、周りからピッタリの役だといわれて若干複雑な思いがあります(笑)。アフレコ収録は、もう6日ほど行っているのですが、とんでもなく難しい。本国ですでに吹替えを済ませている(ベネディクト・)カンバーバッチのお芝居に合わせないといけないみたいなのですが、そのこだわりがすごい。グリンチが『シー! シー!』っていいながら、こっそり階段を上っていて、足もとを映しているシーンなんですが、『シーシーシー!』ってやっていたら『シー!』が一個足りないと言われました! 彼は本国の方なので、好き勝手できますけどもね、合わせる僕は必死ですよ! と、ぼやいちゃいましたけど、それくらいやりがいのある役でした(笑)」と冗談交じりながらも、意欲的に取り組んでいるようだ。

杏は「双子の子供を持つ母親の役が、普段の自分にも重なるということでオファーをいただきました。テスト台本でも双子のお母さんあるあるを、私から提案させていただきました! もともとの台本では双子を呼ぶ時に『お兄ちゃん、弟くん』ってなっていて、日本でも双子に対してどっちが上なの? ってよく聞かれるのですが、親としては子供たちに兄と弟ということを意識させたくないんですよね。セリフを変えるというのは、簡単なことではなかったようなのですが、本国に相談させていただいて、本編ではそれぞれの名前を呼ぶことにしてもらいました」と、杏ならではのこだわりエピソードが明かされた。すると、大泉は「そんなに自由効きました? 『シー!』を一個減らしたいって言えばよかったな……!」とまたもボヤキが飛び出した。

続けて、秋山は「ブリクルバウムは、どの町にも一人いる“ギリギリの陽気な”おじさんですね。めちゃくちゃ笑うシーンがあるので、大変でした。あらゆる隙間に『ハハハハッ』って入れたりとか。僕がこのキャラクターを演じる時も、本国に確認するってスタッフの方が何度も何度も仰っていました。僕も昔から本国が好きで、いつか本国で仕事をしたいと思っていたのでうれしかったです(笑)」と独特なコメントで会場を沸かせた。

横溝は「私が大好きなイルミネーション作品に出られてとってもうれしいです」とにっこり。イルミネーション作品常連の宮野は「台本を読ませていただいた時に、グリンチの気持ちに一番寄り添えるのがナレーターだなと感じたので、劇中でグリンチがどんな気持ちでいるのか、表現していきたい」と意気込みを語った。

本編は鋭意制作中ということもあり、現段階では、予告編以外の映像がまだ一切世に出ていないという本作。この日は、この日本でのイベントのためだけに全世界最速で、特別に吹替版の本編映像が解禁に。シンディー・ルーが浮き輪に乗って、雪の積もった街を勢い良く滑り、グリンチと衝突するシーンが映し出された。

笑顔でモニターを見守っていた面々は、初めての吹替版映像に興奮。大泉が横溝へ「かわいかったね! たくさん滑るところを演じるの大変だったでしょう? 本国に何も言われなかったの?」といたずらっぽく尋ねると、横溝は「何回も何回も一生懸命やりました」と笑顔で応える。彼女の和やかな空気に、大泉も「これは本国も何も言わないでしょう!」と絶賛した。

ヒット作を次々と送り出すイルミネーションの最新作に出演が決まったことについて、子供たちからの反応を問われると、秋山は「うちの子供は『本国に気に入られるといいね!』と言っていましたね」と笑わせながらも、「喜んでいますよ。早く見せたいです」とうれしそう。

大泉は「子供たちには『やってやって!』って言われていますね。『いじわるな人だよ』って伝えているけど、『最後はいい人になるんでしょう?』と聞かれていて、『そうなるかはわからんぞ』と仲良く話しています」、杏は「まだ子供たちは2歳なのですが、台本がグリンチのかわいいイラストになっていて、見つかると遊ばれてしまうので、内緒にして隠していました!」とそれぞれのアットホームな家族の様子をうかがわせた。

また、本編の“クリスマスを盗む”といういたずら計画にちなみ、登壇者の中で「この人のココを盗みたい!」と思う? という質問も。杏は「大泉さんの面白さをちょっとでも盗みたい。出演されているほかの作品や、お芝居以外のものも拝見しているのですが、どちらも面白くて尊敬できるなと思っています」と話すと、大泉は「宮野さんの技ですね。声優の仕事はいくつかやらせていただいているんですけど、やっぱり難しいです。宮野さんはいろんな声を使い分けたりしていてすごいですね……」と語る。

これに宮野は「僕も何度も家で練習していますが、時間はかかるものだと思います! グリンチもいろんなバリエーションの声があってすごい。声を合わせる時は、一旦新鮮な気持ちで音に合わせる方に集中してみてもといいと思います」とアドバイスを送りつつ、「大泉さんとお会いして、初めましてなのに、すてきな空気をつくってくださったので、僕は大泉さんの好感度や空気感を盗みたいです」と尊敬の念を表した。

横溝は「杏さんの綺麗で細い脚」と照れながらコメントすると、そのかわいらしさから、またもや会場の全員が笑顔に。秋山は「菜帆ちゃんの純粋なかわいらしさですかね。僕は遠近法を使って、6歳として稼働する時があるのですが、やっぱり40歳の目なので、菜帆ちゃんみたいに6歳の純粋な目を盗みたいなと思います」と語った。

そして、キャスト陣が自身の写真とともに子供時代を振り返るコーナーがスタート。大泉は「子供のころは、記憶にある限り、人を笑わせることが好きで、当時はそのことばっかり考えていましたね」、杏は「キリスト教の幼稚園に通っていたんですが、クリスマスのページェントっていう劇のマリア様役をマネしてやっていました。内気な性格だったのですが、クリスマスが大好きで讃美歌もよく歌っていましたね」、秋山は「秋山3兄弟の写真です。みんな2〜3歳の写真ですけど、僕だけ小学校高学年の写真を選んでしまいました。このころの僕はもうすでに出来上がっていて、日焼けすれば梅宮辰夫さんになれると思いますね(笑)」、宮野は「子役の時の宣材写真で、6歳くらいのころです。前髪が乱れていて恥ずかしいです(笑)」とそれぞれに個性が感じられるトークを繰り広げた。

さらにここで、本国で主人公グリンチの声を担当しているベネディクト・カンバーバッチから大泉への特別メッセージ映像が到着していることが明らかに。

大泉が「なになに? 本国から何か来てるの?」と驚く中、公開された映像ではカンバーバッチから「こんにちは、大泉洋さん! グリンチ役のベネディクトです。大泉洋さんは日本で大人気で、グリンチよりひねくれていると聞きました。本当ですか? 実際にお会いした時にお話しましょうね、グリンチ同士で!」というメッセージが送られた。

この貴重な映像に「おお! かっこいい!! こういうのあるならいってよ……イベント冒頭からディスちゃったよ。しかもすでにひねくれって伝わっちゃってるよ! これ、あとで僕用にデータをください(笑)」と感激していた。

最後に、大泉が映画公開に向けて「今、イベント前半でこの仕事についてぼやいたことを後悔しています(笑)。声を入れている時に映像を見て思ったのは、本当にすべて細かいんですよね。本当にクオリティーが高くて、アニメとは思えないくらい表情が繊細なんです。そうすると、役者として自分のお芝居になかなか納得できないところも出てきて、監督にOKと言われても、『もう一回やらせてくれ』ってこだわりたくなるんです。もちろん、お子さんが見たら面白いですし、大人でも絶対に楽しめるシーンの連続でございます。ここでわざわざ言わなくても、馬鹿みたいに当たるんでしょう?って思えます! 本国も頑張っていると思いますけど(笑)、ぜひ吹替でもお楽しみください!」とアピールして会場を盛り上げた。

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  • 映画「グリンチ」会見 1 左から、秋山竜次、杏、大泉洋、横溝菜帆、宮野真守
  • 映画「グリンチ」会見 2
  • 映画「グリンチ」吹替版映像

インフォメーション


映画「グリンチ」

【スタッフ】監督=ヤーロウ・チェイニー/スコット・モシャー
【キャスト】ベネディクト・カンバーバッチ
日本語吹替版:大泉洋/杏/秋山竜次(ロバート)/横溝菜帆/宮野真守

2018年12月14日(金)全国ロードショー

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