小野寺修二×小林聡美&貫地谷しほりが日本最古の物語文学に挑む 現代能楽集IX『竹取』が上演中 - 2018年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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小野寺修二構成・演出×小林聡美&貫地谷しほり共演による現代能楽集IX『竹取』が、5日よりシアタートラムにて上演中だ。

世田谷パブリックシアター芸術監督・野村萬斎が、古典の知恵と洗練を現代に還元すべく立ち上げた「現代能楽集」シリーズ。第9弾となる今回は、フィジカルシアターの旗手・小野寺修二を構成・演出に迎え、小林&貫地谷のほか、ダンサーや能楽師、打楽器奏者が集い、日本最古の物語文学と言われる「竹取物語」に挑んでいる。

初日を迎えた小野寺、小林、貫地谷のコメントは以下の通り。

■小野寺修二(構成・演出)
日本最古の物語である「竹取物語」が現代まで語り継がれている理由がわかったような気がしました。『竹取』は、いろいろなジャンルで活躍する人と、いろいろなものたちを詰め込んでつくった作品ですが、無事に初日を迎えられて今は安堵感でいっぱいです。
能楽にはパントマイムと仕組みや考え方が近い部分があると感じていましたが、萬斎さん(企画・監修)の能面を使ったワークショップを通じて自分なりに消化しなければならないタスクが見えたことで、「現代能楽集」としての作品づくりに繋げられたのではないかと思います。出演には役者やダンサーだけでなく、能楽師や打楽器奏者などさまざまなジャンルの方がいらして、普段とは違うことをお願いしているシーンもあるのですが、意志の疎通をしっかりとることができたので、安心して稽古に臨むことができました。
ご一緒するのが2回目の小林聡美さんは、再び作業をできる喜びがあり、役柄を越えた人間力が本当に素敵な方です。貫地谷しほりさんとは今回が初めてですが、稽古中も迷いなくついてきてくださり、打てば響く頼りがいのある女優さんです。キャスト・スタッフにも恵まれて、ベストなものができあがったと感じていますが、まだまだ可能性を秘めている作品です。これから千秋楽へ向けて育てていければと思います。

■小林聡美
本当に無事最後まで上演できてよかったと思います。というのも、セットも含め、ちょっとしたタイミングやきっかけを積み重ねていくので、途中で間違えてしまうと辻褄が合わなくなってしまうところもあり……。「竹取物語」は、大切な人と別れなければならない、その誰にでも絶対的に訪れる出来事に、演じていて悲しい気持ちになるのですが、一方で笑いもあったり、謎の多い物語でありながら、本当にお客さまを引き寄せる魅力がちりばめられていて、小野寺さんと今新しい解釈でつくれるのはおもしろいな、と。
小野寺さんには強い情熱があって粘り強い。だからこそ、演者たちは緊張感を保って最後まで走れる、というより走らなければと思うので(笑)、楽しみながら気を抜かずに、面白い作品を目指して日々心を新たにしていけたらなと思っています。

■貫地谷しほり
今日が一番冷静でいられました。何度も繰り返す小野寺さんの粘り強い稽古の成果だと思います。小野寺さんは泉が湧くように次から次へとアイデアがでてくる本当に素晴らしい方。この稽古が始まる前から、小野寺さんの美学にかっこよさを感じていたので、その世界に参加できたことが私にとって宝物です。稽古中に萬斎さんやダンサーの方のワークショップがあったのですが、本当に贅沢な時間で、体や動きで感情を表現するということが、こんなにも演技そのものやいろいろなものを助けてくれるのだと勉強になりました。素晴らしい出演者の皆さんから、見て、触れて、新しい世界をたくさん吸収したいと思っています。最後まで進化のとまらない『竹取』をぜひご覧ください。

東京公演は、17日(水)まで。その後、滋賀、兵庫、福岡、熊本を巡るツアー公演が行われる。

なお、現在発売中の本誌「シアターガイド」11月号では、小野寺のインタビューを掲載している。公演と併せてこちらもチェックしていただきたい。

この記事の写真

  • 『竹取』開幕 1
  • 『竹取』開幕 2
  • 『竹取』開幕 3
  • 『竹取』開幕 4
  • 『竹取』開幕 5

インフォメーション

現代能楽集IX『竹取』

【スタッフ】脚本=平田俊子 構成・演出=小野寺修二
【キャスト】小林聡美/貫地谷しほり/小田直哉(大駱駝艦)/崎山莉奈/藤田桃子/古川玄一郎(打楽器奏者)/佐野登(能楽師宝生流シテ方)

■東京公演
2018年10月5日(金)〜17日(水)
・会場=シアタートラム

■滋賀公演
2018年10月21日(日)
・会場=滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 中ホール

■兵庫公演
2018年10月23日(火)・24日(水)
・会場=兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

■福岡公演
2018年10月27日(土)・28日(日)
・会場=福岡市立東市民センター なみきホール

■熊本公演
2018年11月2日(金)
・会場=熊本県立劇場 演劇ホール

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