ももクロが初ミュージカルに奮闘 ミュージカル『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 - 2018年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 1 左から、佐々木彩夏、玉井詩織、百田夏菜子、高城れに

▲ 左から、佐々木彩夏、玉井詩織、百田夏菜子、高城れに

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『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 15 左から、本広克行、シルビア・グラブ、佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、妃海風

▲ 左から、本広克行、シルビア・グラブ、佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、妃海風

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人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」を主演に迎えたミュージカル『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』が、24日に、舞浜アンフィシアターにて開幕。その初日を前に会見と公開舞台稽古が行われた。

さまざまな活動に取り組み、今年活動10周年を迎えた彼女たち。2015年には、平田オリザ作「幕が上がる」の映画・舞台版にチャレンジした。あれから3年の時を経て、演出・本広克行との再タッグ、そして、ラッパ屋・鈴木聡を脚本に迎えてのミュージカルに挑んだ。

今回、ももクロの4人が演じるのは、大会を目前に交通事故に巻き込まれてこの世を去ったダンス部の高校生カナコ、シオリ、レニ、アヤカ。シオリ、レニ、アヤカは、それぞれに転生し新たな人生を歩んでいたのだが、カナコだけは転生を拒否。堕天使からパラレルワールドを自在に行き来するカギを奪い、再び4人で踊ることを実現させるため、3人のもとへと向かう……というストーリーだ。

本作は、彼女たちの10年の歩みの中で、生まれたさまざまなももクロ楽曲と共に送るジュークボックス・ミュージカル。ももクロ自身のヒストリーとも重なる部分を織り込みながら、物語は展開されていく。楽曲は、ストーリーを紡ぐ要素でもあるが、劇中ではカナコらが新たな人生の中で結成するグループのライブパートも盛り込まれ、普段のライブ公演さながらのパフォーマンスでも楽しませてくれる。

ももクロと同じく、ミュージカル作品はこれが初めてとなる本広は「こんなに楽しいものだと思わなかった。ミュージカル演出ってすごい楽しい。僕が一番楽しんでいるんじゃないかってくらいに、すてきな作品になっています」とコメント。続けて「ももいろクローバーZの皆さんとお付き合いしてきたこの3年で、どういう物語を紡いだら、彼女たちが面白くなるかなと試行錯誤してきました。そのせいで台本が遅れて皆さんにご迷惑をおかけしましたが(笑)」と申し訳なさそうな表情だったが、その仕上がりには自信が垣間見える。

百田夏菜子は「明日が初日ですが、今、この(会見の)ステージに来るまでのエレベーターの中でもずっとダメ出しを受けています(笑)」と告白。「それくらい、ギリギリまで監督と詰めて詰めて、すてきな作品になるように、キャスト・スタッフの皆さんと全力でやっているので、ぜひたくさんの方に楽しんでいただけたらいいなと思います。頑張ります!」と気合を入れた。

玉井詩織は「やっぱりミュージカルというと歌がすごく大事で、私たちは10年やってても、なかなか歌には胸張って……とは言えないので、苦戦しながらも、シルビアさん、妃海さんから勉強させていただきながら稽古してきました」と苦心した様子。「本当にドキドキなんですけど、心強いキャスト・スタッフの皆さんに囲まれているので、私たちは力を精いっぱい出して頑張ります」と気を引き締めた。

高城れには「初めてのミュージカルで、分からないことだらけですごい緊張しています。パラレルワールドとか死後の世界とか、一見ファンタジーだけど、実はすごく奥深いテーマ。それは、皆さんのプラスになる感覚だと思うので、ぜひそう感じ取ってもらえるように、私たち自身も上手に演じるように頑張ります」と力を込める。

佐々木彩夏は「私たちらしい部分をたくさん出せるシーンもつくってくださってますし、いつもと全然違う私たちが見られるシーンは、演じていて私たちも楽しいです。“答え”が分からないテーマもたくさんありますが、次の日からの生活や日々が充実するような公演になったらいいなと思います」とメッセージを送った。

カナコが出会う堕天使の執事・坂本を演じる妃海風は「ミュージカルは何度か経験してますが、円形の劇場だったり、仕掛けがたくさんだったり、初めてのことに自分も興奮するようなアトラクション感覚の舞台。やっぱり、楽曲がももクロさんの曲なので、ミュージカルのようでライブのような感覚。皆さんも汗かいちゃうんじゃないかっていう舞台なので、私も動いて、汗かいて、心動かして、みんなと一緒に楽しみます」と意気込んだ。

カナコたちの運命を見守るお局堕天使・ミーニャを演じるシルビア・グラブは「普段やっているミュージカルとは、全然異なるものをやっている感覚。コンサートとしても、ミュージカルとしても楽しめるし、新ジャンルのミュージカルだと思っています。最近、なかなかない大劇場のいろいろな機構を使った作品です。アーンド、ほとんど女性キャストの舞台は華やかで明るいし、楽しみにしてください」とアピールした。

3年を経たももクロの役者ぶりの成長を問われた本広は「びっくりしたのは、稽古2日目で台本を離したこと。前回はかなり苦労していたんですけど、俺もちゃんとやらなきゃと焦りました」と明かす。さらに「あと、歌がうまくなった!」と付け加えると、百田は「シルビアさんと妃海さんの前でやめてください(笑)」とミュージカル界で実力派として活躍する二人を前に苦笑い、シルビアは「素直に喜べばいい!」とシンプルに言葉を送った。

普段のミュージカル楽曲とは違う、ももクロナンバーに取り組んだ妃海とシルビア。劇中では[サラバ、愛しき悲しみたちよ]などで見事なパフォーマンスを見せてくれる。妃海は「もともとアイドルが好きで、振付を一番最初にいただいた時は『アイドルみたい!』ってうれしかった(笑)」と感激しつつも「結構、激しかったしすごく大変。ミュージカルで歌って踊るよりも、100倍汗かきました!」とステージングのハードさがうかがえる。シルビアも「大変です」とうなずき、「まさかまんまの曲と振付だとは思ってなかったので、振付の初日は『殺す気か!』って思いました(笑)」と振り返った。

そんな二人に「私たちもびっくり。うれしかった」と喜ぶももクロたち。玉井は「私たちは、自分のライブを傍から見るのが夢だったんですけど、今回はお二人がやってくれることで、それが少しかないました」とうれしそう。高城は「本家より上なので、私たちができなくなる」とコメントした。

一方、普段のパフォーマンスに加え、役として演じながらのパフォーマンスにチャレンジした4人。百田は「まったく違う。アレンジも違うし、お芝居に組み込まれることで、心情や曲の表情も違ってくる。自分たちもやりながら『ああ、この曲こういう聞こえ方するんだ』とか新しい発見もたくさん見つけられた」と手応えがあったようだ。

玉井は「普段のライブでは“歌詞の世界観に入っていく感覚”なんですが、今回は“ストーリーに曲を近づける”という感覚。ライブでは笑顔の曲でも、今回は心情やシーンに合わせてどう歌うのか考えました。観ている方に違う曲だと感じてもらえたら」と彼女なりのアプローチを語る。

高城は「芝居やストーリーが付いてくると、また新たな発見があるし、一つ一つの歌詞の意味が身に沁みて分かる。ももクロの楽曲って、普段使わないワードが歌詞に入ってたりするんですけど、そういう難しいワードでさえ『こういう意味なんだ』と分かったり、違う方向から曲が見られるようになりました」と目を輝かせると、佐々木は「一人で歌うシーンがあるだけでも違うし、私がやる役は『幕が上がる』をほうふつとさせるシーンや曲もあるので、当時を思い出したりもします」と感慨深い表情を見せた。

報道陣から「次回作はどんな設定がいい?」と問われ、百田が「海を渡る? 壮大なお話が……(笑)」と謎めいた答えを出すと、玉井は「殺陣! 舞台って殺陣のカッコいいイメージがあって」と声を弾ませた。高城は「ももクロとは到底結びつかないんですけど、ラブストーリー(笑)。私たちそういう系は挑戦したことがないので、知らない世界を知ってみたい(笑)」とはにかみながらも答えた。佐々木は「家族の話がいい。これまでは友情がメインだったので、誰かが演じる役の妹がやりたいです(笑)」と笑顔を見せる。

そんな彼女たちの“妹”分である「3B Junior」奥澤レイナから、本広に「ももクロはちゃんとやってますか?」と質問が飛んだ。本広は「“長女”ですもんね。女優さんの顔になってますよ。前とはえらい違いだね」と評価すると、妃海は「はじめましての時からハッピースマイル、ハッピーオーラ、まっすぐに人と向き合うところは本当に素晴らしい。私もハッピーを充電させてもらっているので、アイドルってハッピーの心が大事だなって思いました(笑)」とにっこり。シルビアも「女優として対応力があって、ちゃんとシチュエーションに反応するので、すごくいい女優だと思ってます。今後も演技を見たいと思うお局堕天使です(笑)」と太鼓判を押した。

さらに、奥澤が「高城さんの制服姿はまだイケますか?」と踏み込むと、本広は「ちょっとそれは、まぁここでは……(笑)」とお茶を濁した返答で会場の笑いを誘う一幕もあった。

公演は10月8日(月・祝)まで。

なお、当サイト特集ページでは、メンバー、本広&鈴木のインタビューを掲載している。公演と併せてこちらもチェックしていただきたい。

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  • 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 1
  • 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 2
  • 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 3
  • 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 4 玉井詩織
  • 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 5 佐々木彩夏
  • 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 6 高城れに
  • 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 7
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  • 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 11 百田夏菜子
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  • 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 14 百田夏菜子
  • 『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』開幕 15 左から、本広克行、シルビア・グラブ、佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、妃海風

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