堀江貴文主演ミュージカル『クリスマスキャロル』が再演 高級和牛フルコース料理付の超VIP席も企画 - 2018年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『クリスマスキャロル』会見 1 左から、百花繚乱、湯澤幸一郎、堀江貴文、長谷川かすみ、片岡義朗

▲ 左から、百花繚乱、湯澤幸一郎、堀江貴文、長谷川かすみ、片岡義朗

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『クリスマスキャロル』会見 8 長谷川かすみ(左)と堀江貴文

▲ 長谷川かすみ(左)と堀江貴文

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“ホリエモン”こと事業家・堀江貴文の主演のミュージカル『クリスマスキャロル』が、8年ぶりに再演。高級和牛のフルコースも提供されるチケットなど、ユニークな試みが明かされた。

チャールズ・ディケンズの名作小説「クリスマスキャロル」をアレンジし、守銭奴のIT企業実業家スクルージが、大天使ミカエルの見せる3つのクリスマスを通して、成長していく姿を描いた本作。2010年に動画配信サイト「ニコニコ動画」のライブ配信企画「ニコニコミュージカル」の第1弾として初演されたものだ。

当時、ライブドア事件などで話題を集めていた堀江のミュージカル初主演作として注目された本作。堀江は「皆さんが僕に抱いていた守銭奴のイメージをネタに、僕に当て書きした『クリスマスキャロル』で、ある意味、含蓄のある脚本を書いてくれました。素人でしたが、初めてミュージカルをやってみて、みんなで一つの物語をつくり上げて、千秋楽を迎えるという体験自体がすごく面白かったし、観に来てくれた人も楽しんでくれました。このエクスペリエンスをもっと広めたいと思ったんです」と初演時を語る。

今回の大きなポイントの一つは、食事をしながら舞台を楽しめるというチケット。堀江が携わるレストラン「WAGYUMAFIA(和牛マフィア)」による、日本最高級和牛のフルコースディナーが提供される40,000円のアリーナ席から、天望ビューシート席80,000円(ディナー付、サブステージ上特別席)、さらには、VIP席150,000円(ディナー付、堀江が休憩・終演後に同席)という超高額席も用意されているという、堀江自身も「かなりドキドキなチャレンジングなもの」という企画だ。

堀江は「演劇・ミュージカルは、こんなに楽しくて面白い世界なのに、日本の演劇の世界は、新しく観に来る人があまり多くない。例えば、NYオフ・ブロードウェイでは、舞台の写真も動画もSNSでシェアして広めてOK、上演中にご飯を食べて、バックステージにアクセスできてキャストと交流できるという潮流もある。そういう部分では、日本のショービジネスはまだ遅れてるところがあって、ならば僕がプロデューサーをやって、新しい形の舞台をやってみたい」と意欲を見せた。

初演も手掛けた、プロデューサー・片岡義男は「ドワンゴの川上(量生)さんから、ミュージカルをつくってほしいとお話を受けて、(西村)博之さんと3人で何をやるか考えました。インパクトのあるもの、ありえないものをつくるには、既存の俳優さんではそうならない。ならば、堀江貴文さんならと、堀江さんにとお話したら『ああ出るよ』とすごく簡単な会話で決まりました」とその発端を回想する。

演目は「堀江貴文ならお金がテーマがいい」という西村の発案、そして、「あらゆる作品は、永遠の普遍的なテーマと、時代の旬な切り口の2つがないとヒットしない」という片岡の持論から、『クリスマスキャロル』のアイデアが浮かんだのだそう。「“人生とお金”という原作の持つ普遍的テーマを、お金について時代にフィットした、旬な堀江さんが体現してつくったら面白くなると考えました」と述べた。

そんな舞台のクリエイションを委ねられたのは湯澤幸一郎。片岡はその仕上がりに「湯澤さんのキャッチコピー“魔才”は、僕のつくった言葉。彼には悪魔的才能があって、『クリスマスキャロル』を現代風にアレンジして、とっても面白い舞台ができました、キャリアで200作品くらいつくってますが、ベスト10に入る作品です」と胸を張った。

初演に続き、脚本・演出・作詞・音楽を担当する湯澤は「初演は、発表の時点で『ふざけてる』とか『舞台をナメてる』とか言われてどうなるのかと思いましたが(笑)、自画自賛できる作品になりました。再演ができるのは、初演の評判のおかげですが、8年でキャストがほぼ変わるので、初演を超えるものができれば」と意気込む。

「堀江さんは、一時、すごく痩せてたので、ちょっと心配してたんですが、今回、役に向けて鈴木亮平的な役づくりをしてくれたので、すごくありがたいです(笑)」と笑ったが、“役者・堀江貴文”には「プロではないけど、演技自体への取り組みは真面目で、そこはほかのキャストにもお手本になる。それに、謙遜という美徳がないので、褒めるとすぐその気なって扱いやすい(笑)。実際、褒めるとどんどん良くなるので、伸びしろがたくさんある役者さんです」と冗談を交えながらも信頼を寄せた。

スクルージの青年時代の恋人ケイト役を担うのは、映画「8年越しの花嫁」や舞台『七つの大罪』などで活躍する若手・長谷川かすみ。「こういう挑戦に携われるのは、大変うれしいです。プレッシャー良い意味で力に変えて、初演を超えるものをしっかりつくれたら」と気合を入れる。初演で同役を演じた安田美沙子も歌ゲストとして参加することもあり、その“新旧対決”には「初演があっての再演。(安田が)魅力的に演じていらしたので、それを大切にしつつ、長谷川かすみの色を入れつつケイトを演じることができたら」と気を引き締めた。

ちなみに、初演では、堀江の関係者から豪華な差し入れの数々があったそうで、湯澤からは「稽古中に桶の寿司が来たこともあったし、本番の時はスッポン鍋も。ある日、楽屋の廊下に板前さんが居てギョッとしていたら、スッポンをさばいてたんです」というエピソードが。今回の公演にも、長谷川は「カニが食べたいです(笑)」とリクエストすると、「ルートあります。カニの通販やってる人がいるから」と答える堀江。片岡は「おいしいお寿司」、湯澤は「私はフーターズに連れて行ってほしい」と、今後の差し入れリクエストが次々と飛び出す一幕もあった。

このほか、キャストには青年スクルージを演じる小西成弥や、横山智佐、川隅美慎、百花繚乱など多彩な面々が顔をそろえるが、SHOWROOMと提携してのオーディションも実施。オーディションランキングの上位5名が最終審査に進出し、その中から2名が選ばれる。

「どんな人に来てほしい?」と話題が及ぶと、堀江は「あまり見たことのないタイプの人。成長して、今後有名になってくれるような、ポテンシャルのある人が来てくれたら」と話す。「結構、僕の企画に来てくれた方は、売れる人が多くて、初演で孫娘を演じた三森すずこさんは、今や売れっ子の超人気声優。そういうめぐり合わせが僕には多くて、YouTubeチャンネルとか、ご一緒した方とかでも出世される方が多い。やっぱり新しいことにチャレンジして面白がる人は、世の中の先を行く人なので売れる可能性が高い」と期待を寄せた。

湯澤は「初演当時は、堀江さんが保釈中の時で、評判が良かったので、今回もゲンを担いで、保釈中の方がいいかな(一同笑)。鴨池さんの奥さんとか(笑)」と笑いを誘った。

8年という時間を経て、あらためて作品に向き合う堀江。初演時での作品への印象は「最後はミュージカルっぽく派手に終わるんじゃなくて、わりと地味なシーンで、初演では『こんなのでみんな感動するんですか?』って何回も湯澤さんに言ってたんです。客観的に見れなかったんですね」と明かす。

初演脚本がAmazonのKindleで公開されたことを機に、堀江のオンラインサロンのメンバーで、本作が上演されたことに触れ、「メンバーは、演出家にダンス経験があるくらいで、全員のほとんどが素人。費用はクラウドファンディングで集めて、5カ月必死に稽古して、2公演100人くらいの動員でやりきったんです。そこで、初めて自分がやった役を、ほかの人がやるのを見ました」と述べた。「僕がやった舞台とまったく同じ脚本で、ほかの人がやっているのを客観的に見て、ああ僕は良い役をやってたんだなと思ったんです。前回は、実はラストシーンにあまり自信がなくて、評判を聞いても半信半疑だったんですけど、今回は自信を持ってできます」とこの発見が役づくりに生かされそうだ。

また、身体面には「実はめちゃくちゃ充実してます。ライザップをやったり、トライアスロンのアイアンマンレースを完走したり、アドベンチャーレースやったりしてるし」と自信を見せる。「それに、友達とバンドカラオケのお店を六本木にオープンしたことがあって。バンド生演奏で歌えるお店なんですが、声量ないと歌にならなくって、そこに通っていたら、声量は出るようになってました。ネット配信ドラマでもちょっと演技やってみたり、基礎的な何かは、前回よりかは少しあるかと」と笑顔を見せた。

今年は、「R1ぐらんぷり」にも出場した堀江に「演者志向がある?」という質問が飛んだが、これには否定。「世の中の人たちの“生き方のアップデート”みたいなことを考えていて、それに何が必要なのか? どうすれば良い人生を歩めるのか? それには行動することが大事。日々ルーチンワークばかりではボケていく。ちょっとしたチャレンジでいいから、昨日とは違うことをやってみようと、オンラインサロンでも言ってるんです」と説明する。

本作は、そんなチャレンジを自ら体現する試み一つなのだという。「僕はチャレンジをやっている方だと思うけど、もっと分かりやすくやらないと、伝わらないだろうと、昨年あたりから最低でも3つくらいは『え?』と思われるようなことをやってみようと決断しました。今年からは、より具現化してアグレッシブにやってやろうと。演者というのはたまたま。演者として前に出た方が早いんですね。僕自身の生き方のアップデートをみんなに見せるというチャレンジです」と熱弁。「R1ぐらんぷりとか、『フエルサブルータ』にもチャレンジしたり、今回もその一環。それも初演と同じようにやるんなら簡単だけど、それじゃ面白くない。せっかくやるんなら、日本の演劇をアップデートしようというのが、今年の3つ目の大きなチャレンジです」と力を込めた。

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  • 『クリスマスキャロル』会見 1 左から、百花繚乱、湯澤幸一郎、堀江貴文、長谷川かすみ、片岡義朗
  • 『クリスマスキャロル』会見 2 堀江貴文
  • 『クリスマスキャロル』会見 3 長谷川かすみ
  • 『クリスマスキャロル』会見 4 湯澤幸一郎
  • 『クリスマスキャロル』会見 5 片岡義朗
  • 『クリスマスキャロル』会見 6 百花繚乱
  • 『クリスマスキャロル』会見 7
  • 『クリスマスキャロル』会見 8 長谷川かすみ(左)と堀江貴文
  • 『クリスマスキャロル』ビジュアル

インフォメーション

ミュージカル『クリスマスキャロル』

【スタッフ】原作=チャールズ・ディケンズ 脚本・演出・音楽=湯澤幸一郎
【キャスト】堀江貴文/長谷川かすみ/小西成弥/湯澤幸一郎/横山智佐/川隅美慎/百花繚乱/みく(アンティック−珈琲店−)/AKIRA/千吊(ペンタゴン)/愛川こずえ/別紙慶一/山下聖良/中根愛理役/片岡沙耶/Iris(アイリス)/中村裕香里
・歌ゲスト=メイリア(12月12日 19:00)/ミッツ・マングローブ(12月13日 19:00)/安田美沙子(12月15日 13:00)/エハラマサヒロ(12月15日 18:00)
・芝居ゲスト=西野亮廣(キングコング、12月13日 19:00)

2018年12月12日(水)〜16日(日)
・会場=東京キネマ倶楽部
・チケット発売中
・料金=VIP席150,000円(ディナー付、堀江貴文が休憩中・終演後に同席)/天望ビューシート席80,000円(ディナー付、サブステージ上特別席)/アリーナ席40,000円(ディナー付き)/2階バルコニー指定席9,000円/2階BOX自由席7,000円/スタンディング席5,000円

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